「日常の楽しみになる温かい料理を作り続けていきたい!」 スープで食べる一日分の野菜 「ゴロゴローネ」浅草店 小田洋平さん 【KitchenBASE テナントオーナーインタビュー】
KitchenBASEは「新たな常識に挑戦する」を合言葉にして、デリバリー専門のクラウドキッチンとして誕生しました。入居するテナントオーナーにスペースと設備を提供するだけでなく、想いの詰まった料理をお届けするための販売サポートやコミュニティづくりまで行っています!
【KitchenBASE テナントオーナーインタビュー】
「日常の楽しみになる温かい料理を作り続けていきたい!」 スープで食べる一日分の野菜 「ゴロゴローネ」浅草店 小田洋平さん
次々に新店舗を構えながら、フードデリバリーの可能性を広げ続けるKitchenBASE。そんな国内最大級の実績の秘密を探っていくインタビュー企画。今回は、スープで食べる一日分の野菜 「ゴロゴローネ」浅草店 小田洋平さんにお話を聞きました!KitchenBASEの魅力について現場の声を聞いていきましょう!!
■食のお仕事を始めたきっかけはなんですか?
飲食業の楽しさを知ったきっかけは、高校を出て居酒屋の厨房でアルバイトを始めたときでした。飲食店は料理を作るだけではなく、内装やBGMなども含めた雰囲気づくりが大切です。元々何かを形作ることが好きだったので、お客様が楽しむ時間や空間を作ることにやりがい感じました。今も食の仕事を続けるモチベーションになっています。
当時は1分、1秒を争う緊張感のある現場で働いていました。スピード感のある中で他のスタッフとチーム一丸となり作り上げることも楽しかったです。その後は洋食など他の飲食店での経験も積みながら、仕事の幅を広げていきました。
■ どうしてデリバリーに挑戦しようと思いましたか?
最初は同級生から、デリバリーキッチンの共同経営のお誘いがありました。彼は飲食のマーケティングやコンサルティングをしており、以前から一緒に飲食店をやりたいよねという話はしていたんです。
KitchenBASEのことは以前からSNSで知っていました。実際に説明を聞いて、昨年の11月ごろにはKitchenBASE浅草店のテナントオーナーになることを決意。以前の仕事をしながら準備を始め、今年の4月から開店することができました。
いろんな飲食店で働く中で、常々独立したいと思っていました。コロナ禍になり、次に向けて動くことを躊躇していた時期でしたが、デリバリーであれば挑戦できそうだ、と。結局今は1人で運営しているのですが、デリバリーキッチンは単身でも腕試しができる環境だと思います。
これからの飲食店にとってテイクアウトやデリバリーは欠かせなくなると思います。今後コロナが落ち着いてきても需要が続く領域なので、引き続きデリバリーの学びを深めていきたいです。
■小田さんのブランドや商品づくりについて教えて下さい!
どんな料理にしていくかというコンセプトづくりに一番時間をかけました。
その後、レシピ開発や試作などにとり組み始めました。
最初は低温調理の肉ちらしなど他の商品を販売していたんです。寒い日にまかない代わりに試作したスープが好評でしたので販売してみると、人気メニューになりました。今はスープに注力してメニュー開発をしています。
もともと野菜を使った料理を作りたかったんです。都会にいる方に野菜をしっかり食べて欲しい、野菜を作っている方の想いも届けたい、と思っていました。試作の過程で、スタイリッシュなサラダよりも、温かみを感じられる具沢山で田舎っぽさのある野菜スープを作ることにしました。
野菜を食べたいという時にサラダではなくスープを選べる機会は少ないですよね。人気が出た理由として、「1日分の野菜を食べる」というコンセプトが伝わりやすかったのかなと思いました。
■ゴロゴローネのスープの魅力はなんですか?
野菜不足の方に向けて、野菜だけでお腹いっぱいになれるボリュームのあるスープになっています。スープにすると、栄養も丸ごと食べることができるのでいいですよね。看板メニューはカンパーナですが、今一番人気なのはクラムチャウダーです。野菜の甘みとあさりのうま味が凝縮されており、あっさりとして食べやすいですよ。毎回同じスープを頼まれるヘビーユーザーの方もいらっしゃいます。
メニューもその時々でいろんなバリエーションを用意しています。夏場にカレーフェアを行ったり、お客様の反応を見ながら柔軟にアイディアを出して動いています。凝った料理ではなく誰にでもわかりやすいものを作ることにこだわっています。
自分の調理経験の中で牛肉料理を扱う機会も長かったので、培った技術を活かしたローストビーフのメニューもおすすめですね。
容器もSDGsを踏まえて紙製品にしています。紙の方が熱にも強いのでスープをお届けしやすいという利点もあります。
■今のお仕事をしていて大変だったこと、辛かったことはありましたか?
一人でオペレーションを回しているので、そこは大変ですね。企画、試作、撮影、運営など、取り組むことは多いです。商品の仕入れなども前職でも経験していましたが、デリバリーのやり方に慣れるまでは苦労しました。でも、結果に繋がったときの達成感がありますし、忙しい時こそやりがいを感じます。
雇われてる時も調理、接客、会計、教育など多業務をこなしながら辛い時期もありました。どの現場でも大変な状況は同じですので、独立して成功した方が満足な働き方や収入に繋がりやすいと思いますね。
■仕事のやりがいや楽しさはなんですか?
飲食業のやりがいは料理を提供してすぐに結果が出ることです。
食べたときのお客様の表情や反応は、自分の料理への評価なので、とても気になりますね。しかし、調理スタッフをしていたときは基本的にお客様の顔が見えませんでしたし、常連の方も把握し難い状況でした。今はデリバリーなので顔は見えないものの、数字で評価を返していただけます。美味しい美味しくないだけでない具体的な評価をいただけることは、とても励みになります。また過去に何度利用しているのかも知ることができ、リピーターさんを把握できるので、自分の料理を届けられている実感に繋がっています。
UberEatsの場合は画面上でお客様からの評価に返信をすることができるので、コミュニケーションをとるきっかけになっています。また、次回の利用に繋げるために商品に同封するサンキューカードには自分のInstagramも載せています。SNSを通じてお店や商品の魅力をお伝えできますし、時々DMでコメントをしてくださる方もいるんです。顔が見えない状況でもお客様とコミュニケーションをとれることは大きなやりがいです。
今回独立してデリバリーに挑戦したことで、自分が今までやってきたことを自信に繋げることができました。同業者である他のテナントの方にも料理が美味しいと評価していただけるので、本当に嬉しいです。
実店舗に比べて、いろんなメニューに挑戦することへのスピード感を持つことができることも楽しみの一つです。期間限定のブランドを展開することもあるんですよ。
■今後の展望をお願いします
食事は生活の楽しみだと思います。「今日の夕飯はハンバーグだから早く帰ろう!」みたいなうきうきする経験って皆さんあると思います。同じように、「今日は疲れたし、この前のスープをデリバリーで頼んで真っ直ぐ帰ろう!」と楽しみにして頂ける商品づくりを目指しています。誰かの生活に寄り添う料理が展開できていることが嬉しいですね。
これからも、中食の業界ならではの、お客様の生活の一部になれる料理を追求していきます。
先々はデリバリー以外にも、キッチンカーのテイクアウトやECなど、飲食店を活用していくノウハウを学び、複数の事業を展開できる料理人になりたいですね。
■KitchenBASEの魅力をお伝えください!
飲食は閉鎖的になりがちな業界ですが、今はいろんなジャンルのお店とコミュニケーションが図れています。普段出会うことがない業種や役職の方と出会えて仲良くなれることはとても貴重な機会です。業界の中で横の繋がりがができ、切磋琢磨できる環境はなかなか見つけられないのではないでしょうか。
休憩のときによく他のテナントのオーナーやスタッフの方と一緒になりますが、皆さんとても気さくに接してくれます。最近の動向など他店の状況を聞くことができるので、参考になります。
同じ施設に入居しているテナントさんは距離が近く仲間のような感覚ですし、デリバリー上に出店しているのでお客様からの需要も住み分けされていると思います。
特に気にかけてくださるテナントオーナーさんには、原価や仕入れのことなど具体的な相談もさせていただいています。一人で経営している立場ですので話し相手になっていただけてありがたいですね。
テナントが複数入居していると得られるデータも多くなりますので、売り上げの変動が時期的な影響なのかなど、分析もしやすくなると思います。
■読者の皆さんに是非メッセージをお願いします!!
今飲食店で2番手や3番手の立ち位置にいる料理人の方は特に、絶対に独立の道へ挑戦する価値があると思います。KitchenBASEですと初期投資が安く、ハードルを低くして挑戦しやすいです。若い方ほど、自分が今後どんなことを学んでいくといいか気づくことができます。自分で実際に運用していくことでいろんな経験値を得て、人脈も広がり、料理を作る以外の広い視野を持つことができますよ。
デリバリー業界では、自分の料理の評価が具体的な数値で返ってきます。率直なご意見をいただいたときには思いっきり凹むこともあるし、逆にとても自信が着くこともあります。調理学校を出て一流店で修行をしている訳ではない私でも、案外いけるじゃん!という手応えを持てています。未経験の方もユーザー目線のブランドをつくりやすく、やり方次第で様々な工夫ができると思いますので、是非挑戦してみてください!
▶︎ デリバリーキッチン「KitchenBASE(キッチンベース)」とは?
デリバリーキッチンとは、オンラインで注文を受けるデリバリー専用のキッチンです。KitchenBASEでは1つの空間を区画で分けて複数の店舗でキッチンをシェアするため、デリバリーキッチンと呼んでいます。
KitchenBASEでは飲食店開業のハードルをグッと下げ、デリバリーという分野からテナントオーナーの挑戦を手助けするサービスを提供しています。
テナントオーナーが同じキッチンのメンバーともコミュニケーションをとりながら、より良い環境で楽しく自分の料理づくりに打ち込めるようにサポートしていきます。
飲食業に興味がある方はぜひ一度お問い合わせください!
▶︎ KitchenBASEを一緒に運営しませんか??
KitchenBASEの運営会社である株式会社SENTOENでは、一緒に働く仲間を募集しています!風通しの良い社内環境の中で、経験豊富なメンバー全員で組織づくりをしています。少しでも関心を持っていただけたら、ぜひお気軽にご応募ください!!
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