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自殺対策、勝手にキャンペーン③ 自死を選択する人の悩みの「数」

毎年9月10日~16日は自殺予防週間です。

芸能界の自殺者が後を絶たない。今日もそんなニュースをやっているみたい。

元自殺対策担当としては、力不足を感じずにはいられない。まだまだやらなきゃいけないことがあるな〜

「仕事が大変すぎたみたいよ。」
「子育てで悩んでたみたい。」
「借金を抱えてたみたいね~。」

憶測したらキリがないけど、実は、自死を選択した人の悩みの数はひとつではないことが多い。

NPO法人ライフリンクが行った「自殺実態1000人調査」によれば、自殺時に抱えていた要因数は、1人当たり平均4つであることが分かっている。人間関係、介護、子育て、仕事、お金、病気…などなど。

これらが複雑に絡み合い、まとわりついて、そこから抜け出すことにも疲れ、そして死を選ぶ。支援者は、その絡み合った悩みを一個一個に分解して、ひとつずつ解決に導くのが役割。

仕事柄、多くの方のお話を聴いてきたけど、こんなに多くの方が、死にたいと思っていたり、自殺未遂を繰り返していたり、大切な人を自殺で亡くしたりしているとは思わなかった。

洋服で隠れる範囲がすべて自傷行為の傷や火傷で埋め尽くされている綺麗なOLさん、いつも朗らかに笑っているけど息子からのDVに苦しんでいるお母さん。年収3000万のセレブだって、いつも煌びやかな芸能人だって、みんな悩みはあるし、内容も人それぞれ。

みんな弱い部分を持った人間です。

悩みの数が増えてきて身動きが取りづらくなってきたら、自分のこころに異変を感じたら、早めに受診や相談をすること、カウンセリングを受けること。これらはいまや、もう普通のことです。

心の風邪も、体の風邪も、こじらせる前にケアしましょう(*^_^*)

 

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