まんが「やってみたくなるオープンダイアローグ」を読みました
おはようございます😃
皆さんはオープンダイアローグという言葉を聞いたことはありますか?
一言で言うと開かれた対話という意味でフィンランドでうまれた精神療法です。
私は2015年の育児休暇中にこのオープンダイアローグという考え方を知り、
「これだー!」
そう思って以来、本を探して読んだり動画を見るなど、ちょこちょこ温めてきました。
しかし、日本ではまだあまり広まっていない。
かつフィンランドでもめちゃくちゃ広く広がっているわけじゃない。
かつ、日本で開催されている講座などは、育児優先の私には敷居&費用が高い…。
で、なんだかんだ足踏みする日々が続きました。
でも、最近、全然予想もしなかったところから、このオープンダイアローグが飛び込んできて、それで、再び本を購入したりして、ちょこちょこ学びのリスタートをしています。
そんな中で出会ったこの漫画。
いや、めちゃくちゃ良かったです。
何が良かったか。
まず、漫画が非常にわかりやすい。
水谷緑さんの漫画は以前にも読んだことがあり、すごく良くて。
素朴でシンプルな絵なんですが、ぐいぐい刺さります。
今回も、オープンダイアローグ導入事例をいくつか。
そして、医学的検知から解説されている精神科医斎藤環さんのエピソード。(びっくり意外なエピソードでした。)
そして、著書水谷緑さんご自身のエピソードが素朴なタッチで描かれているのですが、じんわりぐいぐいきます。
もともと、私がオープンダイアローグに興味を持った理由は、やっぱり原体験である幼馴染の自殺でした。
あの時手を振り払ってしまったけど、たとえ私が手を離さない!そう決めて、手を離さなかったとしても、大学生で自分も精神崩壊寸前のところで持ち堪えている私。
一緒に溺れて、2人ともダメだったかもしれない。
じゃ、どうすれば良かったんだろう。
その一つの答えが場づくりでした。
長い長い時間、様々な場づくりに関わってきました。
私1人じゃ無理だけど、みんなで関わり合っていけば、場の中で人って癒されていくんじゃないか。
そんな祈りにも似た仮説を立てて、時に歯を食いしばって場を守り続けてきた。
でも、ふと気づいた。
場によって救われたのはむしろ自分のほうだった。
そのままでいていいと言ってもらえる居場所がある。
どれほど嬉しいことなのか。
そんな時目に飛び込んできたオープンダイアローグの手法。
精神療法というより、私には、むしろ、世界がこんな風にオープンダイアローグ的世界になれば、
もっともっと世界はお互いの違いを認めて、より自分らしく生き生きと生きる人が増える多様性のある世界になるんじゃないかという仮説を抱かせるに充分でした。
そんなわけで、精神療法云々前に、対話の大切さ、ありのままに受け止めてもらえることなどにご興味のある方にはオススメの一冊です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました✨✨✨
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