【3分要約・読書メモ】あやうく一生懸命生きるところだった<第4章>
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今回は「あやうく一生懸命生きるところだった」についての記事となります。名言が多かったので、こちらは「第4章あやうく一生懸命生きるところだった」の紹介です。
こんな人におすすめ
・心が疲れた人
・一生懸命生きているのに幸せを感じれない人
・他人と比べることに疲れた人
・最近やる気が出ず、自己嫌悪に陥っている人
著者
ハ・ワン
イラストレーター、作家。40歳を目前にして何のプランもないまま会社を辞める。フリーのイラストレーターとなったが、仕事のオファーはなく、さらには絵を描くこと自体それほど好きでもないという決定的な事実に気づく。以降、ごろごろしてはビールを飲むことだけが日課になった。特技は、言い訳つけて仕事を断ること、貯金の食い潰し、昼ビール堪能、などがある。
第4章あやうく一生懸命生きるところだった
・少しぐらい遅れたって気にするな
人はそれぞれ、その人なりの速度を持っている。自分の速度を捨てて他人に合わせようとするから、辛くなるのだ。
自分だけのペーストコースを探すことのほうがもっと大切だ。
・理想通りじゃない「現状」を愛する
思い通りにいかないことのほうが正常だ。
でも、夢見た通りじゃない今の人生は、はたして失敗なのだろうか?自分の人生だって、なかなか悪くはないと認めてからは、不思議と些細なことにも幸せを感じれるようになった。こんなことにまで幸せを感じれるのかってほどに。
・普通でつまらない毎日を幸せに過ごす
そう、人生の大半はつまらない。だから、もしかすると満足できる生き方とは、人生の大部分を占めるこんな普通のつまらない瞬間を幸せに過ごすことにあるのではないか?
・何かを失うと、何かを得られる
何かを失ったときは失ったことに気を取られて、何かを得ていることに気づかない。反対に、何かを得ようとするときは、それに集中するあまり失っていることに気づかない。
”今何か失ったから、やがて別の何かを得られるはず”と考えられたない、少しでも悲しみをいやせるのではないだろうか。
・大切なのは、「結果」ではなく「物語(プロセス)」
物語をみずに結果だけで人を評価するような習慣は、いつしかブーメランのように戻ってきて自分の人生を評価する。自分の人生は失敗だと判断し、成就しなかった恋は時間の無駄と決めつけ、他人との単純な比較で自分の人生が惨めに思える。
しかし、それがすべてではない。誰にでも、目に見える以上の多くの物語がある。
どの人の人生も、ゴシップ記事の見出しではない。とても長い物語、つまり小説なのだ。
・人生、意外と悪くないかも
期待が大きすぎると必ずがっかりする。
もし人生も、期待せずに生きられたら、毎日がラッキーの連続、すべてがサプライズプレゼントみたいに感じられるかもしれない。
期待すればするほど、人生が「これっぽっちの人生」としか思えなくなる。自分の願いとかけ離れた「ひきずられていく人生」としか思えなくなってしまう。
・同じ人生なら「一生懸命」より「楽しく」
「一生懸命」という言葉には、嫌いなことを我慢してやり遂げるという意味が含まれている。つまり、楽しくないのだ。だから、一生懸命生きるのはつらい。それは我慢の人生だから。同じ人生、どうせなら”一生懸命”より”楽しく”のほうがいい。
一生懸命頑張る人生は終わりだ。耐え忍ぶ人生は十分に生きた。
結果のために耐えるだけの生き方じゃダメだ。過程そのものを楽しむのだ。
感想
第4章では、「結果」だけに執着するのではなく、「物語(プロセス)」の大切さに関して書かれている。歩んでいる過程を楽しむことを忘れていたかもしれない。
出世したい。起業したい。お金持ちになりたい。いい会社に就職したい。結婚したい。様々なゴールがある。そのゴールを達成しなかったらダメな人生だったのか?なにも価値がないのか?それは違う。その過程が意味がある。
どうせゴールに向かって歩むのであれば、その途中の風景を楽しもう。高速道路だけじゃなく、一般道を通ってもいい、途中で温泉によってゆっくり癒されるのもいいかもしれない。ゴールまでの過程を楽しむ。そうすれは、たとえゴールにたどり着けなくても決して価値がないとは思わない。
一生懸命頑張ことに疲れた人、人生が詰まらないと感じている人に読んでほしい章です。
他の章のレビューもあるので、興味のある方はご覧ください。
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