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輝ける私になりたい!久しぶりの吹奏楽コンサートからのギフト

昨日は久しぶりに吹奏楽のコンサートに行ってきました。

鉄道友達のOさんが自分の所属する楽団のコンサートがあれば呼んでくれてたんですが、コロナの影響で出来なかったので、私も生で音楽を聴くしばらく機会がありませんでした。

そういう方はきっと多いと思います。
開催できなかった方々、楽しみにしていたのに中止や延期になって残念な思いをした方。
これからだんだんと有観客でいろんなイベントが開催されると思います。
是非是非楽しみにして、いろんなところに足を運んでいただければと、音楽ファンとして思う次第です。

下のサイトをスクショしてお借りしました。


実は昨日は朝から寒くて体調も悪くて、なかなか起き上がれずにいました。
もうコンサートも行けないなあ、と諦めかけていましたが、鉄道友達のOさんのトランペットも聞きたかった、でもそれより滅多に聞くことのできない曲の演奏と、その作曲家の先生がおこしになられているので、絶対に行かないといけない!と奮起しました。

その曲は香川県高松市出身「田中久美子先生」作曲、「讃岐ラプソディー」と言います。
なんだ、ご当地ものか、と思われそうですが、有名になってきた経緯がちょっと変わっています。

このご当地もの?と思われるこの曲はフランスで火がついて、日本で有名になった曲です。

実は私がたまたまこの曲を母校のコンサートで気に入って、Oさんに紹介したらとても気に入ってくれて、悩みになやんで楽譜3万円を自腹で取り寄せて、定期演奏会の曲に入れようと決めたそうです。

見つけてきました讃岐ラプソディーの動画を視聴していただけると、お好きな方ならわかると思いますが、日本独特の民謡調の部分もあり、それがエキゾチックと評価をいただいたそうです。
でも欧州っぽくなく日本らしさを入れてほしいという要望に、田中先生はなかなか曲を作ることができなかったそうです。

あまりにもせかされて、演奏会のチラシに曲のタイトルだけを連絡したけれど、まだ曲は全然出来上がってなかったそうです。
そんな産みの苦しみを微塵にも見せない、うっとりするような海や島が目に浮かぶメロディ。
心が落ち着いて、ささくれだっていたものも元のところに整うような、我が故郷の景色や自然の奥から聞こえてくるかすかな音のメロディが、田中先生の指揮の下演奏されました。
体調が悪くても来て良かったと本当に思いました。

田中先生は学生時代にたまたまフランス式の先生についたため、卒業後もフランスとご縁があり、フランスで認められるようになったそうです。

吹奏楽コンクールの課題曲に選ばれたので多くのフランス人に聴いてもらえて有名になられていますが、日本でもどんどん聴けるような状況になればいいのになあと思います。


私は年中体調が悪くて、あまり外にも出ないことが普通になってました。
でも鉄道友達のOさんがトランペットが上手いことは良く知ってましたが、昨日はステージに上がっただけでいつもよりもとても輝いていたのに感動しました。

Oさんはいつもとは違います。努力もしただろうし、演奏会ができる喜びに溢れていました。
その姿を見て涙が出てきて、毎日そーっと静かに生きている自分が嫌になりました。
たとえ病気でももっと外にも出て、明るく輝くように生きたいと思いました。

最近いろいろありましたから、こうやってひっそりと家族を見守るだけが私の残りの人生だと思うようにしてました。
でも、何をやって行くかはわかりませんが、輝く姿を今まで心配してくれた人に見ていただけるようにがんばりたいですね。

主人が亡くなってから透明なカプセルに入れられたようで、みなさんと同じ空間にいても同じ気持ちになれない日々がもう7年も続いていました。

それは娘も息子も同じようです。
喜びも悲しみもなぜか心が動かない。
主人が亡くなって凍りついた私の心が動いたのは大切なペットが亡くなった時だけでした。

田中先生指揮の「讃岐ラプソディー」で私のまわりを囲む透明カプセルが少し薄くなってきたような気がします。
主人は楽器なんか何もできませんでした。
学校も大嫌いだったようで、楽しかったなど聞いたこともありませんでした。

でも、娘が大きくなるにつれて、吹奏楽を近くで聞いてみたいなあとよく言っていて、一度だけ近大のサマコンに行ったことがありました。
そんなことも思い出されてきて、この日のコンサートは本当に感謝してもしきれません。

今から何ができるかわかりませんが、私が友達を見て輝いている!と感じた姿を目指して一歩を踏み出していこうと強く思えたのも感謝です。

そして、私のこの記事で田中先生や讃岐ラプソディーを知ってファンになってくださる方がいらっしゃったらとてもうれしいです。

お時間があれば、動画は少し長いですがご視聴いただいてリラックスしていただけると幸いです。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日もみなさんにとって輝ける日でありますように。

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