「黒歴史博物館」を読んで
たゆここです。
今回は、読書感想文に挑戦します。
さて、こちらの本
「黒歴史博物館」なんて
タイトルも表紙もおどろおどろしい雰囲気です。
怖いもの見たさで読みたかったわけではなくて
「しあわせなおかあさん塾」のコミュニティでの出来事が書籍化になりました。
どのような形で世の中に出るのかとても楽しみでした。
何よりこちらすごいのは
ご本人がやらかしを告白するんです。
これって、とっても勇気が必要だと思うんです。
良いお母さんにみられたい私は
どこかで認めたくない所もあったりして…
それでも…
実は私もこちらの博物館に寄贈しております。
早速ページを開きます。
もう、目次からユニーク!
「何があったー?」
と、引きつけられるタイトルが並んでいました。
読み始めると
びっくりするほど、面白くて一気に読んでしまいました。
因みに私は、本を読むのが遅く
内容を忘れてしまうので何度も前ページに戻ってしまう程、読解力が低いんです。
それでも、一気に楽しく読み終えたのは
寄贈された皆さん、館長、副館長のユニークな文章力だったと思います。
確かに黒い!
黒いんです。
告白する方も、文章を書きながら汗をかく程の黒さなんです。
そんな黒歴史の寄贈者さんに、とても丁寧に寄り添う館長と副館長に私は感動しました。
ちょっとだけ館長の言葉をご紹介
「話すは放す」
やってしまった事は仕方ない。
笑い飛ばして、自分責めとはサヨナラしちゃいましょう
こちらの館長、愛があるんです。
館長の言葉はあったかくて、読んでいて泣きそうになる時もありました。
または、
何度も「ぷっ」と、噴き出してしまうことも。
中でも・・・
100均も共犯者
に、噴き出して笑ってしまいました。
館長のやらかし経験は、時に、気付きを下さいます。
「そういうことか」と、
優れた視点で寄り添って下さる中に学びになる事も沢山ありました。
あ!余談ですが
館長は過去に「ママ塾」を経営していたらしいです。
そして、勇気を出して寄贈された皆さんの思い、たくさんの方に届くといいな。
育児書より、めちゃくちゃ勉強になると私は思いました。
あ、因みにわたくし
「叱り方、ほめ方、勉強のさせ方」必死に読み漁りました。(読解力ないなりにね)
叱り方の本を読んでいた時
息子はこの様子を見て
「また叱られる」
と、どきどきしていたと思います。
毎日、恐怖だったと思います。
ほんと申し訳ない思いしかありません。
旦那が「妻への叱り方」を読んでいる想像をしたら
眠れません。
当時の私は
子どもの気持ちなんて、見えていませんでした。
ただ
子どもの幸せを願う思いは一緒。
お母さんは一生懸命。
そして子どもも
お母さんの言う事を聞こうと、小さな体で一生懸命頑張る。
その、子どもの健気な思いに私は甘えていました。
人の為と書いて偽り
子どもの為と思っていたけど
良いお母さん、良い躾という評価が欲しくて
動いていた自分がとても恥ずかしい。
私は、子どもの何をみていたのだろう。
「お母さんの笑顔は子どものエネルギーになる」
と、この塾で教えて頂きました。
お母さんの幸せを後回しにしなくていい
お母さんも笑っていいんだと思えました。
過去は変えられない
だからこの博物館に寄贈して
手放せば良い
そして、
笑顔になれない時も
そんな自分を許して一呼吸しよう
ゆっくりお茶しよう
自分を大切にしよう
それが
子どものしあわせの為になる
と、思えた一冊でした。