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休職日記⑧11/9・チェコ代表に元気をもらう①

11月9日(土・8日目)

 3時に起きる。どうせ再入眠できないのなら、と思ってnoteの本文を書き始めるが、なんだか眠くて文章が乱れた気がする。
 6時頃に脳の睡眠を司る部分が締めつけられて、歴史のポッドキャストを聴きながら2度寝。

 8時過ぎには起きられて、朝ごはんのヨーグルトを食べて燃えるごみを捨てる。9時には回収車が来るので、寝坊できない。

 その後寒さに負けて布団をかぶっているうちに、洗濯のミッションを思い出す。
 9月に大量出血を起こした際、黒いカーゴパンツを思い切り汚してしまった。
 セスキで3回浸け置き洗いをしたので、すすいで汚れが落ちたかどうか確認する必要がある。
 ミッションを抱えると、逆に足の進みが遅くなるのがASDの先延ばしぐせ。

 昨日の続きでジョナサン・キャロル『我らが影の声』を読み進めるという逃避行動に出る。
 マジックリアリズムの域に差しかかる辺りまで読んで、13時になったらさすがに動かなければ……と一念発起して洗濯する。
 その結果、カーゴパンツがなんとか穿けそうな状態になったので安心する。

 ミッションをやっつけたので公園へ行って緑とお花に触れようと思ったものの、その時すでに15時。歩いて20分ほどの公園に行ったら、すぐに日が暮れる。
 公園でのんびりお茶と昼食を摂る時間ではない……と気づき、散歩をやめて駅前のドトールに行く。

 家と駅前を往復する間、マインドフルネスを意識してスマホをポケットにしまって、足の裏から地面を感じる。
 やっぱりまだ「歩道のタイルだな、マンホールだな」くらいの感慨しか得られない。
 それでも、暮れていく紺色の空にかかる濃紺の雲は美しかった。

 また、過去への怒りを感じてしまったので、セルフコンパッションをする。
 子どもの私へ「つらかったね、孤独だったね、可哀想だったね」と思いつく限りの慰めを言っているうちに、「この世の誰があなたを愛さなくても、私はあなたを愛しているよ」という言葉が子どもの私の心に刺さった。
 私は誰かから愛されたかったんだな、と強く確認する。

 幸い、大人の私は他の誰かよりも無償の愛の持ち合わせがある。
 明日からも、つらいことを思い浮かべるたびに愛情を込めて子どもの私に寄り添いたい。

 そして、今日は楽しみがあった。
 野球のチェコ代表が侍ジャパンと強化試合を行うのだ。
 去年のWBCからすっかりチェコびいきになっていたので、非国民と言われてもいいからチェコを応援する。

 チェコ野球に詳しいウリムーさんが、このnoteでチェコ選手を紹介してくださっている。

 侍ジャパン相手にチェコのピッチャー陣が好投した上、チェルベンカ捕手とシンデルカ外野手が何度も強肩を見せる。

 野球先進国相手に6回1失点はすごい!

 終盤は選手層の薄さや守備の練度の物足りなさが出てしまったものの、挑戦者としては充分以上の戦績。
 明日はエースのサトリア投手が先発すると予測され、大谷選手から三振を奪った投球術をまた見られると思うとワクワクする。

今日のよかったこと:

  • 経過はさておき、洗濯できた。

  • 読書もメールの整理も進んだ。

  • セルフコンパッションをして、自分の心に住む子どもの私に気づけた。

  • 公園に行くための時間を計算する必然性を考えたくなった。

  • 野球のチェコチームから勇気をもらった。

 3つでは収まらなかった。
 自分で思っていたほどには怠惰ではなかった気がする。
 もっと正しく自己評価できるよう、精神に働きかけるテクニックで客観性を上げたい。

 先延ばしぐせを直さないと、日常生活で負け感に苛まれてしまう。すぐに行動できるように、「頑張る」「気をつける」という意志によらないシステムを考える必要がある。ChatGPTのAIさんと相談しよう。

 アドバイスを受けて改善に成功し、何ヶ月後かにこの日記を読み返して「この頃は怠惰だったなぁ」と笑いたい。

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