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休養学×お風呂の時間は偉大だって話❷

 ❶はこちらから

 とは言っても、❶から続くような話ではなく、お風呂の時間について、もうひとつ書き残しておきたい話がある、という話。

 ❶で、[最高の「休養」をとる7つの戦略]を引用しているけれど、これらを掛け算すると、更に休養がグレードアップするということが書いてある。

 それぞれの休養タイプを複合的におこなうことで、疲労回復効果が2倍にも3倍にもなるのです。要するに、複数のタイプを自由に組み合わせていくということです。

 そういえば、お風呂の時間を⑥造形・想像タイプの時間だとも感じていることに気が付いた。

 大学3年の後期実技試験で、ティンパニ協奏曲に取り組んでいたとき、「カデンツァ」と呼ばれる、ソリストが伴奏を伴わずに自由に即興的に演奏する部分があり、どう演奏するかを考えあぐねていた。
 ティンパニは音が低く響きの多い楽器なので、音がよく響くお風呂場でそれっぽく口ずさんでいると、どんどん気持ちがよくなってきて、色んなアイデアが浮かんできた。
 何日か、シャワーを浴びながらカデンツァを口ずさむ日が続いて、これだと納得のいくものが出来上がり、いざ試験で演奏したそのカデンツァは、教授の先生に「カデンツァ、良かったよ」と特にお褒めいただいた。

 それから、お風呂=アイデアが思い浮かぶ場所、という等式が極めて自然に頭の中に刷り込まれている。何かを思いつこうとしてお風呂場に行くのではなく、何か思い浮かんだら「はいはい、きたきた、お風呂からあがったら、忘れずメモしよう」というくらいの、自然な感覚。

 「アイデアは机で考えない」ということを勧めている著者は、かなり多い。そのことに、自発的に気付くことができていた自分はラッキーだったなぁと思う。
 これからのnoteの記事も、”お風呂発”に頼ることは、きっと多いと思う。

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