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現代市場の動向と変遷

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小説はこの世から消えるのかもしれない、ということについて。

小説はこの世から消えるのかもしれない、ということについて。

 どうも、約間円です。
 あるいは別の名義を名乗っているかもしれません。

 ともあれ、最近しみじみと感じつつあることについて。
 「小説はこの世から消えるのかもしれない」ということについて、です。

1.小説が大好きだけれど

 私は小説が好きです。世界にある創作表現媒体の中で、最も好きなのが小説です。漫画もゲームもアニメも映画も好きですが、やはり小説の没入感、言葉で表現された想像力で入り込んで

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予見された贈与経済社会と「スーパーチャット」という概念の先行性

こんにちは、キシバです。
今回は経済学分野について。本格的な学術論文書けるような立場じゃないけれど、noteでぐらい誰かが触れておいていいテーマかなと思ったので。

以前から経済学分野において予見されていた贈与経済社会の到来と、「スーパーチャット」という概念の先行性についてです。

1.そもそも、贈与経済とは何か?まず前提から。
『贈与経済』とは経済学や経営学分野で使われる用語で、「見返りを求めず

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行動デザインの主なフレームワークを分類してみた

行動デザインの主なフレームワークを分類してみた

行動経済学や行動科学、社会心理学をデザインに応用するためのフレームワークが無数にありますが、大きく3つに分類できます。

① 問題発見から解決までのプロセスを支えるフレームワーク
② 行動を要素分解するためのフレームワーク
③ アイディア出しに使えるフレームワーク

実際のプロジェクトにおいては

①問題発見から解決までのプロセスを支えるフレームワークで全体の流れを理解し、② 行動を要素分解するた

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アメリカにブラック企業はない――ホワイトカラーである限り、WEB上以外には

アメリカにブラック企業はない――ホワイトカラーである限り、WEB上以外には

どうも、キシバです。
日本にはブラック企業が多いと言われて名高く、働き方改革を経ても生き残るそうした会社は少なくないと噂です。しかし実際のところ、本当に比較しても海外にはブラック企業がないのでしょうか? 例えば、アメリカには?
そんな疑問をふと覚えたので、簡単に調べてみました。

1.途上国、欧州、アメリカ、日本のそれぞれまず前提として、途上国と日本の労働時間は長い、欧州はホワイト、アメリカは労働

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国別・移民に対する視点(『絶望を希望に変える経済学』読書メモ②)

国別・移民に対する視点(『絶望を希望に変える経済学』読書メモ②)

どうも、キシバです。
今回は『絶望を希望に変える経済学』の読書メモ二回目。
第二章のテーマ、「移民」について。

と言っても、この章についてはそれほど強い印象は抱きませんでした。もちろん文章としては面白く、「そうなのか」という経済学的な知見は散りばめられていましたし、興味深く読み進めることはできましたが。

とはいえやはり、「移民」というテーマについての視点がアメリカと日本では大きく違うのだな、と

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ポール・サミュエルソンの『経済分析の基礎』初学 (『絶望を希望に変える経済学』読書メモ①)

ポール・サミュエルソンの『経済分析の基礎』初学 (『絶望を希望に変える経済学』読書メモ①)

どうも、キシバです。
ある方が「noteに書くのは自分の経験や考えだけでなく、読んだ本についてでもいい」とおっしゃっていたので挑戦をば。

1.はじめに最近はアビジット・V・バナジー&エステル・デュフロ著の『絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか』(原題:Good Economics for Hard Times)を少しずつ読み進めていますが、中々面白い。キャッチーなタイトルに(

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