1月16日の誕生花💐
沈丁花(ジンチョウゲ)
=栄光、永遠、不老長寿、青春の喜び、甘美な思い出、自然美
キンギョソウ(金魚草)
=おしゃべり、でしゃばり、図々しい、推測ではやはりNO
デンドロビウム
=わがまま美人、天性の華を持つ、思いやり
【沈丁花(ジンチョウゲ)】
庭木として好まれていて、春先には強い香りを放ちます。
春を代表する樹木で、春の「沈丁花」、夏の「梔子(クチナシ)」、秋の「金木犀」で、「三大香木」と呼ばれています。
常緑低木で、枝先に、いくつかの小さな花を咲かせます。
白い色の花が咲く品種は「シロバナジンチョウゲ」、花の外側が淡紅色の品種を「ウスイロジンチョウゲ」と言い、葉の外側に斑が入っている品種は「フクリンジンチョウゲ」と言います。
沈丁花という名前は、花の香りが沈香に似ていることに由来し、さらに十字型の花が「丁子(クローブ)」に似ていることに由来していると言われています。
歴史は古く、室町時代には栽培されていたという記録が残っているとされています。
背丈は1m~1.5m程度、枝の分岐が盛んなので、放っておいても丸く可愛らしい樹形を維持することが可能です。
雄株と雌株がありますが、日本では雄株が多く、そのため、実を見ることはほとんどありません。
実は、赤くて可愛らしい姿をしていますが、猛毒があるので、絶対に口にしてはいけません。
暑さや寒さには、それほど弱くはありませんが、強いとも言えないので注意が必要です。
《「実らぬ恋」の花言葉の由来》
「アポロンとダフネ」というギリシャ神話に由来しているとされています。
古代ギリシアのオリンポス山で、女神アフロディーテの息子で、キューピットのエロスが、小さな弓矢で遊んでいました。
そこへ、戦の神のアポロンが通りかかり、エロスの小さな弓矢を揶揄してからかったのです。
気分を害したエロスは、手元の金の矢をアポロンに、そして、鉛の矢を傍にいたペーネオイスの娘のダフネに放ったのです。
金の矢には恋の魔法が、鉛の矢には拒絶の魔法がかけられていて、アポロンは美しいダフネに恋をして、ダフネはアポロンを拒絶したのです。
ある日、アポロンから猛アプローチをかけられたダフネは、父親のペーネオイスのところへと逃げ込み、父親に言ったのです。
「姿を変えてでも、この男から逃れたい!」
そして、父ペーネオイスは、娘・ダフネの願いを受け入れて、ダフネを月桂樹に変えてしまいました。
嘆き悲しんだアポロンは、「少しでもダフネを近くに感じたい」と、月桂樹の葉で冠を作って、一生かぶり続けたのです。
この神話に由来して、「実らぬ恋」という花言葉が付けられ、「歓楽」「青春の喜び」「楽しみ」「甘美な思い出」は、恋するアポロンが由来しています。
しかし、ここで疑問が生まれます。
この神話には、沈丁花は一度も出てきていないのです。
それでは何故、この神話が沈丁花の花言葉の由来となっているのでしょうか。
実は、沈丁花の葉と月桂樹の葉は良く似ています。
それで、月桂樹と同じ神話が用いられたとされています。
【キンギョソウ(金魚草)】
かつてキンギョソウは、ゴマノハグサ科に分類されていました。
現在は、オオバコ科キンギョソウ属に分類されています。
原産地の地中海では、多年草とされていますが、暑さに弱く、夏を越すことが難しいため、日本では一年草として扱われています。
草丈は品種によって異なり、小さいものでは20cm程度、大きなものは1mまで生長します。
花茎の先に色鮮やかな花を咲かせますが、花の形は金魚によく似ています。
「キンギョソウ」という名前は、花の形がキンギョに似ていることが語源ですが、西洋では「龍の口」、ギリシャでは「鼻」に似ていると言われていて、名前もそれぞれが語源となっています。
《花言葉の由来》
「おしゃべり」「でしゃばり」「おせっかい」は、花の形が、口を開けて話しをしているように見えることに由来して付けられたと言われています。
西洋では、花の形が仮面に似ていると言われていて、「推測ではやはりNO」という花言葉が付けられたとされています。
【デンドロビウム】
「四大洋ラン」の中の一つで、「カトレア」「シンビジウム」「パフィオペディルム」「デンドロビウム」の四属を、四大洋ランと呼んでいます。
洋ランには様々な種類があり、胡蝶蘭やシンビジウムなど、人気の高い洋ランは多いです。
茎は、多肉の棒状で節があります。
花芽は、その節々に付き、そして花を咲かせます。
直立した花茎の先に、花径5~8cmの花をたくさん咲かせますが、淡い紫紅色の花は非常に美しく、目を引きます。
花色は、白色・黄色・ピンク色・赤色・紫色などがあります。
色鮮やかで、華やかな花を咲かせるので、花姿は大変ゴージャスで見応えがあります。
比較的寒さにも暑さにも強く、丈夫で花持ちが良いのも特徴です。
また、花色の種類が多いことから、切り花としても楽しむことができるでしょう。
花言葉「わがままな美人」は、高飛車にも見えるほどの美しさが由来となって付けられたと言われています。
(以上、ネット検索より)