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「人間というのはレゴブロックのようなもの。色々なパーツがあることで初めて、自分たちが作りたい様々な造形物が生み出せるようになります」

「『人間というのはレゴブロックのようなものなんです。
レゴって、大きいパーツもあれば小さいパーツもありますし、大きさだけじゃなく、形や色だっていろいろなパーツがあります。

そうやっていろいろなパーツがあることで初めて自分たちが作りたいさまざまな造形物が生み出せるようになります。

もしも、大きいパーツしかなかったら、それは立派に見えるかもしれないけれど、でも実際に作れるものは限られてしまいます。

どんなパーツもそれがそこにあるからこそ価値があって。
自分っていうのは、どういうところで貢献できるのかとか、一人一人がもっている形を生かしてどうやって社会を作っていきたいかとか、そういうことをこれからみんなで考えていってください』

と、デンマークでは、学校でそんなふうに子供達に教えていくんですよ」

と私に教えてくれたのが、このデンマークそもそもラジオのパーソナリティのニールセン北村朋子さんでした。

ニールセンさんには、ちょうど今から1年くらい前に、レゴシリアスプレイのグローバリミーティングに参加した際に初めて、お会いし、上記の言葉をおせていただきました。

デンマークの社会の営みや教育についてもっと深く知りたいと思い、コペンハーゲンから電車で2時間くらいかけてロラン島まで行ってもう前のめりになっていろいろ聞かせてもらったのを今でもよく覚えています。

ㅤ上記のこの言葉もそうですが、デンマークには、本当に成熟した教えがたくさんあって、何度、衝撃を受けたかわかりません。

今回のこのラジオでも、デンマークの教育の特徴について聞かせてもらえるので、ぜひ聞いてみてもらいたいんですが。

もう今から200年近く前から、対話を通じてみんなで目指す社会を作れるように進めてきていて、その原点が公教育にあるというのを知ると、日本とのあまりの違いにやっぱり衝撃を受けますよね。

日本ではシルバー民主主義が問題になっていますが、デンマークの民主主義について聞かせてもらうと、シルバー民主主義は自己中民主主義の下位概念なのではないかと、そんなことを思います。

自分にとって良いと思うものをおのおのが言うのではなくて、みんなにとって良いと思うものを表現し合い、聞きあった上で投票していくというのは、多様な人が集まっている社会を成り立たせていこうとすると必須の考え方だろうなと思いますし、日本社会はそこが圧倒的に未熟なのではないかという気がします。

最近、金融資本主義から、マルチステークホルダー資本主義へのシフトの重要性が叫ばれていますが、民主主義においても同じようなことが言えるように私には思えていまして。

それが、自己中心民主主義からマルチステークホルダー民主主義へのシフトではないかというものですね。

そういうコンセプトないのかなと思い、先ほど、ググってみたんですが、残念ながらそんな言葉はないようです。。。

なので、私が間違ったことを言っている可能性もなくはないのですが、ただ、そういう観点からもものを見ていくっていうのは、私はやっていきたいし、多くの人にそういう観点も持ってもらいたいよなということを思っております。ㅤ

このデンマークそもそもラジオ、基本的に毎月、1日と15日に更新されていくということです。私は、もう毎回、この2つの日を心待ちにしています笑

この投稿を読んで興味が湧いた方はぜひ聞いてみていただき、チャンネル登録といいねボタンをしていただけると良いかと思います。


またあれから1年が経ち、再び、今、私はレゴシリアスプレイのグローバルミーティングに参加するため、デンマークに来ています。

今年もどんな話が聞けるのか、またデンマークに来て、どんなところに違いを感じるのか、よくよく感じていきたいと思っています。

感じたことについては、また書き記して、共有していきたいと考えています。その際をお楽しみに。


今日も素晴らしい学びの機会をどうもありがとうございました。

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