純展(絵画展示)で『まどろみ』の彼女に会う。
こんばんは、静 霧一です。
今日は、招待を受けた絵画の展示会に行ってきましたので、その感想を書いていきます!
到着したのは上野駅公園口。
そこから奥の方まで歩いて行って……
到着しました!東京都美術館!
早速美術館内へと入場していきます…!
入館だけであれば無料ですよ!
開催場所は2F第3、第4公募展示室。
※奥にエレベーターがあるのでそこから上がります。
入り口で入場料or招待券で入場
パンフレットをもらっていざ……!
やはり美術館ということもあり、中がめちゃくちゃ広い。
展示数が半端じゃないので、ゆっくりと中を散策して行きます。
そしてお目当ての作品がこちら。
題名『まどろみ』 作者:今鹿
めっちゃ上手い…。流石としか言えない。
遠くからでも彼女の作品だということが分かりました。
白の色彩の出し方が好きですね。
淡い青を混ぜて、白い影を描くことで、この絵が早朝だということがよく分かる作品です。
寝起きながらも半分夢の中を漂っている、そんな日曜日の朝というところでしょうか。
ふっくらとした瞼の描き方が実に繊細で、この表情一つで、ゆっくりとした朝をもう少しだけ寛ぎたいという気持ちが読み取れました。
綺麗な黒髪も、白を差すことで光に反射して艶めいて、非常に健康的なエロスの美を感じます。
個人的には、額にかかる前髪の描き方めっちゃ好きです。
それから肌の質感。
柔らかな肉感がリアルで触れたくなります。
そして注目すべきは左手の指。
先程、夢の中を半分漂っていると言ったのは、この枕を小さく掴む仕草からです。
「まだ心地よい夢の中にいたい」という幼き気持ちの表れがこの描写一つで読み取れました。
凛とした姿しか見たことがなかったので、少し新鮮です。
タイトルである『まどろみ』という言葉を繊細に表現した、実に心打たれる絵です。
以前彼女は、「絵画は時を切り取る窓だ」と私に教えてくれましたが、その言葉の意味をようやく理解できた気がします。
私の中では優秀賞です。
後で何か喜びそうなものを贈っておこうかなと思います。
入浴剤とかがいいかな?
やはり絵を見ると心躍るものがありますね。
『まどろみ』というタイトルで一作短編を執筆しようかなと思います。
たまには、お酒飲みながら絵のことをゆっくり聞きたいですね。
それではまた!
純展は9/17(土)まで開催中!
東京都美術館HPはこちらから