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【ゲームから学ぼう】エルデンリングで考える”社会の歩き方”

こんばんは、如月伊澄です。

きさらぎ書店ばかりになるのも嫌なので、いつもの記事も書いていきましょう。あと、きさらぎ書店好評いただきありがとうございます。
この場を借りて、みなさまの来店のお礼とさせていただきます。

【この社会をどう生きるのか?】

現代社会を生きるって難しいですよね。
働く一つでも求められることが多岐にわたって、それが出来ない人間は除け者にされてはじき出されてしまいます。

そんな社会を生きるコツが「エルデンリング」というゲームに詰まっている、といったら信じますか?
半信半疑でよいので、ぜひそんな人こそ読み進めてみてくださいね。

DLCでたよ!
楽しい。

【力こそ、王の故よ!】

RPGゲームにはつきものの「ステータス」

例えば力の数値が高いキャラクターは物理攻撃が強く、
魔力が高ければ魔法が強い、というようにキャラクターにはそれぞれ特徴があり、戦士は魔法を使っても弱いですし、魔法使いは基本的に非力です。

エルデンリングでは「褪せ人」というプレイヤーの分身を操作するのですが、「素性」と呼ばれる初期ステータス以外は、褪せ人をどう育てていくのかプレイヤーの一存に任されています。

ステータスには

  • 生命力(HP)

  • 持久力(スタミナと装備重量)

  • 精神力(MP)

  • 筋力(物理攻撃力)

  • 技量(物理攻撃力)

  • 知力(魔法攻撃力)

  • 信仰(回復力と魔法攻撃力とその他いろいろ)

  • 神秘(状態異常)

があり、それぞれの数値で振るうことができる武器や魔法、祈祷と呼ばれる魔法のようなものが変わってくるため、どう育てていく(ビルド)のかある程度決めて育てていかないと、中途半端な器用貧乏ができてしまいます。

エルデンリングで一番やってはいけないことが「器用貧乏」をつくること。
攻撃に耐えられるHPと持久力を備えた上で、使いたい武器、やりたいことを決めてステータスを振っていく必要があります。

例えば私は素性が侍(技量と筋力が高め)で始めたので、初期装備が「打刀」。

斬撃が効きづらい相手に対処したい
打撃武器を使うために技量を上げよう

激闘の末、使いたい武器が見つかった
→必要なステータスまで上げよう

物理が効きづらい相手に対処したい
属性攻撃力がついている武器を使えるようにしよう

戦技(特技みたいなもの)で中遠距離攻撃が欲しい
→知力を上げて星獣の顎を使おう

なにが言いたいかと言えば、人生も同じ。
時間は限られています。経験値をどこに使うのか?

筋トレで肉体を高める。学習――どの分野を伸ばすのか、必要なのは資格?経験?一芸を磨く。その他いろいろ。

どこを目指して自分を成長させていくのか?を見失うと、出来上がるのは器用貧乏か素寒貧です。

30歳からでも40歳からでも、まだ間に合います。
これからの自分が活かしていきたい能力やスキルを決めて、それに向かって結果目標と行動目標を組んでいきましょう。

必要なのは「目標設定と問題解決力」です。

進むべき道さえわかってしまえば、悩むことはありません。
伸ばすべき能力を伸ばして、思う存分力を振るってやりましょう。

【この先 祝福があるぞ】

いつ終わるか誰にもわからないとはいえ、人生はそれなりに長いです。
そんな人生をチェックポイントなく走り続けるのは、至難の業でしょう。

エルデンリングには「祝福」と呼ばれる休憩ポイントがあります。

煌めく光のようなそれに触れることで、褪せ人(プレイヤーのアバター)は、進捗状況をセーブしたり、回復薬を補充したり、レベルアップしたりできるのです。

エルデンリングはオープンワールドと呼ばれる、広大な世界が広がっていて、昔のゲームと違いストーリーに縛られずどこにでも行けるゲームシステムですが、その中に「レガシーダンジョン」と呼ばれる大規模ダンジョンがあります。古きRPGのダンジョンみたいなイメージです。

ダンジョンの最奥にはボスがいて、彼らを倒せばそのダンジョンはクリアとなりますが、ダンジョンの道中には手強いモンスターや仕掛けが数多く仕掛けられており、回復手段も限られるプレイヤーは培ってきた力と知恵、時に勇気と運を頼りに攻略を進めていくことになります。

もちろん、途中にはチェックポイントとしての「祝福」が置かれており、祝福に触れれば途中でやられても、その祝福からリスタートできるのです。
せっかく難しいダンジョンを攻略していても、やられたらまた一からやり直し、ではやる気も削がれてしまいますよね。

故に褪せ人は祝福を見つけると、ほっと一息吐いて休むことができます。
恐ろしいダンジョンの中でも、リラックスできる場所は必要なのです。

ピンと来ない方はFF3のラストダンジョンクリスタルタワーを思い出して下さい。
あの日セーブクリスタルを渇望した気持ちを思い出すのです。

人生も一緒。
夢を追うのは素晴らしい生き方ですが、一気に最終目的地まで駆け抜けようとすると、どこかで倒れてゲームオーバーになってしまうかもしれません。

ゲームであればリスタートも簡単ですが、人生はそうも行きませんよね?

残念ながら人生には「祝福」が置かれているわけではありませんが、自分で「祝福」を設定することはできます。自分でチェックポイントとなる場所やイベント、中間目標を作りましょう。

自分で設定したチェックポイントまで辿り着いたら、ほっと一息吐きましょう。

自分の成長を振り返ってみたり、回復手段を試してみたり、一日なにもせずのんびりする時間を作るのもいいですね。大丈夫です、祝福にいる間は恐ろしい敵は襲ってきませんから。

【友人さえあれば……】

ここでいう「友人」とは「協力者」のこと。

エルデンリングには手強いボスがたくさんいますが「遺灰」と呼ばれる一緒に戦ってくれるNPCを召喚、さらにマルチプレイで他プレイヤーを呼ぶことで、2対1あるいは3対1の状況を作り出すことができます。

全ての攻撃を自分で捌くのと、多人数で戦うのでは一人にかかる負担は小さくなりますよね。

これは仕事も同じ。
難しいことほど一人で取り組まず、協力者を探しましょう。

一人で無理なら二人で。
二人で無理なら三人で。

周りに協力してくれる人なんていないよ!という人は、お金の力を借りてサポートしてくれる人を探すのもよいでしょう。

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ここでいうサポートしてくれる人とは、広くコーチやカウンセラー、コンサルタントのことを指しています。
仕事そのものを助けてもらうことは難しくても、課題を解決するヒントはもらえるかもしれません。


そもそもNPCだって、遺灰だって、協力する理由やFP(HP)がなければ召喚できないのですから。

【この先 ○に注意しろ】

ダンジョンを攻略していくと、時々「この先 右に注意しろ」「この先 強敵があるぞ」「やめておけ おれはやった」のように、プレイヤーに注意を促すメッセージを目にすることがあります。

ほとんどの場合、先には不意打ちがあったり、強敵がいたり、行けそうで行けない=落下死したりすることが多く、先人が後から来る褪せ人が同じ失敗をしないために知恵を残してくれているのです。

残念ながら現実世界にはこのメッセージ機能はなく、大きなミスをする前にに気づいて対処もできず、嫌な相手に出会う前に対策できるわけもなく、事件が起こってから「ああ、あのときこうしておけばよかった」と後悔することになります。

しかし、実は私たちはすでに失敗を防ぐために先人の知恵を得る方法をもっているのです。その方法とは―――

この先 嘘つきがあるぞ
攻撃(クリック)が 有効だ

リンク貼ってあるのでぜひ。

はい、隠し壁ですね。
物事を知っているか知らないかで対処できるか、そのまま何も得られず戻るのか決まってしまうのです。

方法についてはリンク先を参照下さい。
ちなみに先人の知恵を得る方法とは「本を読むこと」です。

本には著者がしてきた失敗やその対処法、学んできたことが詰まっています。それはすなわち先人からのメッセージに他ならないのです。

【お別れだよ、あんた きっと己の王におなり】

今回のまとめ

①まずは自分の進むべき報告を決めよう(ビルドを決める)

そのためには「結果目標(最終的になりたい姿)と「行動目標(そのために何をするのか)」をしっかり設定することが大切。
できれば一緒にサポートしてくれる人がいると、目標達成に近づきます。

↑一緒に目標達成を目指しませんか?

②目標の中間地点をつくる

目標達成に向けてずっと走り続けるのは難しいです。
スモールステップとして目標の中間地点を設定し、それを達成するたびに一休みする時間をもうけるとよいでしょう。

中間地点では現在の進捗状況の確認や自分へのごほうびを用意して、ほっと一息するのが大切です。こちらも他者の手を借りて、客観的に自身の状況を振り返ることができるとよいですね。

③協力者を見つける

一人より二人、二人より三人。
人手が増えれば、できることもアイデアも二倍、三倍と増えていきます。

今の時代、自分の人脈がなかったとしても、SNSで募集する、お金で権利を買う、様々な形で協力者を見つけることは可能です。付き合う相手が増えることで、いつの間にか人脈が広がっていくこともあるかもしれませんね。

④先人の知恵を借りる

本を読みましょう。

いまあなたが悩んでいることは、過去にどこかの誰かが悩み、苦しみ、同じように戦ってきたことです。とすれば、その対処方法を記録として残してくれていることだってあるでしょう。

本を読むということは、数々の偉人や同じように社会、あるいは己と戦ってきた人達の知恵を授けてもらうことです。それはとても贅沢なことで、素晴らしいことなのです。



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如月伊澄
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