研究ノート 原子力規制委員会「敦賀2申請書に関する審査書」(案)のパブコメの結果は、判断不能のグレー判定が大部分を占めると思いますが、今後、原電は、同委員会との打ち合わせで、破砕帯が活断層でないことの証明レベルと判断基準を確認し、その条件がクリアーできれば、良いことの約束をしておくことで、審査の最初の打ち合わせで、同委員会の判断基準の確認を怠ったことが、問題をややこしくしており、今後、両者とも、首をかけたチキンレース

手入した資料のうち、
・規制委員会 パブコメ募集要領(締め切り2024.9.27)、
・規制委員会 敦賀2申請書に関する審査書(案)、
・原電 敦賀2破砕帯の新規制基準適合性審査について、
を吟味しましたが、特に、二番目の審査書の記載内容は、原電調査結果に対する意見であり(原電資料を長く引用、その後、短い意見)、規制委員会は、明確に否定できる記載はしておらず、疑惑が消えないと判断しているだけで、判断能力不足を否めず、審査書の記載内容は、専門的であり、的確にコメントできる研究者は、限られており、たとえコメントできる立場であっても、yesともnoとも言いにくい内容で、パブコメの結果は、判断不能のグレー判定が大部分を占めると思いますが、今後、原電は、原子力規制委員会との打ち合わせで、破砕帯が活断層でない(活断層でなければ連続性の証明は不要)ことの証明レベルと判断基準を明確に確認し、その条件がクリアーできれば、良い(合格)ことの約束をしておくことで、原電は、審査の最初の打ち合わせで、原子力規制委員会の判断基準の確認を怠ったことが、問題をややこしくしてしまったように思えます。
今後、両者とも、首をかけたチキンレース、同委員会が、次回に、合格にすれば、前回の間違いの責任により、全員更迭され、次回も同判断ならば、原電は、敦賀2の廃炉受け入れ、どちらも致命的信用失墜。
【2024.9.24補足】
 原子力規制委員会「敦賀2申請書に関する審査書(案)」は、25ページで、半分以上は、原電主張の引用であり、Ⅲ審査結果には、「K断層は後期更新世以降の活動が否定できないこと及びK断層は2号炉原子炉建屋直下を通過する破砕帯との連続性が否定できないことから、設置許可基準規則第3条3項に適合しているとは認められないと判断した」と記されています。

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