セールスマンの死
4月16日に高校の同級生とセールスマンの死を観てきました。
PARCO劇場は「大地」以来2回目の観劇。山本耕史さんが出演されない舞台をみるのは多分初めてです。
段田安則さんが主演で、福士誠治さん・林遣都さんが出ているとくれば、観ないわけにはいかないでしょう!と勇んで申し込んだら見事2枚当選、しかも名古屋出張ともニアミスでなんとか無事に観劇できたのでした、と。
1950年代のアメリカでよくある話だったのだと思うと、国としての先進性と資本主義社会の歪みが如実に表れているのに、ある種の悍ましさを感じています。
2022年にも通ずるものがある、という役者さんのコメントを当然のように受け止めてしまった自分も、大人になったなぁなんて思ったりもしています。
人によって家族の形は様々で、その形に対する感情も様々でしょうが、私はビフよりもハッピーに共感しました。ハッピーを演じた林遣都さんがすさまじかったです、特に台詞がない時の目が。ゾクッとしましたし、それを見逃さなかったことに感謝します。
ラストシーンのビフは圧巻でした。過去を清算してすがっても、結局自分の気持ちは届かない。届かないどころか、引き金にすらなってしまった。ビフの今後を想像するのはしんどいくらいです。
福士誠治さんを初めてみたのは純情キラリですが、こんな凄すぎる役者さんになってしまうなんて!と感動。
大河ドラマで今回はラスト近くまで生き残るということですので、今年は耕史さんの大きい舞台はないかもしれないのですが、だからこそ観に行こうと思った部分もあったので不幸中の幸いでした。
やっぱり舞台は良いですね。時間みつけてまた観に行こうと思います。
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