Second memory(Sarosu)12
「なーに、そんなとこでぼーっとしてるの?」
「ピスティか……もう気は済んだのか?」
突然ピスティが行きたいと駄々をこねたので、俺は付き添いで近くの海に訪れていた。
無理矢理に連れ出された俺は、特にやることもないので静かに寄せては返す波打ち際を眺めていた。
そう言えば、昔もこうやって海を見た日があった気がするな、、と、ガラにもなく昔のことを思い出していた。
「なぁに一人で黄昏てるのよ。こ~んな美女が水着姿で目の前にいるのよ? 今にもその肢体にむしゃぶりつきたくな