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2種類の「体験格差」
こんにちは。
今日は初めて音声配信に挑戦してみました!
(私の配信は記事の一番下にあります!)
音声配信のきっかけ
教育インフルエンサーknockoutさんのVoicyでこんな配信を聞きました。
▼Voicyの内容
・経済的な事情や忙しさが原因で、子どもと一緒に過ごす時間が取れず、子どもにいろいろな体験をさせてあげることが難しいご家庭が増えている
・その結果、子どもたちの間で、旅行や習い事など、学校の外で行われる活動に参加する機会の格差が生じている。 これを体験格差という
・非認知能力を育てるためには、様々な体験が重要だと言われている。 そのため、体験格差が広がっていることが社会問題になっている。
Voicyを聞いて考えたこと|スタンドFM
私は10年ほど前から無料塾や子ども食堂で勉強を教えているんですが、スタッフたちの間ではたびたび体験格差の話が出てきました。
その体験を踏まえて、この放送を聞いて感じたことを話してみました!
※↓はリンク先のページからだと好きな部分から再生できます!
stand.fmはスマホのアプリで聴くと、再生速度を速くしたり、15秒早送り/巻き戻しができて便利です!
配信の要約:
・体験格差は2種類ある
◆1つめの格差
・1つめは、いわゆる「普通の家庭」で育っていたら体験できたであろうことが、家庭環境や経済的な理由で体験できないことによる格差
例)誕生日を祝われる、家族と旅行する、外食する など
・この体験が極端に少ないと、同世代の子と価値観を共有できず、疎外感を感じてしまう
・それが積み重なると自信や学ぶ意欲を失い、困難に直面した時社会からドロップアウトしやすくなってしまう
◆2つめの格差
・2つめは、学力に直接結びつきやすいような体験の格差。knockoutさんの配信で触れられている「お金のかかる体験」はこちらに属する。
例)美術館や博物館によく行く、キャンプに行く、海外に行く など
・この体験も、子どもにとって非常に重要
・でも、この体験を「社会課題」と捉えて解決しようとすることには、古澤は反対
◆本当の体験格差=1つめの格差
・どちらも子どもにとって大切な体験だが、社会がリソースを使って格差を是正すべきなのは「1つめの格差」の方。
社会的に弱い立場にある子どもは「共通言語としての体験」が極端に足りていなくて、成長に支障が出ているので、そこは社会が支援して補うべき。
・「体験格差」の「体験」を、「学力や非認知能力を伸ばすための体験」だととらえると、論点がずれてモヤっとしてしまうので注意した方がいい
追記:
配信の中で「ディズニーランドに行ったことがない」という例を挙げましたが、これよりも「家族で外食をしたことがない」の方が適切な例だと収録語に気づきました。
置き換えて聞いていただけたらありがたいです!