セールスライターが「自己理解」について考える
ライター講座と並行して、マインドブロックを外す講座にも参加している。
個人事業主として飛躍するための投資と思って参加したはずが、優先順位が入れ替わってしまった。
参加者がみな、とてつもなく優しい人ばかりなので、それだけでも出会いに感謝している。
先日、自分のことを180度ひっくり返すような気づきがあったので記録しておこう。
もともと、言語化能力は高い子どもだったと思う。
小さい頃は本の虫だったし、国語の成績もよく、作文も得意。
だから、比較的「自己理解」が出来ている人間だと思っていた。つい先日までは・・・。
過去のネガティブな出来ごとの捉え直しをしていて、よく陥る傾向が徐々に見えてくる。それは大体この2つ。
・そのときの感情を思い出してもわからない
・途中から主語が自分じゃなくなる
何も出てこないわけじゃない。嫌だったなぁ~という情景を思い出すと、状況説明の言葉は誰よりも流暢に出てくるし、分析もあながち間違ってはいないだろう。
でも、捉え直しで大事なのは、当時の自分自身の「感情や感覚」を正確に思い出すこと。自分の深い部分に聞いてみること。
事象や情景を細やかに説明することではない。
それなのに、肝心の「自分の感情や感覚」については、言葉につまる。
深い部分に聞こうとしても「〇〇さんが△△だった」というように、主語が他人になってしまうのだ。
そこで気がついた。
今まで自分が「自己理解」だと思っていたことは、単なる「状況整理」であったと。
自分をとりまく状況を整理整頓し、言語化することを「自己理解」だと勘違いしてたんだと。
たしかに、状況整理は得意だと思う。
私にはなぜか「コレ内緒だよ?絶対に内緒だからね!」という相談ごとが集まってくる。
理由はおそらく、私に話せば「状況整理」してくれるから。
ごちゃついた思考をシンプルにしてくれるから「もう!ワケわかんないんだけど!!」という事象を、みな私に話したがる。(口が堅いってのもあるかな。)
でも「状況を正しく整理すること」と「自分のハートを正しく掬い上げること」は、似て非なるもの。
私は、自分の気持ちも「状況の一つ」として捉えていたのかもしれない。それも長い間・・・。だから
意外とネガティブ思考なのね。
壁を作るタイプなのね。
一人が好きなのね。
心配性なのね。
「そういう性格」
そう思っていた。
本当に?
それ本当かな?
直感的に状況整理をし、言語化できてしまう自分の特性が、理屈ではない本当の「感情」を掘り下げにくくしているのかも・・・。
こんなことを、最近思う。
人に迷惑をかけないなら、心の中ぐらいは自由でいい。主役でいい。
社会で生きる以上、ほとんどの場合「状況」が優先されて、自分は置いてけぼりになるんだから。
寝る前に一日を振り返るときくらいは、自分の気持ちに全集中。
100%自分の味方でもいいじゃないか。
過去の捉え直しは自分責めの時間じゃない。
他人責めの時間でもない。
本当の気持ちを「取り出す」時間。
でも、まだ本当の気持ちまでは辿り着いていない。
その自分は、もう少し遠くにいる。