AIで学びの格差がすごいことになりそう、という話
こんばんは!
先日、ChatGPTの「Advanced Voice Mode ※」という機能が公開されました。簡単に言うと、「めちゃくちゃ人間に近い感じでAIと会話できる」というモードです。
これを早速使ってみたんですが…相当破壊的なことが起こったな、と感じたので、今日はそのことについて書きます!
どんなふうに使ってみたか?
私はいつも家で昼ご飯を食べているので、昼食後の30分間を使ってChatGPTと会話してみました。
こんな感じです。
①前半の15分間|アメリカの州の特色/義務教育制度/歴史について
1. アメリカの州
アメリカには50の州があり、それぞれに特徴があります。
2. アメリカの人口動態
アメリカの人口は、州によって増減が異なります。
カリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州は人口が多い州です。
アパラチア山脈地域などの経済的に困難な地域では、人口が減少しています。
3. アパラチア山脈地域の課題
アパラチア山脈地域では経済的な問題や教育の機会の不足が見られます。
4. アメリカの教育の質の違い
アメリカでは、州ごとに教育の質が異なります。
マサチューセッツ州などは教育の質が高いと言われており、ミシシッピ州などは教育資源が不足しています。
アメリカの義務教育の質の違いには、財源の不平等が大きく影響しています。
5. 教育の財源問題
アメリカでは、学校の予算が地元の固定資産税に依存しているため、裕福な地域とそうでない地域で教育予算に差が生じています。
固定資産税を財源とする利点:
地元のニーズに対応できる
地域の自治権を尊重することができる
国全体で平等な教育を提供するために、国税を使った財源の分配も議論されていますが、政治的な問題があり現実的には難しいです。
6. アメリカの歴史について
アメリカは、13の植民地が連合してイギリスから独立した経緯から、各州の自主性や自治権が強く尊重されています。
植民地がイギリスに対抗した理由:
課税への不満
自治への干渉への反発
7.アメリカがイギリスに勝てた理由
アメリカ植民地が戦争に勝利した理由には、地理的な利点やフランスなどの同盟国からの支援がありました。
アメリカは地理的な優位を利用したゲリラ戦法を用い、これが勝利につながりました
イギリスに対抗するためにフランスなどがアメリカの味方についたため、これも勝利につながりました
②後半の15分間
ChatGPTに相手になってもらって英会話の練習をしました。
・自己紹介
・レストランでの注文
・お店での買い物と支払いのシミュレーション
をしました。
初めて聞く英単語の意味や、他の用法、語源まで、AIに聞くとその場で教えてくれます。
AIを使うと学習効率が10倍になる
もちろん、AIが間違ったことを言っている可能性も高いので参考程度ではありますが…それでも、これだけ短時間でこれだけの知識を「だいたいこんな感じなんだな」と把握できるのはすごいことです。
正確な知識は、2度目に学ぶ時(=教科書とかで正式に勉強する時)に定着させればいいんですから。
もし、これだけの量をAIなしで勉強しようとしたら、勉強の効率は1/10以下になります。
かかる時間だけを考えればそこまでではないですが…必要な本をいちいち揃えたり、検索したりするのはとにかく面倒で、体力と集中力を使います。
体力と集中力を節約することでめちゃくちゃ学習効率を上げられるというのが、AIを使った学習の強みなんですね。
AIを使いこなせる人と使わない人とで、学習量の格差がすごいことになってる
起業家のけんすうさんもこんな記事を書いていますが…
社会でも英語でも何でも、AIを使った学習と使わない学習とでは、効率が何十倍にも変わってきています。
というのは、本当にその通りだなぁと思います。
まだまだAIは出始めなので、今からAIを使った勉強を続けていけば、勉強の苦手な人でもそこをかなり補えるんじゃないかなーと思います!
だからと言って、AIを使えばいいというものでもない
教育の専門家として、けんすうさんとちょっと違った視点から意見を言うと、子どもの教育に関しては、ただAIを使えばいいというわけではないんですね。
というのも、AIのことをあまり理解せずに、使い方ばかりがうまくなってしまうと、「どこまでが自分の力で、どこからがAIの力か」が分からなくなってしまうんです。
つまり、AIが使えない場面で力をまったく発揮できなくなってしまったりするんですね。
このあたりのことは、また機会を見つけて書きたいと思います!