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1ダースにまとめなさい

「伏線回収せんのかいっ!」
「あのあとどうなったか知りたいのに、銀行の話なんざ、興味ない!」

というお声が多数寄せられております。ある方など、フォローを外されました(笑)

ぼくもあそこで終わるとは書き始めたとき思ってなかったんですよ。ところが、どうしてもあの後どうなったか、何したか、思い出せない。
あの時刻だと宝塚に住んでた彼女は確実に帰れないはず。

だとしたらどうなった?

気になるが、思い出せない。そういうことって、ありませんか?

やむを得ず、銀行の話、書きました。話変わりすぎた。確かに(笑)

彼女とはそれっきり。もう一度お付き合いが始まることもなく大学時代は過ぎて、ぼくが旭化成に入社した直後、一度だけ食事して、お酒飲んだ。それっきり。

20年以上経って、起業し、JOYWOW始めてから東京丸の内で食事した。それっきりで、こんにちに至る。

昨日のnoteをメールで連絡し「あの後、どうなったっけ?」と聞けばいいのかもしれないけれど、彼女はいま、大学教授だ。結婚もしている。聞けないよなあ。忙しいだろうし。

というわけで、今日もお話変わります。

本はどんどん読むけど、どんどん捨てる。ぼくに「蔵書」の観念はない。自分の著作さえ、捨ててるから。

でも、「どうしても捨てられない」という本がある。

いまの自分を作った本たち。ビジネス限定、文学別。
書棚から、出してみた。

マーケティングについては、やはりセス・ゴーディンの影響を受けてるなあ(最下段)。

『Tribes』、邦訳はクセのある人が翻訳したものだから評判にならず気の毒だった。ぼくのフォーカス・マーケティング、コミュニティ論の原点になってる。

『MEATBALL SUNDAE』は邦訳されてないエッセイ集。セスのエッセイはどれも面白いが、この本は中でも秀逸。

そして『Purple Cow』。セス自身、マーケティング本のおすすめリストでは必ず入れてる。わずか143ページに圧縮されたマーケティングエッセンス。

これは見習いたい。次の読書会の課題図書にする予定。

ぼくが独立起業しようという決意をし、その背中を押してくれたのがトム・ピーターズ(下から二段目、右二冊)。特に『The Pursuit of WOW!』はメルマガの原点になっているし、JOYWOWの社名にいただいている。トムのこの2冊、提げてパロアルトの彼のオフィスへノーアポで会いに行った。会えなかった。

『ティッピング・ポイント』は読んでおいて損はない一冊。ジャンルでいうとマーケティングになるんだろうけれど、文化としても知っておくといいと思います。邦訳タイトルは何だっけか。『急に売れ始めるにはワケがある』とかそういう文庫だった気がする。

ドラッカーの著作はほぼ全部、読んでる。うち2冊は勉強会レジュメとして翻訳もした。

ドラッカーは英語に関するとネイティブではない。だからこそ明晰で、わかりやすい英語を書いてくれる。彼の発音もわかりやすい。スタンフォード大学で道案内してもらった時も、年配のしわがれ声にも関わらず、しっかり聞き取れた。それだけ明確な発音をしておられる証拠だ。

最上段右のブランド本は、翻訳した。『ブランド・マインドセット』。分厚くて高価だったにも関わらず、3刷か4刷まで売れたんじゃないかな。

そしてポール・ホーケン。いま読書会やってる『ビジネスを育てる』は、やはり古典の中の古典だろうね。1987年に出版されたとは思えない本質を突いた内容だ。

ということで、「どうしても持てる本は1ダースにまとめなさい」と言われたら、これらの本にします。自分の本は選ばない。恥ずかしいよね。

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