#064|ありがたい壺

どうも、コッチーです。
友人宅の庭で収穫した柚子でやる柚子湯、いいですよ。それでは、本日も和やかに綴ります。


「Getting Over It」といえば、世界中の配信プレイヤー達を激怒させてきた、いわゆるイライラゲーム界の総本山ともいえる存在。

壺から上半身だけを出したハンマーを持っているおっさんを操り、足元が非常に悪い山を登り、頂上を目指すという頭のおかしいゲームだ。

例のおっさん

最近、目標タイムの6分を切ったので自慢させてほしい。

最速記録|00:05:43.29
初回記録|16:20:48.42
周回数|200サミット[2024/09/27 現在]

言っておくが、僕はこのゲームが得意なのではなくて、落っこちて這い上がった回数が他人とケタ違いなだけ。紛れもなくこれは努力だ。

思い返すと何の役にも立たない無駄な努力をしてきた気がするが、後悔の念に駆られて自我が保てなくなると困るので思い返さないようにしている。

友人らと一斉に始めた当時、僕だけが大きく遅れをとっていて、ものすごく悔しい思いをしていたのを覚えている。

何が何でも1着でゴールしてやると野心を剥き出しにしていた。遅くまで起きるのは苦手だが、1着になるために寝る間も惜しんでやり続けた。

同時に、せっかくの機会だからとテーマを設けた。それは「絶対にイライラしないこと」というもの。一位を狙いつつ冷静さを保つという、非常に過酷な挑戦だった。

基本的に僕は超短気なのでイライラしやすいが、このゲームをやりながら「イライラ」を司れたら、イライラを自在にコントロールできるようになるのではと考えたわけだ。

いくら惜しいところで落っこちても絶対に声を出さないし、表情にも出さない。何事もなかったかのようにまた登り始める。それを繰り返した。

結果、このゲームにだけは強くなった。残念ながらこのゲームにイライラしなくなっただけだった。

そして、死に物狂いでもがき続け、漸く最初の1周を終えた頃、友人らは既に飽きて辞めていた。

そう、友人らは既に飽きて辞めていた。

そんな腑に落ちない結末があっていいのかとは思ったが、飽きてしまったのなら仕方ない。総勢1人の中、栄光の1位を見事勝ち獲った。

だがこのゲームから得られたものは大きい。絶対にイライラしないと決め込めば、案外イライラはコントロールできる場合もあるということを知った。

それより何より、イライラするゲームなんてとっとと辞めてアンインストールすりゃいいということ。

イライラは我慢するのではなく、そもそも原因から離れるのが大事だ。我慢が必要なのは、やむを得ない場合。

こんな単純な事だが、このゲームに気付かされた。ぜひ皆さんもやってみてほしい。


以上、コッチーでした。

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