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風景を共有する

ぼくたちの現実はホログラムかもしれない。

つまり、映写された、実体のないもの。

たしかに、身体はしっかりある。

ニュートン力学に沿って、重力が支配している。

だから、落ちたら痛い。転んでも痛い。

でも、それらすべて、人の意識が創造したものなのかもしれない。

映画『天間荘の三姉妹』

海沿いの街。

ここに住む人は天災で一瞬にして生を奪われた。

だから「死への準備」ができていない。

するとどうなるかというと、昨日と同じ今日を生活する。

死んだ自覚がないから。

住民はみんな海、空、雲、風、海鳥、商店、学校、水族館・・・といった「風景」を共有している。だからそのままの街のコピーが生まれ、そこで生活し、仕事する。

ニュートン力学はしっかり働いているから、高いところから落ちたら危険だし、火が襖(ふすま)に燃え移ったら火事になる。

でもみんな薄々気づき出す。

怪我しないし、年取らないし、「未来」や「過去」といった人生につきものの「時間による成約」がない。

おかしいぞ。

ホログラムの中に、ぼくたちはいるのか?

さて、このホログラムに迷い込んだ主人公(のん)がどんな選択をするか。
住民たちがどんな選択をするか。

それは映画を観てのお楽しみということで。

思ったのは、映画の世界に限らず、まじでぼくたちのこの世界がホログラムなのかもしれないということ。

フォーカス・マーケティングではコミュニティ作りを重視している。
コミュニティの強みは何かというと、

風景を共有する

ことだ。

JOYWOWはパーティ、遠足、トークライブなどで中央公会堂、横浜マリンタワー、葉山ラ・マーレ、沖縄、ハワイ、台湾、ソウル、ホーチミン、ホイアン、ダナン・・・などの風景を共有している。

この、「風景を共有」ということは、実はものすごく大きいんじゃないか。

これまであまり語られてこなかった。

MAIDO17では「集客の科学」をテーマにしている。

今月、「風景を共有する」について、みんなと議論しよう。

皆さんも、社内や仲間で「風景を共有する」ことについて意見をシェアしてみてください。きっと実り多い時間になると思います。

ホイアン観光船で稼ぐ母子

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