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自由詩|「消」|ハル|夜空ノムコウ

【自由詩】「消」


突然
消えたくなることがある

昨日の夜
消えたくなった


仕事が

人間関係が

SNSが

あらゆることに

疲れた

疲れた

つかれた

逃げたい

にげたい

消えたい

きえたい

・・・



そんな救いようのないことを
思っても

夜空の向こうには

もう朝が
待っている

そうして
新しい朝が来る

昨日の気持ちは
消えないけれど

だけど

だけど


だけど


だから


歩き出す


まだこころを

消したくないから


(162字)


【 詩の補足のようなもの? 】

(以下、本文881字)


なんだこの闇墜ちの詩
(少し冷静になったらしい)。

いや最後は闇から歩き出していますが。




まずヘッダー画・飾り罫線は、こちらからお借りしました。

いつもありがとうございます😊



ヘッダー画と詩の内容が合っていませんが、それはこの詩が
小島あきらまほらば』3巻

に掲載された「ハル」という話の主題になった
同名の、主人公が作中で描いた絵本をベースにした
ということから来ています。

それでヘッダー画は、「ハル」に出てくる青年と「それ」を少し重ねたイメージです。

そして「ハル」はどんな絵本かといいますと、『まほらば』は手元に無いのでボンヤリとした説明ですが(20年以上前の発表のためかネット上に説明を見つけられず)、次のようなものでした。

春のある日、主人公である青年が手に入れた植木鉢の地面から、女の子が首から上を出した。
頭の上に花が咲く女の子。

ひとり暮らしで他人との関わりを持たなかった青年は、作中で「それ」と称されたその花を育て、話はできないものの意思疎通ができる「それ」とコミュニケーションを交わしながら、いつしか周囲と関わるようになってゆく。

そうして、ときが過ぎて夏になる頃のある日。
「それ」は姿を消す。

植木鉢の中は、土だけ。
季節は「ハル」から「ナツ」へ。

ぼうぜんとする青年。

だけど

だけど

だから


他人との関わりを持つようになっていた青年は、それでも周囲の人たちと関わり、会話し、笑顔で暮らしてゆけるようになっていた。

(私の記憶から復元)

確か、こんな感じの絵本でした。


まあ
「詩のタネ明かし」
ですね。
でも、あまり重なってないですねこれ。




そしてもしBGMをかけるなら、ぜひ
SMAP「夜空ノムコウ」を。


同曲はnoteで演奏し歌われている方が何名かいらっしゃいまして、最近拝聴したおふたりの記事をお借りします。

ちゃりれれ【時々ジャイアン】さん


ブルーキャットさん


最後に、以前この記事にも貼りましたが原曲(あくまでも、SMAPの方)

(キムタクさんギターver.)



それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました😊


ではでは(_,'" ▽ ")


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