【エシカル基礎知識】「パーム油」はなぜ問題視されているのか?
突然ですが、「パーム油」をご存知ですか?
実は、食用の植物油として、日本では2番目に多く使われています。
(2013年時点、参考:あぶない油の話〜パーム油のことを知るサイト〜)
よく目にするお菓子やインスタント麺、化粧品やヘアケア製品など、幅広く使用されているにもかかわらず、意外と知られていないようです。
正直私も、SDGsについて勉強するまではまったく知らないものでした。
この「パーム油」は、マレーシアやカンボジアを中心に輸入されていますが、環境への影響が大きいものとして、現在問題視されています。
アブラヤシから採取できる油。化粧品やヘアケア製品、インスタント麺、マーガリンなど使用用途が多岐にわたる。パーム油を得るためにインドネシアやマレーシア、タイなどではアブラヤシ農園が拡大し熱帯雨林が減少傾向にある。これによりオランウータンが絶滅の危機に追い込まれ、また、地球温暖化の一因でもあるため、問題視されている。
※引用:雑誌「WWD April 26 & May 3,2021 vol.2184」p.6より
雑誌からの引用ですが、「パーム油」を作るために必要なアブラヤシ農園をつくるために、熱帯雨林を切り開いているそうです。
これによって地球温暖化の原因になったり、熱帯雨林に生息する動物たちの住みかが奪われているとのこと。
「安く、安定的に手に入り、使い勝手が良いから」
という理由でパーム油が使われているものの、裏ではとんでもないことが起こっていると知ったときは、正直胸が痛みました。
いきなり食生活を変えることは難しいかもしれませんが、「安い」や「お手軽」の裏側にどんなことがあるかを知り、環境にも健康にも優しいものに少しずつシフトしていくことが大切だと思います。
「1人が少しだけエシカル消費をする」
このことを意識するだけでも、より大勢の人が行動すれば大きな変化につながるので、できるところから一緒に生活を変えてみましょう^^
※参考:
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