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研究力強化基金に熊大など選定 5年間で最大55億円助成へ
日本学術振興会が基金を設定し、文部科学省が支援する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」(J-PEAKS)に熊本大学など13校が選ばれた。J-PEAKSは研究力向上などをめざし地域中核大学を支援する基金で、学術振興会に事業推進委員会が置かれて審査などが行われている。
事業期間は5年間で最大55億円が支援され、熊大は10年後のビジョンとして「半導体集積地のモデル都市構築を先導する研究教育大学」を掲げて課題解決・研究能力の向上を通じて持続可能な地域産業への関与をめざしている。具体的にはサプライチェーン強靭化や社会共創エコシステムの確立などでの貢献を目標としている。1月27日の記者会見で小川学長は「本事業を通じて地域の企業とともに大学も成長していきたい」と述べた。
熊大のほかには弘前大、山形大、新潟大、長岡技術科学大、山梨大、奈良先端科学技術大学院大、徳島大、九州工業大、長崎大、横浜市立大、藤田医科大、立命館大が選定された。J-PEAKSは10兆円大学ファンドの助成対象校「国際卓越研究大学」と並行して行われており、合計25枠に約1500億円の基金が設定され、2023年12月に北海道大や広島大など12校が選定され、残りの13枠が争われていた。
(2024年2月1日)
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