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若いだけでいい

いよいよわが街 北浜にもスタバが来た。
朝、会社に向かって歩いてて

「元気」

が飛び出してきた。

ここは以前銀行、そういえばスタバができたんだった。

時計を見ると7時。祝日の朝の7時。北浜のどの店もまだ寝てるか定休日だ。

若い女性スタッフ二人

元気

が人間のカタチをして動いている。

テキパキと、店の準備してる。

朝7時から夜22時まで営業。

そういえば、道路隔てた向かいにはハンバーガーチェーンがある。
ここは息子の悩みを聞いたりした思い出の店なんだが、ここのところ厳しいようだ。

貼り紙


人員不足のため営業時間を変更させていただきます。

土日祝 
開店時間 09:00
閉店時間 21:00

一昨日だったか、朝、店の前を、くたびれた中年男性が、やっとこさ、とばかりに掃除してた。

同じ飲食なのに、かたや働く人が来ない。
かたや早朝から「元気」が服着てガンガンやってる。

この違いは何か。

元気を呼べる違いとは?

くだんのハンバーガーチェーンはスタバより日本での歴史は長い。

だから「ブランド」としての認知に遜色はない。

違いがあるとすれば
「スタバ」「スターバックス」というブランドネーム自身が持つパワーだろう。

「〇〇(ハンバーガーチェーンの名前)で働いてるねん」

と友だちに言ったときと

「スタバで働いてるねん」

と言ったときの友だちの反応の違いは明らか。

いまや「スタバ」は珍しくもなんともない、むしろ「普通名詞」化したくらいのブランドなのだが、しかし「スタバ×北浜」としたときの新鮮さ。

昨日日曜日夕方のスタバ北浜はにぎわっていた。MacBookAirを広げ難しい顔してる西洋人女性や、意識高い系のカップル、フリーランス・・・

北浜に、こんなに若い人たちがいたんだ。背広おやじだけじゃなかったんだ。

年寄りだらけのこの国で、新規開店し、客を呼ぶ秘訣は何か。

接客? 美味しさ? 立地? 

ずばり、わかった。

若さだ。

若さと元気。

これだけあれば、客は来る。

若いだけでいい。

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