昭和女、「映えるフルーツのスイーツ」にあこがれるの話
桃好き。
いや、くだもの全般大好きなので、
ももも好き。
すもももももももものうち
〈言いたいだけやろ〉
失礼しました。
“アイスは食べるくせに、かき氷は冷えすぎるから苦手”というかなり自分勝手な胃弱なので、
数年前から「かき氷が2000円超えもザラ」な現象が理解できませんでした。
かき氷屋さん、すいませんです。
もはや昭和女が知るかき氷ではないんですね。
「the赤!いちご!」とか「the黄色!レモン!」とかそんなんじゃなくて、
【ふわふわな氷になんちゃらフロマージュのソースを炙って、中にはカスタードなんちゃらで、てっぺんに桃が丸ごとドーン!】
そら2,3000円しますわ。
昔から頂きモノの桃があっても、
それはみんなでわけるもの。
やのに、“映え桃スイーツ”は「丸ごと1個を1人で1食で」ですと?!
そら2、3000円しますわ!
〈何回言うねん〉
冒頭でも言ったように私は『NO FRUITS NO LIFE』で、毎食なんらかの果物を食べるのですが、
りんご、オレンジ、バナナ、チリ産のぶどう以外の果物は“ぜいたく品”でして。
なかなか口にできません。
昔からぜいたく階級の果物、いや【おフルーツ】が食べられるチャンスはお供えとかお中元か、風邪ひいたとき。
しかし幼い時は無駄に健康優良児だったので、チャンスはなかなか訪れず。
よく風邪をひいていた兄のためにと母が買ってきたメロンのおこぼれを喜ぶという低俗な妹でした。
年齢だけは「大人買い」ができる資格が得れた今も
幼いときから根付いた“特別な時にやっと食べられる【おフルーツ】”という意識は消えず、
なかなか定番果物以外を買うことができません。
めったに桃にもお会いできないのです。
なんやったら現在は“年中なんとなく体調不良人間”なんで、【おフルーツ】を食べる資格があるはずやのに。
やだやだ。
でもそんな私にも年に数回、果物の神様が現れてくださいまして。
先日、“お桃様”をお与えくださいました!
ちょっとかためのうちは、追熟させるために常温でしばらく置くのが【おフルーツ】の常識です。
プラスで「そう簡単に皮をむいてしまうのはもったいない」と、
しばらく【おフルーツ】を愛でる期間を延長してしまう貧乏性。
さすがにもうそろそろお桃様、いただきます!
↓
く…腐ってる!!!
みずみずしい、つるんとした、まるで女子が憧れる肌のような色じゃ……
ない!
中年あるあるの、
いつどこで打ったかわからんけど、
いつのまにか変色してた膝の色になっとるやないか!
「すぐ食べるのがもったいない」じゃねえよ!
腐らせる方がもったいないやないかい!
マンガで擬音をつけるなら、
まさに「トホホ」
声に発したことない人がほとんどだと思います。
でも、今でしょ!
私!人生で初めて発します!