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【有料級】ふるさと納税で逆にマイナス!?計算ミスって損失出した話

先日、今年分のふるさと納税が完了した旨のツイートをしました。

今年も例に漏れず、返礼品が「トイレットペーパー」「ティッシュペーパー」の自治体に納税しました。具体的には、以下となります。ちなみに楽天経済圏ユーザーなので、楽天ゆるさと納税で注文しました。

返礼品の種類ごとに還元率のランキングをまとめたサイトもあるので、そちらを参考になると思います。寄付上限とも相談し、最適な自治体を選んでもらえたらと思います。

さて、今回は昨年度のふるさと納税で失敗した話をしようと思います。気をつけないと損するポイントなど、今までの経験からの気づきも共有できたらと思います。ぜひ最後までお読みください。


1.ミスしたポイント

さて、私は今年で4回目のふるさと納税ですが、一昨年と昨年で何点か失敗したと思う点があります。

①自宅のキャパ容量を超えた返礼品

当方、収容スペースが多くない家に住んでいるのですが、返礼品に目が眩んで一度に申し込んだ結果、返礼品がウォークインクローゼットに入らなくなりました。

このときは①ティッシュ120箱、②トイレットペーパー200ロールが同時に届いたため、ウォークインクローゼットに入りきらなかった分を収納するのに苦労しました(一部、実家や親族に譲渡しました。めっちゃ喜ばれましたね)

これは日用品の例ですが、例えば冷凍の食品が届いたとき冷蔵庫の冷凍室に入りきらない可能性があります。なので、収納することを考えた上で注文(寄付)すべきだと感じました。

②想定より寄付限度額が減り、寄付した分が無駄になった

はい、どちらかと言うとこっちが本題です。

寄付限度額を計算するとき、私は楽天のシミュレーター(詳細版)を使っています。これにより、いくらまで寄付できるかの目安がわかります(確定版は、その年の源泉徴収票が出ないと計算できません)

私は前年度の情報(2025年現在なら、昨年12月にもらった源泉徴収票)にて、寄付限度額を算出し、その金額分を年初に一括購入していました。

簡単に言うと、シミュレーターで5万円まで寄付できます!と出たら、バカ正直に5万円分の金額となるように返礼品を選んでいました。

しかし、昨年は想定しないハプニングが2つありました。

1つ目は、単純に年収が減ったことです。

前年度の源泉徴収票は年収の目安のひとつでしかなく、昨年と同じ額がもらえる保証はありません。例えば、

・前年度は残業が多かったけど、今年度は残業が少なくて年収が減った
・昨年度は賞与が満額支給されたけど、今年度は50%カットされた

など、上記は一例ですが年収が下がるリスクを考慮する必要がありますね。年収が減ったら、それに応じて寄付限度額も下がるので、あふれた分は控除対象となりません。つまり、単純にその自治体への寄付になっちゃいます。

2つ目は、確定申告で医療費控除を申請したことです。

これは実際にシミュレーターの画面を見てもらった方がいいと思います。以下のように、医療費控除を入力する欄がありますね。

当初私は医療費控除を申請するつもりはありませんでしたが、その年は医療費が爆増したため、翌年の確定申告で申請することにしました。

これにより、寄付限度額が下がってしまい、さらに自治体への寄付額(控除されない金額)が増えてしまった感じです。

* * *

上記2つのように、寄付限度額が下がってしまうリスクに備えて、シミュレーターで算出された金額分を丸々すべて年初一括で寄付するのではなく、最初はバッファを持たせて寄付し、年収が確定してきたら追加で寄付する形をとった方が無駄がでないです。

ゴルフで例えるなら、初手でホールインワンを狙うのではなく、ツーオンを狙う感じ(すいません、あんまり詳しくないので例えとして適切か判断できないですが)。ただツーオンと言っても、ホールより遠くに飛ばしたらダメなのであくまで手前に落とすように。

あと追加でもうひとつ。寄付先の自治体から送られてくる寄附金受領証明書(いわゆる領収書みたいなもんです)は取っておいた方が安全です(オンラインで確認できる自治体も増えていますが)。当初はワンストップ特例制度を使う予定だったが、確定申告をする必要が出てきた場合もあると思うので。

2.ふるさと納税は早めにやっておくべき

ふるさと納税は、その年のいずれかに決済が完了すればその年の控除対象になります。なので猶予は1年ある訳ですが、私は早い記事からやった方がいいと思っています。理由は以下の3つです。

1つ目は、返礼品の値上がりリスクがあるためです。

円安や燃料費高騰、そして制度にメスが入ったりして、返礼品の値上がりが発生することがあります。

例えば以下の返礼品は、2022年の購入履歴を見ると1口あたり10,000円ですが、2025年時点では1口あたり13,000円と3,000円の値上げがされています。

比較するには期間が空きすぎていますが、年の途中で値上げがあったと記憶しているため、同じ返礼品をもらうのに12月と1月で支払う金額に差が出てしまいます。これがもったいないので、早いうちに寄付した方がいいと思っています。

※一応、プラスのリスクとして他事業者が参入したことで価格競争が発生し、金額が下がる可能性はあります。最近だと、Amazonがふるさと納税の取り扱いを開始しましたね。

2つ目は、期限ぎりぎりにやると次年度の寄付扱いになる可能性があることです。

以下、申告期限に関する部分の引用です。

年内の12月31日23時59分までにお支払いを完了すれば、その年のふるさと納税としてカウントされます。

ただ、ここで注意したいのは、ふるさと納税の申し込みだけでなく、寄付金のお支払い(決済)まで完了することが必要だという点です。

税金控除の手続きに必要な「寄附金受領証明書」に記載される寄付金の受領日(納付日)が、年内である必要があります。

https://www.furusato-tax.jp/about/due_date?srsltid=AfmBOoqyGEwim8QpFcAbVGeTbMYGU8l3p95kA8xPYa3SB5fvPI5YH4Bh

前提として、まず決済がその年(12/31 23:59まで)に行われている必要があります。そのうえで、「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を翌年の1/10までに必着で寄付先の自治体に送る必要があります(電子手続きで送付できる自治体もあります)。

※上記はワンストップ特例制度を利用した場合で、確定申告をするなら翌年の3/15までと猶予があります

年末は自治体もバタバタしているので、この申請書類が届かない場合もあるんですよね。という訳で、年末年始の混雑を避けるという意味でも、早めにやった方がよくね?と思った次第です。

理由の3つ目は、ポイントが付与されなくなる点です。

これは今年限定の話題なのですが、2025年10月から、ポイントを付与するふるさと納税ポータルサイトを介した寄付が禁止となります。

調べた感じ、ポイント付与による競争の激化などが理由として挙げられていました。ポイント付与がなくなれば、自治体側にはメリットがあるかもしれませんが、利用者としては旨味がなくなるのも事実。

ポイント付与がなくなるのは、10/1~とのことなので、今年はそれまでに寄付した方がよさそうですね。

3.終わりに

今回は、ふるさと納税での失敗談などをまとめました。筆が乗って色々書きましたが、一番言いたかったのは、初手で寄付限度額(想定)の上限まで突っ込むと損する可能性があるってことですね。

Amazonの参入や、制度変更などで話題を欠かないふるさと納税。しかし現時点ではお得な制度であることは間違いないので、まだやっていない方はぜひ検討してみてください。

Amazonのアカウントを持っている方は、普段買い物+個人情報の入力+書類の送付(もしくは電子手続き)でOKっぽいのでこれを機にぜひ!


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ケンゴ@資産形成おじさん
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