やっぱりカフェが好き日記
今日はてんでダメな日だった。
いや、違う。
正しくは「今日 "も" てんでダメな日だった」だ。
お盆が明けてから、ダメな日が続いている。
僕は家だとまったく集中できないため、普段は外に出てカフェで作業をすることが多い。
読書や勉強はかろうじて家でも集中できるのだが、デジタル機器が絡む作業はさっぱり。
言わずもがな、無限ネットサーフィン編に突入してしまうからだ。
今日は日中に家で用事があり、外出が夕方以降になる予定だったのだが、天気は不安定。
空は雲に覆われており、断続的に雨が降っていた。
「雨だし今日は家で作業するか…」
その結果は言うまでもない。
なんの成果も得られませんでした。
◇◇◇
茫然自失の状態でひとまず夕食をとる。
この時、既に時刻は19時を回っていた。
何もせず一日が終わろうとしている危機感、家にこもっていることによる気持ちの落ち込み。
「これはまずい」と思い、30分ほど歩いてカフェに向かうことを決意した。
道中で雨に降られ、家にいればよかったかと後悔したが、カフェに着くと、日中の不調がウソのようにやる気に満ち満ちてきた。
暖色系の照明が照らす店内でホットコーヒーを口にすると、心は落ち着きを取り戻す。周囲には仕事帰りのスーツ姿でパソコンを開く方がたくさんいて、その姿にひそかに活を入れてもらう。
2時間弱しかないけど、とにかく、何かやって帰ろう。
そんな気持ちでパソコンを開き、なんとかnoteを書き上げた。
書いているうちに筆が乗ってきて、このnoteの他に2本、noteを書くことができた。
ダメな日って、不思議とnoteだけは捗るんだよな。
そんなことを考えていたら、早くもカフェの閉店時間がやってきた。
数時間前、家を出てカフェに向かって本当に良かった。
たった数時間ではあるが、さっきまでのどんよりした気持ちがウソのように清々しい気持ちで帰路に着く。
思えば、僕がカフェで作業することを覚えてから10年が経過していた。
これだけ続いている習慣はほとんどない。
いつからかカフェにいる時間は、僕の人生に彩りを与えてくれる、大切な時間になっていたのだった。
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