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ビジネスのヒント

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講演や書籍や、仕事のヒントになると思ったメモです。
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「ビジネスの未来」読書メモ

「ビジネスの未来」読書メモ

山口周氏の「ビジネスの未来」の読書メモです。

ざっくりいうと、ビジネスの目的が「物質的豊かさで貧困をなくす」ことだとすると、それは概ね達成していて、アメリカ型資本主義を目指すのは違っている。真に豊かで生きるに値する社会を目指すべきで、そのためには人間性や文化、情緒などに価値を置く行動に変えていこう。資本主義をハックしよう。という内容です。(僕の理解で)

①ビジネスの目的は達成されている!おめで

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「2040年の未来予測」読書メモ

かなりさらっと読める本なので、サマリーとして書いておきます。

Chapter#1 テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする・スマートフォンが登場したのが2008年であり、たった13年でスマホがない生活が考えられなくなっている。
・過去10年のテクノロジーの進歩より、今後10年の方が大きく進歩する。
・新しいテクノロジーには大衆は最初は反対する、懐疑的になる。だからこそいち早くその可能性に思いを巡

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「逆・タイムマシン経営論」読書メモ

参考になった部分などのメモです。
マジックワードや雰囲気などに流されずに、できるだけ根本、本質は何か?ということを探れるようにしたいですね。

タイムマシン経営がアメリカなどの日本より少し先のモデルを日本に輸入することに対して、逆・タイムマシンは、過去の雑誌や当時の流行りを今振り返ってみると気づくことや本質が浮かび上がってくる、というものです。

変化を振り返ることによって初めて不変の本質が浮き彫

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「差異」と「ルサンチマン 」と「他人との比較」

「差異」と「ルサンチマン 」と「他人との比較」

私たちは資本主義社会を生きています。(いきなりすみません)
資本主義社会では、より多くを生産して、より多くを消費することで循環しています、ただ、地球環境の限界を感じる今日この頃において、どう資本主義と向き合っていくのか?ということは重要なことだと感じています。
その中で振り回されずに生きていくにはどうしたらよいのか?について考えてみました。

「差異」「ルサンチマン 」「他人との比較」

これらの

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「消費社会の神話と構造」を読んで①

「消費社会の神話と構造」を読んで①

ジャン・ボードリヤールの「消費社会の神話と構造」を読んだメモ・所感などです。
全体的には難しい表現などが多く、途中では頭に一切入ってこないような章もあったが、ところどころに目から鱗というか、そんな考え方があったのか!?と思うような強烈に惹かれる文章もあった。自分の中で、どう咀嚼して、どう整理すれば良いのか、が少し悩ましいです。。

・成長による成長への治療。
・病気との戦いや、死の後退(高齢化)は

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すべては「好き嫌い」から始まる(楠木建さん講演メモ)

すべては「好き嫌い」から始まる(楠木建さん講演メモ)

ビジネスにおいては「良し悪し」が優先、「好き嫌い」が劣後する傾向にあるなかで、経営と仕事における「好き嫌い」の復権。がメッセージ。

好き嫌いと良し悪しの違い。好き嫌い→局所的=文化で普遍性がないのが特徴
良し悪し→普遍的な価値観=文明

なぜ「好き嫌い」か?を「競争戦略」の観点からの説明。
そもそも競争戦略の基本論理は「競合他社との違いを作る」である。

「競争」と「競走」は似て非なるもの。

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