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コスパ?映え?満足度の高い水族館はどこ。全国トップ5をデータ比較
こんにちは。元ファッションスタイリスト2女の母のNatsumiです。
朝晩急に冷え込んできたこの頃。お子様のいるご家庭は運動会シーズンですよね!
うちは、今年の4月から保育園に通い始めたので、初めての運動会で親も子供もそわそわしています笑(去年児童館の控えめな運動会には参加しましたが!)
うちはまだ保育園なので振替休日はないのですが、先日あった友人が「運動会のあとの振替休日はパパなしでどこ行く何する?」と悩んでいたのを聞いて、確かにパパなしで子連れお出かけだとどこに行くかなーと考えてみたところ、水族館が頭に浮かびました。
車が来ないので安全だし、天候に左右されないし、中でご飯も食べられるし。ということでKnowns Bizで「水族館」と検索してみました。
全国の水族館のデータがそろっており、なかなか見ごたえのあるジャンルです。その中で私が興味深かったのが満足度のランキング。
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トップ5が上記の通りだったのですが、全く知らない水族館がランクインしていたので(無知で申し訳ありません!)驚きました。
今回は、満足度ランキング上位の水族館について、なぜ満足度が高いのか?その謎に迫っていきたいと思います。
水族館についてのデータ
日本での水族館数は2015年に121館だった水族館数も 2021 年には約150館にまで増加している.
梶 明広著
『全館訪問取材 中村元の全国水族館ガイド 125』は2019年のもので、そこでは125館の水族館が紹介されています。
別の資料では、2021年現在で約150の水族館(海洋生物が見られる施設)があるとされています。
実は水族館の定義が曖昧なため正確な数は出ていないのですが、海の水を引きやすい島国の日本にはたくさんの水族館があり、その数は世界一だそうです。
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Knowns Bizのデータでは、水族館全体の利用者は20~30代の割合が高くなっています。子育て世代に強いのは周知の事実ですが学生や20代前半の利用も目立ちます。
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また、イメージ分析では"期待感・ワクワク"のイメージが一番強く、次に"リラックス・リフレッシュ"となっています。
没入感が高い施設ですので、ワクワクしたり非日常を味わいリフレッシュできるという感覚は確かにありますよね!
あくまでも私の感覚ですが、水族館大国の日本では幼い頃から遠足で訪れたり親が連れて行ってくれたりするためか、水族館というのは割と身近な存在だと思います。
初デートは映画か水族館がいいというような記事もよく見かけますよね。一種の大衆文化と言えるような地位を確立しているようにもうかがえます。
それは、ストレスなく魚たちを飼育できるように水や温度、照明の環境を整えたり、餌を工夫しつつ面白い展示を作り上げる様々な水族館の努力があってこそではないでしょうか。
子供を連れて行くようになって最近気付いたのですが、外国人の利用者の姿を多く目にするようになりました。
日本は少子化、人口減少が続いていますが日本の水族館を見にくる外国人観光客が増えているのは事実です。
海遊館や各地の水族館では、HPやパンフレットを多言語で展開したり、スタッフに英語を学べる研修を提供したりしています。
2020年8月には八景島シーパラダイスの運営する株式会社横浜八景島が海外進出をしています。台湾に都市型水族館をオープンしたのです。
八景島は、マクセルアクアパーク品川や仙台うみの杜水族館も手がけており、日本クオリティの水族館を世界にどんどん発信して欲しいものです。
そんな水族館大国・日本で、高い満足度を獲得しているのはどこなのでしょうか?
今回はKnowns Bizの満足度ランキングに則って5つの水族館を比較していきます。少しボリューミーな内容になりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです!
満足度の高い水族館を様々な角度から比較
広さを比較する
・美ら海水族館(沖縄県)
延床面積:約19,000㎡
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・仙台うみの杜水族館(宮城県)
延床面積:約9,900㎡
![](https://assets.st-note.com/img/1698712872682-odwQoIPL3l.png?width=1200)
・新江ノ島水族館(神奈川県)
延床面積:約12,804㎡
![](https://assets.st-note.com/img/1698812438635-yms2NpvRtw.png?width=1200)
・しものせき水族館 海響館(山口県)
延床面積:約14,400㎡
![](https://assets.st-note.com/img/1697518293054-NaVSN92qRh.png?width=1200)
・マリーンパレス水族館 うみたまご(大分県)
延床面積:約10,900㎡
![](https://assets.st-note.com/img/1697518945357-jChYBSIPud.png)
満足度トップ5の水族館を見てみると10,000㎡前後がほとんどですが、ランキング1位の美ら海水族館だけ20,000㎡近くあります。
また、満足度ランキングでは下位の方に位置していた水族館の面積は、サンシャイン水族館が7,765㎡、宮島水族館が6,020㎡、おたる水族館が約5,682㎡と面積が小さい傾向があることがわかりました。
ですが、全国で延床面積1位の名古屋港水族館(約41,841㎡)の満足度が8位ということから、面積が直接的に満足度に影響しているわけではないと分析します。
10,000㎡以上あれば、あとは展示種類の充実や水槽数、水槽の大きさ、イルカショーやふれあい体験など、展示内容によって満足度は大きく左右されると思われます。
![](https://assets.st-note.com/img/1697523649509-6wtXf9U6Gv.png?width=1200)
・名古屋港水族館(愛知県)
延床面積:約41,841.70㎡
![](https://assets.st-note.com/img/1698816205095-ipPAZqaMN4.png?width=1200)
・宮島水族館(広島県)
延床面積:約6,020㎡
![](https://assets.st-note.com/img/1698813023969-Ju7FoV7udF.png?width=1200)
・サンシャイン水族館(東京都)
延床面積:約7,765㎡
![](https://assets.st-note.com/img/1698816874212-y5Rjr0MAF5.png?width=1200)
・おたる水族館
延床面積:約5,682.03㎡
![](https://assets.st-note.com/img/1698816689054-YVCRv3o2Dh.png?width=1200)
料金を比較する
・美ら海水族館(沖縄県)
入館料:大人2,180円、中人(高校生)1,440円、小人(小・中学生)710円
・仙台うみの杜水族館(宮城県)
入館料:大人2,400円、シニア(65才以上)1,800円、中・高校生1,700円、小学生1,200円、4才以上未就学児700円
・新江ノ島水族館(神奈川県)
入館料:大人2,500円、高校生1,700円、小・中学生1,200円、幼児(3歳以上)800円
・しものせき水族館 海響館(山口県)
入館料:大人2,090円、小・中学生940円、幼児(3歳以上)410円
・マリーンパレス水族館 うみたまご(大分県)
入館料:大人(高校生以上)2,600円、小・中学生1,300円、幼児(4才以上)850円
満足度トップ5の中で、一般料金が一番高いのが大分県のマリーンパレス水族館「うみたまご」、最安が山口県のしものせき水族館「海響館」でした。
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縦軸:コスパ・経済性 横軸:インパクト・衝撃的
![](https://assets.st-note.com/img/1697529114208-XH0jHOsZL3.jpg?width=1200)
縦軸:コスパ・経済性 横軸:インパクト・衝撃的
ちなみに、ブランドイメージのポジショニング分析のグラフを見てみると、"コスパ・経済性"が一番高いのはマリーンパレス水族館「うみたまご」で、続いて海響館となっています。
"インパクト・衝撃的"に関しては美ら海水族館が抜きんでています。ジンベエザメのいる巨大水槽効果でしょうか。
ただ料金の比較だけでは、満足度との関係性はつかみにくい結果となっています。
世代を比較する
※購買経験とはここでは利用経験を意味し、一年以内に利用経験があることを意味します。
・美ら海水族館(沖縄県)
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認知率は20代以上についてはすべての世代で70%越えという高い数値を記録しています。好感、購買(利用)経験に関しては20代から30代前半が特に高くなっています。(30代後半も購買(利用)経験が30%以上)
また、次回購買(利用)率も全体的に高いことから「また行きたい」と思えるような施設づくりが成功していると読み取れます。
(沖縄となると飛行機で行かなければ行けない人が大多数だと思うので、また行けるかどうかは別として、、、笑)
・仙台うみの杜水族館(宮城県)
![](https://assets.st-note.com/img/1697530801638-L2pdHFdwaO.png?width=1200)
認知率は全体を通して10%台、好感、購買(利用)については、全体的に10代~20代が高いパーセンテージを示しています。
特別プランも出ているように、遠足で利用される機会も多そうです。2015年にできた比較的新しい水族館なので、10代の好感が高い結果も納得です。
また、ナイトプランや"エモい"演出などデート感を感じるようなイベントもたくさん行っており、その点で20代の注目を集めているのではないかと思います。
(うみの杜水族館のイベントについてはまた後程詳しく取り上げます)
・新江ノ島水族館(神奈川県)
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認知率は20~60代で40%を超えており、特に35~44歳では50%以上と半数以上に認知されているという結果です。
好感、購買(利用)経験、現在購買(利用)では20代・30代が高いのに対し、次回購買(利用)で40代前半の数値が高くなっているのは興味深い点です。
主に利用客として多いのは20代・30代、そして40代は「また行きたい」層が多く、巻き戻し利用の可能性が見られます。
次回購買(利用)率に関しては、美ら海と同様、今回取り上げているほかの水族館と比べ高い数値で、リピーターの獲得に力を入れていると分析できます。
・しものせき水族館 海響館(山口県)
![](https://assets.st-note.com/img/1697530901669-OZqJsnZN2I.png?width=1200)
認知は35~49歳、65~69歳が高くなっています。好感、購買(利用)については45~49歳が一番高く、ほかの水族館とは少し違う結果です。
2001年にオープンしたということなので、当時話題になったときに20代だった人たちで、よく来館した世代なのかもしれません。
ただ、その世代の現在購買(利用)率は1%台に留まっていますので、毎年行くような利用の仕方ではなく、数年に1度、もしくは過去に訪れたことがある。という人が多い層とも考えられます。
また海響館はこの世代に限らず、ファミリー層を呼び込むような子供向けのイベントなども盛んにおこなわれているようなので後ほど詳しく触れたいと思います。
・マリーンパレス水族館 うみたまご(大分県)
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うみたまごは、35~39歳と70歳以上の数値が認知・好感・購買(利用)で比較的高くなっています。
キッズ遊具や水遊びができる砂浜などがあり、子供が喜ぶ施設が多いので子連れで行く親世代、その親(祖父母)世代の値が自然と伸びたのかなと考えます。
キッズにやさしい施設以外にも、飼育員体験やえさやり、参加型のショーなどいろいろな経験ができるサービスを多く提供しているようです。
子供の経験値爆上げにつながる水族館というのは、確かに親としてはとてもうれしいですよね。
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ちなみに、認知率では美ら海水族館と海遊館(大阪府)以外の6位まで関東の水族館です。7位でやっと三重県の鳥羽水族館がランクイン。
鳥羽水族館はジュゴンやラッコなどスターアニマルが人気の水族館。コロナ渦で閉館せざる終えなかった時期にSNSに力を入れ話題になり、知名度アップに成功しました!
得意分野を比較する
今度は各ブランドのポジショニングを分析してそれぞれの特長を比較してみましょう。
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縦軸:個性的・他にない 横軸:映え系・いいね
"個性的・他にない×映え系・いいね"で1番高い位置にいるのは王者、美ら海水族館でした。
ロケーションやスター・ジンベエザメの存在も相まって、唯一無二感は確かに強いですよね。
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![](https://assets.st-note.com/img/1697692928598-2LGzvBQwRl.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1697692959101-FyDz5TeiUN.png?width=1200)
"映え系・いいね"の2位はうみの杜水族館です。少し前述しましたが、"エモい水族館"というコンセプトのもと映えるイベントを多く開催しています。
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![](https://assets.st-note.com/img/1697683900870-e4ezUFcsqk.png)
映えるお料理とワインがセットになったチケットを販売したり
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イワシの群れがキラキラ光って映えるショーがあったり
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季節にあった映えイベントがあったりと、色々な"映え"企画をしていることが伺えます。
"映え系・いいね"3位の海響館は"個性的・他にない"の項目でも2位となっています。
下記のように展示自体に映えるスポットが多くあることと、どうやったら映える写真が撮影できるのかという情報を載せていて、なるほど。こういう点もイメージに影響しているのかなと思いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1697684275951-XOTV16xnuX.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1697684304842-nPcHiqcUqa.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1697684336249-qCuVu4oZca.png)
また、"個性的・他にない"の項目に関してですが、フグについてはオンリーワンどころか展示種類の数がナンバーワンということなので評価されている点と言えるでしょう。
ペンギン展示も国内最大級の規模を誇り、「ペンギン村」として自然な生態を観察できるという特徴(個性)があり、とても人気があります。
ワークシートや塗り絵を配布して"楽しく学ぶ"工夫をしたり、子供受けのいい展示やイベントをおこなっており、ファミリー層の獲得を狙っていると予想します。
↓参考までに他の水族館も表示されたグラフも下記に載せておきます。
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縦軸:個性的・他にない 横軸:映え系・いいね
全体でみても、美ら海、仙台うみの杜、海響館の"映え系・いいね"の位置や美ら海、海響館の"個性的・他にない"なイメージが平均より高いことがわかります。
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縦軸:話題の・流行っている 横軸:利便・合理性
次に、"話題の・流行っている×利便・合理性"のグラフを出してみました。美ら海水族館は"話題の・流行っている"の項目でも圧倒的です。強い。
"利便・合理性"の項目では美ら海水族館はかなり不利で、それが結果にも出ています。逆にそれが"特別感"や"レア感"となり、みんなが憧れる水族館になっているんですね。
この項目の2位は新江ノ島水族館。先日、えのすいのハロウィンイベントの特集をTVで見かけましたが、HPを見てみるとハロウィン系だけで6つもイベントやワークショップ情報がリリースされていました。(10/21現在)
シーズン物のイベントは確かに話題になりやすく、これを一年通して行っていればインスタには常に投稿がアップされていることになります。(=話題がつきない水族館)
また、"利便・合理性"の面ではえのすいが一位です(満足度ランキングトップ5の水族館の中で)。都内から電車で行けるのでアクセス面に優れています。
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縦軸:話題の・流行っている 横軸:利便・合理性
全体的に見ても、"利便性・合理性"のポジショニングが高い水族館は、電車の駅から徒歩圏内のところがほとんどでした。
宮島水族館(みやじマリン)については、厳島神社の観光ついでに行けるロケーションと広さ(広すぎない)と価格帯の低さ(大人1,420円)が決め手かと思います。
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縦軸:絆・親近感 横軸:コスパ・経済性
"親近感×コスパ"のグラフでは、2極化した面白い結果が出ました。
"絆・親近感"のイメージが強い新江ノ島水族館、うみたまご、海響館では"コスパ・経済性”のイメージが強く、逆に美ら海水族館とうみの杜水族館では両項目において値が低いという結果が示されています。
よって、親近感とコスパ(入館料)は深く関係していると結論付けることができます。
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縦軸:絆・親近感 横軸:コスパ・経済性
都営で入館料が安い(大人700円)葛西臨海水族園はいったん置いておいて、コスパイメージ最強のうみたまご。(大人2,600円※WEBチケットは2,450円)
え、チケット代はむしろ高い方なんですけどどうして、、?
![](https://assets.st-note.com/img/1697696516279-KRfjLnUOtM.png?width=1200)
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うみたまごはそんなに広くない水族館ですが(10,900㎡で今回の5つのうち2番目に狭い)、海獣が多くいるのが一つの売りとなっています。
セイウチやイルカのショーが好評で、特にイルカのショーはゼロ距離でみられて迫力満点!
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さらに、あそびーちやキッズコーナーといった子供の遊び場が充実しているようです。それもかなりクオリティが高い!
あそびーちには子供たちだけでなく、ペンギンやイルカ、カメなども遊びに来るそうで、水遊びだけでなくふれあい体験もできるとのこと。
これはかなり魅力的かもしれません。
一日遊べて貴重な体験もできて2600円(小・中学生1,300円、4才以上850円)ならコスパ良いかも!
現在購買率で比較する
※現在購買とは、ここでは一年以内に来園経験があることを意味します。
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現在購買(利用)率のランキングでは、1位は大阪の海遊館でした。
青いラインが引いてあるのが今回取り上げている5つの水族館です。
うみの杜水族館、うみたまご、海響館の現在購買(利用)率はそんなに高くないことがわかります。(パーセンテージを見ると差はほぼありませんが)
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対象者の居住地を関東のみに絞ると上記のようになりました。
関東に絞っても都内の水族館を抑えて5位に入ってくる美ら海水族館。
すごいですね、、
大阪や名古屋の水族館も上位にランクインしていますが、周りに住んでいる人の人口や大都市からのアクセスの良さも現在購買(利用)率に影響していそうです。
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子連れお出かけ情報サイトの「いこーよ」の調査でも、水族館選びには"立地・場所"が重要という結果が出ていました。
駐車場の有無や幼児・乳児への配慮・設備などは子連れならではの項目と思われますが、立地や展示内容、価格帯などについては学生や子連れでない方の利用についてもチェックポイントとして共通しているのではないでしょうか。
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また、いこーよの水族館を利用する頻度についての調査では、1年に1回以上利用する家庭が約75%と出ていました。子連れ客の利用頻度は高めですね。
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いこーよとは別の『水族館に対する意識調査の結果』では、入園頻度は2年に1回以上と答えた人の割合が15%に満たなかったことで、いこーよの調査と少し差異が出ていました。
このことから、子連れ世帯がより頻繁に利用していると言えると思います。
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Knowns Bizの調査では、現在購買率と比較すると満足度ランキングよりも認知率のランキングのほうにより親和性が見られます。
都内の水族館は規模にかかわらず広く認知されている傾向がありますね。
まとめ
認知率に注目する記事は多くあると思うのですが、今回は満足度に着目して記事にしてみました。
満足度を獲得するために大切なことはなんなのか?
広さはある程度あれば(延床面積約10,000㎡ほど)満足度に大きく影響はしない
料金は全国的に似たり寄ったり(小規模の場合を除く)。今回取り上げた中では海響館が最安値、うみたまごが最高値
基本的には20、30代がメインとなる
ファミリー層を狙う=子供に向けたサービスを充実する、若い世代を狙う=ロマンティック、映え要素を増やすなどターゲットを絞った戦略によりファンを増やすことが必須→それにより顧客の世代も多少変化する
現在購買率と満足度は必ずしも比例しない。が、満足度が高ければリピーターが増えるので今後成長するのではないか。
満足度の高い水族館のそれぞれの特徴
水族館という施設自体がまず子連れにやさしい施設であること、カラフルな魚や青い水槽はそもそも映えること。なのでどの水族館も子供に向けたサービスや映える体験型など様々な企画をしていることは前提として、特に力を入れているものを下記にまとめます。
映えで攻めている→美ら海水族館、うみの杜水族館、新江ノ島水族館(映えスポットの配置など)
子供連れターゲット→うみたまご、海響館(キッズスペース、子供用ワークショップ・イベントなどの開催)
大人(大人だけ)にもいい→うみの杜水族館、新江ノ島水族館(お酒がのめるナイトプラン)
長くなりましたがここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
水族館に行きたくなってきませんか?私は今、すごく行きたいです。(平日の水族館にひとりで笑)
水族館って意識してみていないとどこも似たようなものに見えますが、実は水族館ごとにこんなに色があったんですね。
地元の保育園・幼稚園や小学校の遠足に利用されその子たちが中高生になるとデートで行ったりして。そして大人になったら自分の子供を連れて行ったり。
コロナで閉園や入場制限などになり苦しい数年間を過ごした水族館。今やっと本来の姿、活気が戻ってきて、また子供たちの思い出の一部に入ることができるようになったことは、とても喜ばしいことだと思います。
筆者のひとこと
なにかと美ら海水族館の強さを見せつけられた今回の記事でしたが、私は美ら海水族館には3回程行ったことがあります。
初めていったのは高校の修学旅行の時でした。
私の記憶では、当時お付き合いしていた彼と回ったと思っていたんです。
でも、なんか自信が持てなくて写真を振り返ってみるとなんと、、、
全然一緒に回ってないーーー!
クラスの女子グループで回ってるーーーー!笑
人の記憶って恐ろしいいいい笑
言われてみれば確かにあの頃ちょっと倦怠期的な?感じだったような気がします笑
2回目は7年ほど前に行ったはずなんですが水族館についてあんまり覚えておらず、、笑
他の場所は結構覚えているんですけどね笑
去年、3回目の美ら海水族館に行きました!
子連れで行ったのですが海沿いの道をずーーーーっとひたすらまっすぐ行くので、かなり眠くなる道のりだなという印象が強いです。笑(旦那が運転していたので私は乗ってただけですが笑)
やっとの思いで着いたのに、室内展示をバーーーっと流し見て、イルカショーまで突き進み、ウミガメやマナティーを見ずに終了。笑
気が付いたらもう出口についていました。せっかち旦那の本領発揮です。
と、3回行ってはいるものの記憶になかったりちゃんと見られてなかったり美ら海水族館に関しては不完全燃焼なのです。
ぜひ、記憶に残るくらい子供が大きくなったら(私は高3で行ったのに記憶からこぼれ落ちていましたが笑)また連れていきたいと思います!
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