"バリューがあるから挑戦できる" グローカルビジネス事業部 堀内 愛佑美さん|バリューアワード受賞者インタビュー
KOBIRAは、「第4創業期」の中で新たにミッション、ビジョン、バリュー(MVV)を定めました。
その中のバリューとは、KOBIRAという自由なチームの力を最大限に発揮し、異なる価値観を持つ個人が協働していくうえでの「行動規範」として、また、日々の業務の中で迷ったときや立ち止まったときに、自分たちが向かっていく方向性を指し示す「羅針盤」として、定められたものです。
▼”KOBIRAは正々堂々、100年誇れる冒険をする”を大項目として掲げ、中項目が4個、小項目が計16個あるKOBIRAのバリュー▼
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半年に一度行われているVision Meeting(全社集会)では、KOBIRAのバリューを大切にする文化を醸成するため、半年間の中で特にバリューを体現していたメンバーを表彰し、皆で称賛する機会をつくることを目的として、「バリューアワード」が行われています。
役員チームを選定委員、社長を選定委員長として、事業部内で共有されたバリューエピソードや、普段の仕事に取り組む姿を元に、推薦で対象者がノミネートされ、その中から、当日バリューアワードの受賞者が発表されます。ステージ上では、各マネジャーから受賞者へのメッセージも送られ、称賛の拍手に包まれるVision Meeting内での一大イベントです!
今回は2023年11月のVision Meeting内でバリューアワードを受賞した、グローカルビジネス事業部の堀内 愛佑美(ほりうち あゆみ)さんにお話を伺いました!
──(人事組織部 門田)まずは、バリューアワードの受賞おめでとうございます!受賞者として、堀内さんの名前が呼ばれたときは、どう感じられましたか?
私が普段おこなっている業務は、輸出入の書類周りを作ったり、管理したりというふうに自分自身が表立って数字を出すというものではないので、バリューアワードのような場所で表彰してもらえるのは少し驚きました。
ただ、チームのメンバーが熱心に取り組んでいることをサポートしたい、一緒に成功したいという想いは強いので、上司の渡辺さんがしっかり見て評価してくれているというのが分かって嬉しかったです。
Summer Fancy Food Show
──マネジャーの渡辺さんから送られた受賞メッセージの中では、昨年(2023年)の6月にニューヨークで行われたSummer Fancy Food Showという展示会のことが触れられていましたね。どんなものだったのでしょうか?
ジェトロ(日本貿易振興機構)主導の日本パビリオンが出されるということで、私たちが取り扱っているお芋やパートナー会社さんの商品を北米に紹介する良いチャンスだと思い出展することになりました。
その中で、私は主に営業資料の作成や事前の準備等をおこないました。
ちょうど去年のはじめに、国内の展示会に手伝いに行って、その場で海外から出展していた他のブースを見て回っていたのですが、その時に海外の人たちの売り方や、こういう方法であれば関心を持ってもらえそうということを学ぶことができました。その経験を元に、売り方の仕組みづくりを提案したり、他のメンバーと一緒に考えたりして作っていけたかなと思っています。
▼マネジャーの渡辺さんから堀内さんへのメッセージ一部抜粋▼
──展示会に向けて、Instagramを運用されていたんですよね?載せられていたリール動画を見させていただいたのですが、お洒落で分かりやすく、工夫されているものばかりですよね。社内でも堀内さんが「リール職人」と噂されているのを耳にしていました!
元々、展示会の前から私たちが扱っているお芋のことを知ってもらうために、ウェブサイトを作成して、「もっとアクセスしてもらいやすい場を」ということでinstagramを運用していたんです。
今回、展示会に出るのをきっかけに、展示会自体の紹介もしていきたいねということで、新たに事業部のアカウントも立ち上げて、リール動画も駆使しながら商品案内等を発信していました。
リール動画作成の際は、展示会の公式アカウントや、他の出店する企業さんのアカウントを参考にすることが多かったですね。
──そんな中で、一番難しさを感じたことは何でしたか?
私自身は展示会期間中、現地には行かずに日本にいたので、その場の盛り上がりをどう発信できるかというところは悩みました。やっぱり、現地にいるのといないのとでは感じている熱量も違ってくるので…。
そこは、現地にいるメンバーに使いたい写真のイメージを伝えて、送ってもらったり、既にある素材を組み合わせたりするなどして工夫していましたね。
サポート力=「ホリケア」
──渡辺さんから堀内さんに宛てたメッセージの中で、準備期間も含めた堀内さんのサポート力を「ホリケア」というワードで表していたのが印象的でしたね。
実は、「ホリケア」という呼び方をされているのは、あの場で初めて知ったんです!現地に行っていたメンバー間で使われていた通称だと思います。
Vision Meeting後、別の事業部の人からも「ホリケア」という言葉をかけられたりして、言葉が浸透しているのを感じましたね。笑
──そうだったんですね!笑
展示会以外でも日々の業務で、他のメンバーをサポートするような業務が多いと思うのですが、心がけていることはありますか?
”先回りする”ように心がけていることが多いですね。
いつも「何かできることはありますか」と声をかけるようにしています。業務を抱えていると、結構助けを求めづらいこともあると思うので、できることがあればと積極的に声をかけるようにしています。
元々、グランドスタッフをしていて、接客業で働いていたこともあったので、そういうのは身についているんじゃないかなと思っています。
──その先回り力が「ホリケア」に繋がっているんですね。
では、次に堀内さんが普段されている業務について詳しくお伺いしたいです!
輸出入に関する書類作成や、輸入された貨物が納品されるまでの一連の流れを管理することが主な業務です。
コンテナを積んだ船の到着スケジュールは、天候や混雑状況等でズレることもあるんです。そういうところを見ながら、コンテナを倉庫まで持って行ったり、通関を切ったりする関連業者とのやり取りを行っています。
業務の中で1番好きな仕事は、カニカマの在庫管理と発注予測ですかね。以前、工場で使う部品を輸入する会社で働いていたことがあるのですが、そこでは工場で一日に使用する部品の数を予測をし、それに基づいて輸入する数量を決めていました。また、実際に輸入した部品の中から不良品の数を把握して、追加で必要な部品の数を考えるということも行っていました。そういう経験もあり、予測しながら何かするのが好きなんだなと最近特に感じています。
「ウチらしか勝たん!」グローカルビジネス事業部のチーム力
──好きな業務をハッキリ言えることって素敵ですね!他にも特にやりがいを感じる仕事はありますか?
やりがいを感じるのは、やっぱり展示会です。
実は、中学生の時から7年間程、国際交流イベントを企画するボランティアをやっていたんです。日本文化を紹介する場所の企画と運営だったのですが、「何をしたら人の心に響くのか」ということを考えて、形にするのがとても好きだったんです。展示会の出展も同様ですね。
あとは、チームでやっているからこそ熱くなれるなということをとても感じます。同僚の香川さんとは、「ウチらしか勝たん!」みたいなギャルマインドで話すことが多いんです。笑
──最近、社内でも話題になっていた”組織効力感”ですね!
そうです!それありきで私たちのチームはずっとやれている感じがありますね。
最近、チームでやっていく上ではやはり信頼関係が重要だなと思うことが多いです。
私たちグローカルビジネス事業部は、メンバーが全部で3名の小さな組織で、香川さんとは年齢も近いですし、”食べることが何より好き”といった共通点もあるので、信頼関係や、「ウチらしか勝たん」精神が芽生えやすいんだろうなと思っています。
マネジャーの渡辺さんも「こういうのやってみたいです!」とプレゼンを通した希望を伝えると、「やってみようか」といろいろなことに挑戦させてくれます。一緒に楽しむけれども、それと同時に暖かく見守ってくれている感じがあるなと思います。
──グローカルビジネス事業部は、チーム一丸となってやられているのが外から見ても伝わってきます。本当に良いチームですね。
”頭を殴られたような衝撃”KOBIRAに入るまでのヒストリー
──少し話が変わるのですが、お話を聞いていると、KOBIRAに入る前のご経験も豊富ですよね。KOBIRAに入社したきっかけを教えてもらえますか?
どこから話せばいいかな…。
さかのぼると、私が小学生くらいの時に鹿児島市にアミュプラザができたんです。その中には当時、KALDIとあともう一店舗、輸入食料品店が入っていて足を運んでみました。鹿児島って田舎だから、そういうところは未知の世界で。それで、初めてそのお店に入ったとき”頭を殴られたような衝撃”を受けました。「あ、世界にはこんなおもしろいものがあるんだ」って。それから、輸入食材や海外に興味を持つようになりました。
それから何年も経って、大学生の就職活動の時には、貿易系の仕事につきたいなと思っていました。でもまずは語学の勉強も兼ねて、色々な国の人と話しながら働ける職場で働こうと、ファーストキャリアとして空港のグランドスタッフを選びました。
その後、セカンドキャリアとして貿易関係の仕事を大阪で見つけて何年か働いていました。大阪の生活も楽しかったのですが、正社員での雇用ではなかったので、正社員求人を探そうと次の仕事を探し始めたんです。関西や福岡付近で探している中、ふと「まさか地元の鹿児島にはないだろうな」と念のため調べてみたんですよ。
そしたらヒットしたのがKOBIRAでした。まさに「灯台下暗し!超地元じゃん!」という感じで。それで応募してみたら、とんとん拍子で面接~採用まで進んで大阪から鹿児島に帰ってきました。それが2019年のことでしたね。
「やりたいこと」が主張できるようになった
──では次に、次にKOBIRAのバリューについて伺います。バリューは2022年に新たに作成されたものですが、ご自身の仕事にどういう影響を与えていますか?特に意識されているバリューはありますか?
以前は、私は表立って何かをする役回りではないと思っていました。なので「これをしたい!」と思っても、「でも私がすることではないしな…」とあまり実行したり、意見を主張したりすることもなかったんです。ただ、バリューの中に”冒険者らしい挑戦と成長を”というものがあって、それもあり、自分から「やりたいこと」を言えるようになりました。展示会のInstagramの運用もそのうちの一つですね。
また、一番重要だなと思っているバリューは、”チームで価値に辿り着く”です。チームにまとまりがあるほど、色々なことに取り組みやすいし、新しいことにも挑戦しやすい環境になるなと思っています。チームとしてやっているので、小項目にあるような”担当の境界を乗り越え、フォローし合う”ということはいつも大事にしています。
──良いチームだからこそ、挑戦できる環境があるということですね!
モチベーションに繋がる場づくり
──最後に一つ聞いてみたかったのですが、堀内さんは「ランチタイムのUNO大会」や、「屋上でのラーメン会」等、業務外でコミュニケーションの場となるような企画をされていることが多いですよね。それっていつも、どういう想いからされているんですか?
”楽しいことをしたい”からです!笑
リフレッシュにもなりますし、仕事のモチベーションに繋がるかなって。「今日あれがあるから、もうちょっと仕事頑張ろう」とか「またこれしたいから頑張ろう」という場を作れると良いなと思って企画しちゃいます。
屋上でのラーメン会は、「韓国の辛いラーメンを寒い日に外で食べたら美味しさ倍増なのでは!?」というコンセプトの元、寒い日が来るのを首を長くして待って、やっと実施できました!
──寒い日をあえて待っていたんですね!笑
堀内さんの業務に対する想いから、KOBIRA入社までのヒストリー、屋上ラーメン会の裏側まで教えていただきありがとうございます!(^^)/
改めて、バリューアワード受賞おめでとうございました!!