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とりかな流「書くことがないぜ!」ってときの対処法

暇だしnote書こう!
と思って真っ白な画面に向き合ってはみたものの、なにも浮かんでこない。

…と、上の文章を書いて、初めて書きたいことが浮かんできた。

それは「書くことがないときは、とにかくなにか書いてみる」ということだ。


「暇だしnote書こう!と思って真っ白な画面に向き合ってはみたものの、なにも浮かんでこない。」

このnoteの書き出しとなったこの文章は自分の気持ちをただ文字に起こしただけだが、この一文がきっかけになってこのnoteは動き出した。

不思議なことに、ただ自分の心の内を言葉にしてみるだけでも思考は流れ出す。大切なのは、思考の流れを発生させるきっかけである。


先日、倉下忠憲さんの『すべてはノートからはじまる』を読んで、こんな言葉に触れた。

「人間は連想的に何かを思い出すのは得意でも、ピンポイントで狙った情報を『思い出す』のは不得意なのです。」
倉下忠憲『すべてはノートからはじまる』星海社新書

「人間は連想的に何かを思い出すのは得意」
この性質をうまく利用するのが、新しい発想を生み出す際に重要なのだと思う。

デスクでは長時間アイデアが浮かばなかったのに、ちょっと休憩でトイレに行った瞬間アイデアが浮かんでくる、というのはよく聞く話だ。

環境を変えたり新しい刺激を受けたりして、それを出発点に連想的な思考を巡らせる。何でもいいから書いてみることで、連想をスタートさせるきっかけを作るのだ。


◇◇◇


前掲したツイートにも書いたのだが、僕が連想を引き起こす材料として最も多く利用するのが本である。もっと正確に言えば、言葉だろうか。

僕は考える時に頭の中で考えるのではなく、紙に書いたりパソコンで入力したりして、とにかく文字に起こす。文字に起こして言葉を形にするだけで、驚くほどに思考は巡り始める。

本は、そんな「形となった言葉」の宝庫である。


そして、思考を巡らせるためのスイッチとして本を読むときは、無理に全部読み切る必要はない。

パッと見て自分が興味をそそられたページをサラッと読み、目に飛び込んできた言葉との出会いを楽しむ。そんな本との付き合い方があっていいと思う。

これはビジネス書や実用書に限らず、小説やエッセイなどを読んでいるときも同様だ。自分が好きなシーン、好きな登場人物、好きな掛け合いには、往々にして発想のタネが隠されている。

自分の考え方と共鳴し、引っ掛かりを与えてくれる箇所だからこそ、「好きなシーン」だと認識するのだろう。


◇◇◇


何も書きたいことがない・アイデアが浮かんでこないという時は、

①どんな小さなことでもいいから書いてみる
②書き起こされた言葉に触れる

この2つを試してみてほしい。

読む・書くという行為が頭にもたらす刺激、言葉がもたらす新しい視点がきっとあなたの感性を刺激し、気づけば連想的に思考が流れ始めているはずだ。


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