SWATCHデザインの裏側~使われなかったデザイン供養するよ
2020年8月末から期間限定でカスタマイズできるSWATCH X YOUのデザインに使っていただいています。
もともと2017年末から半年間、SWATCHがやってる上海のアーティスト・イン・レジデンスに参加していたことがあり、それ以来、SWATCHにはとてもお世話になっています。
参加してたレジデンスはこちら。一度受かってしまえば、参加時期は自由に選べるので、気になる方は応募してしまうのがおすすめです。通常、レジデンスって参加時期・応募時期がきっちり決まっているのですが、参加時期をずらせるレジデンスってなかなかないので、スケジュールが組みやすくてとても助かります。
私が応募したのは2016年の春で合否が出るまで半年かかり(時期によって早いときは1か月以内に出てたよう)、すでに別のレジデンスに参加が決まってたので、けっこう後ろのほうに参加時期をずらしてもらいました。
2018年の段階で参加まですでに2年待ちとエライ人が言ってたので、応募して席をキープしておくのがオススメかなぁと思っています。
応募についてはこちらの記事も参考にどうぞ。
2019年末に新宿伊勢丹で期間限定ショップを出して第1弾がプロモーションされまして、今回発売のが第2弾になります。
第1弾のやつがこれ。
手書き風のショップがかわいかったんですよね。
デザインのやりとりはスイス本国とするので基本的に英語なんですね。ビジネスの英語ってとても丁寧な言い回しで返信がくるので、自分には難しいんです。(ちょっと失礼な表現でも、Give me 3 designsとか言ってくれたほうが自分には分かりやすい)
英語の誤読もあって、たくさんできてしまった使われなかったデザインをご紹介します。
追加でもう1案つくらないといけないのかな!?と思ってつくってしまった全くいらなかったやつです。
これ、割と気に入ってるから、なんかにできたらいいのになあと思っています。
原画はこんな感じ。3つの線画をIllustratorに取り込んで、パス化して色付けしてる感じです。カスタマイズできるのが楽しいSWATCHなので、切り取る画面ごとに違う絵柄がいろいろ入るようにできると楽しいかなと思ってつくっています。
最初のやつが「細胞」イメージの線画と「オノマトペ(感性としての言語)」を組み合わせていたので、「細胞」と「数字」を組み合わせて別の世界観をつくろうとしたバージョンです。
ほかにもいろいろ考えていたのですが、たとえばこれはグラデーションを使ったカラーバリエーション。数字なし。
太い細胞ラインのみを使った場合。画面に強弱があまりないので、切り取る楽しさが少ないかもしれないと思いました。
数字を追加したバージョン。時計というよりアートファッションなので、とにかく存在感があるようなカオス感を出そうかなと思ってたのがこのへんです。
切り取った時にどう見えるかをテストできるサイトをデザイン出しの時に教えてもらえてたので、そのサイトにあげて時計として切り出した時の見え方をけっこう何度も見て考えていました。
無限に考えられてしまってなかなか決められなくなるのがポイントです。(だめなやつ)
ほかのアーティストさんたちの作品もとても素敵なので、ぜひ動画もチェックしてみてください!
1~2か月くらいの期間限定販売で、その後再販はされないと思うので、ぜひこの機会に買っておいてもらいたいです!
Oumaがもうちょっと有名になったら、すごく価値があがるかもしれません。(そうなるようにがんばってますよ!)
裏側のつづきはこちら。上海のSWATCHレジデンスの応募時に考えたこととかも合わせて書きました!
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