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男性育休を終えて~10cm育った子と何ミリか育った父~

めっちゃこんにちは。

先月第一子が産まれ、育休を取得した30歳の男である。
もらっていたパパ育休の約3週間が終わろうとしている。

この3週間の育休は、会社の仲間の協力を得て、無事にフル育児コミット体験を果たすことができた。
少し仕事もやりつつ・・・などと考えたが、その場合仕事を言い訳に育児から逃げてしまうことが目に浮かんだ。

せっかくいただいた機会である。育児に全力投球することにした。
ワールドシリーズの山本由伸ぐらいに。

甘い覚悟

育休の前から、多くの助産師Youtuberからも学びを得るなど情報収集に努めた。(本当にためになっている)
赤ちゃんと暮らすというのが、簡単でないことは当然覚悟していた。

「3〜4キロもある赤ちゃんを毎日抱えるのは筋トレやな」
「夜中にも授乳が何度もあるのか。深夜にミルクで助けられるだろうか」
「首が座ってないのか。風呂とか心配」
「家事も回らないだろうな…」
などと予想はしていた。

すべて実際に大変であったが、大いに甘かった。

Pureな心で・・・

ToDoリストに意味はない

効率よく育児に貢献しようと、仕事のように「ミルクを早朝・夕方に2回、オムツ交換8回、午後に晩飯の準備をしよう」と、頭の中でToDoリストを作り、チェックしていこうと考えた。
また、当日うまくいかなかったポイントについて、PDCAサイクルを回し翌日の育児を改善しようと考えた。

育児をタスクの進捗を追うように考えた自分を、今では笑わずにはいられない。

勘違いから得る学び

現実には「こなすだけの仕事」は存在しなかった。当然である。
四六時中、どの瞬間をとっても予測不能で、次に何が起こるかわからない。
そう、赤ちゃんは「Googleカレンダー」を行動管理のツールとして使っていないのだ。

勝手に起案したこちらの思惑などお構いなしに、不快を泣き出して訴え、夕方には何を訴えているかわからぬまま泣き出し、眠りたい時に眠る。

小さな命が、筋書なく24時間ライブパフォーマンスを演じるのである。
それも休演日なしで。
これには、ベテラン忍者ショー俳優も開いた口がふさがらない。

ただ、「こなせない仕事」から得た学びもある。
小さな小さな命が、1人の人間として日々を生きることを肌で感じられたのである。

この3週間は、1人の親として、1人の人間と向き合う在り方を学ぶことができたように思う。

レバレージズのCMより拝借

育休Beyond

妻がすごい。
数年前まで、私の酒飲み友達だった彼女が、母である。

毎日育児に全力である。頭が上がらない。
感謝でいっぱいだ。

母にしかできない育児の守備範囲は間違いなくある。
この期間では男の貢献できうるポイント、女性の負荷が重くなる時間帯・傾向を必死に探してきた。
「おっ、ここは出番や!」と思えるポイントがちょっとは見えてきたように思う。

育休の期間が終わる。

3週間の育休生活の中で、この生活が本当に毎日続くのか、と思った日もあった。
しかし心の底からの笑顔が絶えない、かけがえのない時間であった!
(最も笑ったのは、結構混雑したエレベーター内でベビーカー上で大人顔負けの屁をかました後、本人が一番驚いた顔をしていた時)

この経験を家族で組んだトリオでの活動に生かさねばならない。

ちっちゃいねえ、かわいいねえ

結び

驚くのは、子どもの成長の早さだ。
毎日成長していくのが肉眼でわかる。
身長もすでに10cmも伸びた。嬉しい気持ちでいっぱいだ。

30歳の私も数ミリは成長できただろうか。
少なくともこの3週間に今まで見たことのない景色を見せてもらった。
これからの日々にも期待が膨らむばかりである。

さて、明日からも!こなしてんなよ!

わがままではなく、あるがままに

松岡修造

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体操営業マン│きよたけ
夢見がちな居酒屋侍、今晩も孤軍奮闘中です