【23作目】企画『あなたの記事から絵を描きます』
こんにちは、清世です。
企画『あなたの記事から絵を描きます』23作目のご紹介です。
企画詳細はこちら
1.すみかさん/母の日をアップデート
元の記事はこちら
2.記事とすみかさんについて
「母の日」から母について、そして母性についてのお話しです。
現代は母ではない女性もいるのだから母の日は「母性の日」にしようというご提案。
こういう発想、すごく良いですよね。しかも変えよう!じゃなくてアップデートって表現してるのが、「よりよく」が感じられて素敵です。
お題記事では後半に母性にまつわる小話4編も掲載されています。ぜひみんな読んでね。
4編を読んで、母性とは「慈しみを贈るまなざし」かなーと解釈しました。
お話しのなかの人物は、母から娘、妻から夫/夫から妻、祖母から孫など様々な関係性の中でみな優しげに対象を見つめています。
女性から誰かに向けてでなくとも、男性からであったり、あるいはものをいつくしむまなざし。
決して押しつけではなくあたたかいもの。
こう定義すると、すみかさんの「おはよう、諸君」もまたひとつの母性の表現ではないでしょうか。
すみかさんからわたしたち読者(あ、諸君か)への、いつくしむ、まなざし。
すみかさんとはたぶんこの企画からご縁ができた気がします。どこで見つけたんだろう。ありがとうございます!
3.ネタ出し
ネタ出しの紙
一番難しかったです。理由は2つ
①どのようにまなざしを描くか。
➁曲、聴く…?
➁から話しますね。そう、すみかさんはイケてるギタリスト:ジユンペイさんの『記事から曲』とわたしの記事から絵、ダブルコラボを希望されていたのです。
自分の立ち位置が別ジャケットなら曲は聴くべきだけど、人の解釈をどこまで取り込むか、と疑問が湧きめっちゃ悩みました。少なからず彼の考え方に引っ張られると思うんですね。
で、記事の解釈の多様性、自分とすみかさんの記事のあいだでつくられるものを重視して聴かない・読まないことに。まだちゃんと聴いてなくてよかった
そして①。目だけストレートに描くか…?と迷いました。
が、すみかさんの記事のどこかでカーネーションを贈っている人の絵があったので、まなざしの繋がりが出ると思い、花を受け取ったあとのひとときを切り取った構図に。
4.完成/全体図
『まなざし』
母性の日、カーネーションを受け取る「人」へのまなざしから、花を生ける瞬間。花をみて人を想い、慈しむまなざし。その光景をみている、あなたのまなざし。
着物はすみかさんのアイコンから。
鉛筆描きからデジタル塗り。
工程は手描き日本画とほぼ同様で、何重にも普通レイヤーと乗算レイヤーを交互に重ねています。
いかがでしたでしょうか。
すみかさんのnoteはこちら。わたしもあなたも味方です。
5.ご本人からのフィードバック
すみかさん、ご参加ありがとうございました!