何故、『自己肯定感』? | キャッチーな言葉の流行り廃り
はじめに
こんにちは。自己肯定感という言葉が流行っているみたいですね。自己肯定感を上げる!みたいなフレーズをよく目にする気がします。かく言うワタシも少し前に関連本を読みました。笑
自己肯定感
読んで字の如く、ありのままの自分をポジティブに受け入れることだと理解してます。
《Wikipediaより引用》
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉
余談ですが『自己肯定感がない自分』を受け入れることは、自己肯定感が有る事なんでしょうか。笑 わからなくなってきました。
ちなみに自己肯定感(=自尊心とした)の利点は、
① 自主性が高まりリスク許容度が上がる
② 機嫌よく過ごせる
だそうです。
《Wikipediaより引用》
この研究からわかった自尊心が高いことによる利点は、2点が実証された[22]。1点目は自主性が高まり、自身の信念に基づき行動して、新しい仕事のリスクを引き受ける強い意欲を持っていることである。2点目は成績などが悪くても全体的に満足を感じているので、機嫌良く過ごせることである。
自己コントロール
1970年代頃に盛んだった自尊心(=自己肯定感)の研究ですが、1980年代からこれにとって変わったのが、自己調節(自己コントロール)に関する研究だそうです。
Wikipedia先生によると、幼い頃の自己調節(自己コントロール)の得手不得手は大人になってからも影響するそうで。ざっくり言うと我慢強い子供は大人になっても社会的にも経済的にも安定しているとのことです。マシュマロテストとかご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
この『自己コントロール』は自制心、自己管理能力とも言い換えることができそうですね。
筋トレしている人は自己管理能力が異常に高いイメージを持っています。そう考えると筋トレしている人って仕事デキて、社会的経済的にも安定しているのかもしれませんね。笑
自己肯定と自己管理
それぞれのメリットをざっと見ると、個人的には『自己管理』の方に軍配が上がりそうな印象を持ちました。自己肯定感が流行っている理由って何なんでしょうか。
『自己』を『肯定できない』人が増えてきているからなのかなと推測してます。ありのままの自分を好意的に受け入れることがなかなか出来なくなっている状態です。
お国柄とか体質(セロトニンの分泌量)とかいろいろな影響因子があるかと思いますが、生きづらさを感じている人が単に増えただけなのかなと推測してます。
消費税も10%に上がりましたし、非正規雇用も増えているようです。
自己肯定感という言葉へのニーズはそんな世相を反映しているのかもしれませんね。Twitterで政治色強めのTweetばかり読んでると、つくづく世知辛い世の中になったなぁと実感します。
衣食足りて礼節を知る
こんな言葉もあるくらいですから、自己肯定感が低いのは自分のせいではない人が結構いるのかなと勝手に想像してます。それではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?