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お店の世界観を守るためには「お客さま=メディア」の視点が必要みたいです

今、飲食店が存続していくのに重要なのは「ブランディング≒世界観を構築すること」だと言われています。

世の中にこれだけ美味しいものが溢れている時代にあって、もはや味で差別化することが難しいからです。

それにブランド力があるとそれだけで有利な価格設定をすることができます。

ディズニーランドは開業時の83年と比べると、入園チケットが約2倍に値上がりしているわけですが、それができるのは値上げしてでも行きたいと思わせるブランド力≒世界観があるからです。

ではその世界観って、たとえば小さなお店だとどうやって構築していけばいいのでしょうか。



世界観を作るには「一貫性」が必要

先日こんな記事を読みました。

そこでは、まさに「一貫性」がキーワードになると思いました。ブランドは、類似の何かとは違うと識別するための“記号”と頭の中に想起される”価値”で構成されますが、ブランド体験と共に積み重なって、受け手の頭の中につくられていきます。


何か事業を始めるときって、まず最初にコンセプトや信念、理念みたいなものを決めるのが一般的です。

これを軸に、事業に関わる全てに対して一貫性を保っていくことが、世界観作りに繋がるということなのでしょう。

となるとコンセプト作りがいかに大事なことかがわかります。

いかにして人と被らない独自性のあるコンセプトを作れるかが、オリジナリティ溢れる世界観を構築するのに寄与するはずです。

こちら最近読んだ本なんですが「人と被らない独自性のあるコンセプトを作れる」という意味ではすごく参考になりました。

必要なのはペンと付箋だけというのもいい...。



顧客はメディアである

ただ問題は、コンセプトに沿ってブランディングをしているつもりでも、お客さまにきちんと理解してもらえない場合があることです。

自分たちが作りたい世界観を少しでも顧客に理解してもらうためにはどんな工夫ができるのでしょうか。

私はこの部分に注目しました。

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