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デジタル・ストレス
ある施設、特に名は秘すが大阪産業創造館へ会議室予約に出かけた。来年2月のYukari way season4とMAIDO being。
電話でもいいのだけど、郵便局に行くついでに立ち寄った。現場に行くのが一番速かろう。その場で申込書書いて、料金も現金で支払って帰ろう。
行った。
「電話でないと受け付けられません」
理不尽(笑)
半年先から予約を受け付けるのだが、今日9月1日は来年3月の予約解禁日なので、電話が混むらしい。ネットで空き状況がわかるようになっているので、複数の職員がやるわけにはいかない。1人に絞って、その人が朝9時半からずっと電話で応対するのだ。
まあ、そんな中、ノコノコ出かけて行って、電話とは別に会場予約したらややこしくなる。
誠に合理的である。
しかし、全体で見ると、極めて不合理だ。
客(ぼくのこと)がわざわざ足を運んで、エスカレーター乗って、受付窓口へ出向いて、そして、「ここじゃ受け付けられん。電話せい」と言われる。
大阪産業創造館は立ち上げプロジェクトにはニューヨークから出張して携わった。こけら落としの大ホールセミナーはぼくがやった。一周年記念セミナーはバンドで出演した。
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それなのに、ああそれなのにこの仕打ち(笑)
個々の1つずつは合理だけど、全体体験としては非合理というのは、お役所や大企業のやること、つまり、アタマいい人のやることに多い。
話は変わる。
昨日のこの記事。
現実のカフェのコンセプト&戦略ストーリーとして書いた。ぼくはここのコンセプト&ストーリー戦略担当をしている。
ストーリーはコンセプト「誰に・何を・なぜ」をもとに組み立てる。
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おととい、ドラッグストアでオーラルケアを2個買って、レジでスマホ(交通系IC)決済しようとしたら残高不足で赤くなってブー鳴った。あわてて千円札をレジの担当者に渡そうとしたら「器械に入れてください」と冷たく言われた。スギ薬局、エラくなったもんだなあと、顧客としては大変たいへん不満足だった。商売でありながら、この姿勢はなんか、気に入らねー。コンビニもそうだし、商いの現場、デジタル化で顧客に余計なストレスを与えてる。
この体験、使ってる。
「誰に」・・・オフィスでデジタルストレス連続の仕事している女性
「何を」・・・スイッチオン・オフの切り替え
「なぜ」・・・ゆるむことで生活が満たされる
つまり、カフェでありながら、「競合」つまり同じ価値を提供しているのはエステサロンなのである。
そして、鍵はこれ。
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「ダメな人間になってしまう」ヨギボー(笑)
「ダメになってはいけない」というテンションで仕事している人に、「ダメになっていいんですよ」と。
そしてメニューより先に渡されるのが
![](https://assets.st-note.com/img/1693533511700-tPMglICwEv.jpg?width=1200)
実はこれ、ぼくが日ごろお世話になっている。
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少なくとも描いてる間はスマホ見ない(笑)
そして、「現金は自分で器械に入れなければダメ」「予約は電話でなければダメ」なんてことから解放される。
ゆるめる。
デジタル・ストレスな社会に必要なのは、こういう「ゆるみ」だと思うのですよ。
ほんと、めんどくさい世の中になったね。デジタル、良くないね。