テクノロジーの進化が、ビジネスも変える
WBC、日本チーム全試合観て、感激した。ハマるあまり、優勝した決勝戦の夜、2009年の決勝をYou Tubeで探し出して、観た。韓国戦。LAドジャー・スタジアム。
驚いた。イチローが活躍し、ダルビッシュも投げる試合なんだけど、午前中に観た野球とはまるで違うスポーツに見える。
2009年の野球は「ぼくがよく知ってる野球」なのだけど、こうやって見比べると、2023年のマイアミ決勝戦はなじみのない野球だった。
なんと言えばいいのか、表現が難しい。
2023年の野球は、選手の身体能力にせよ、ゲーム運びにせよ、戦略にせよ、もう、AIがやってるような高度さなんだ。基本、ホームラン以外の得点は難しい。
気づいた。この背景には、テクノロジーの進化がある。
球速にせよ、ボールの曲がり具合にせよ、飛距離にせよ、バットの速度にせよ、すべてデジタル化できる。データ化し研究できる。当然、戦略に使われる。
ゴルフも、いまは、ピンまで何ヤードなのか、手元のデバイスで秒で測定できる。アプリもある。
クラブのヘッドスピード、デジタルで数値化できる。
打った瞬間に、ボールがどの方向へどれだけ飛ぶか、ほぼ正確に予測できる。風速も加味して。
ゴルフプレイも、日々進化しているはずだ。
WEBで使える対話型AI ChatGPT(以下GPT)を使うプロジェクトやっているのだが、GPTは間違いなくビジネスを変える。
「阪本啓一の功績について」訊いてみた(笑)
むふふふ(笑) GPTくん、何か美味しいものをごちそうしましょう。
さて、「GPTは間違いなくビジネスを変える」と書いた。
何を変えるかというと「抽象力を鍛えてくれる」。GPTを使いこなすには、「問いを立てる力」が求められる。問いを立てる中で、抽象力が鍛えられるのだ。
現代のマーケティングやビジネスには格段に抽象力が求められている。
なぜなら、「もう、モノをもりもり作って、売って(買って)、使って、捨てる」という旧来のビジネスモデルはあり得ないから。
たとえばスイーツ。
安くて美味しいスイーツは、コンビニで簡単に買える。そんな環境の中、スイーツの店を始めたとしよう。必要なのは抽象力だ。具体ではやっていけない。具体はコンビニにある。
ここにしかない価値は何か。これはスイーツに限らない。そして新しいビジネスモデル「循環型」になっているか。
ブックオフの店頭は、近隣住民のリビングルームが引っ越ししてきたものだと考えればいい。
「うちでは使わなくなったけれど、でも誰かが使ってくれたら」
そういう思いで商品が持ち込まれる。
昨日、心斎橋店で、こんなのを見つけた。中学生むけ漢字ドリルだ。
16ページ。
こっから先、すべて白紙(笑) あー。16ページまでがんばったのに、ここでメゲたか・・・とよーく見てみたら、このドリル、16ページからなんだよ(笑)つまり、最初の1ページで降参したわけで、こういう子、可愛い。
ブックオフは抽象力で繁盛している。近隣住民のエコシステムがブックオフ店頭を創っている。
同じ大阪でも、心斎橋店と京橋店では、商品がまるで違う。
近隣住民のリビングルームが違うから当然だよね。
この抽象力こそが、大事なんだと学びました。
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