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小学校の時に言われていた事が、最近になって大切だったなとわかりだした。
こどもの頃は苦手な事がたくさんあった。作文に宿題、運動(喘息だった)にお片付け。あと、挨拶とか発表とか、計画の立て方とか友達の増やし方とか。少しずつ何かを進めることと自分を表現することも苦手だった。本も読むのは嫌いだった。
服のセンスも良くなかったと思う。小学生はだいたい母親に服を買ってもらうだろうからそれはまぁいいとして。
問題は生活面や習慣的なことだ。
この辺りの生活の仕方で今の生活レベルがそのまま反映されているかのようだ。
特に夏休みの過ごし方だ。言ってみればオトナなんてみんな夏休みみたいなもんで、好きに生活している。
「いや、そんなことない。家族の面倒見なきゃいけないし、会社にだって決まった時間に行かなきゃいけない。」
そんな風に言うだろうか。
好きで結婚してこども作って家庭を築いているのに、なんてこと言うんだ。
自分のこどもなんて、絶対RPGよりも面白いし楽しいしワクワクするだろう、嬉しいことだってあるし感動だってするだろう。支えてくれる配偶者だってドラクエ5以外にはあんまりないぞ。
こう言っちゃなんだがこどもは最高に面白いおもちゃだと思う。色々と人体実験したらいいんだ。
話はまた自分の過去へ。
夏休みの生活パターンについて。
朝起きてラジオ体操をする。朝起きるのも苦手だった。
それから犬の散歩をして、帰って来たら朝ごはんを食べる。この辺はまぁいい。
親が仕事に出かけると、すぐに遊び出す。当時はスーパーファミコンをひたすらやっていたな。
本当はここで、8時〜9時くらいにかけて夏休みの宿題をやるべきなんだけど、やらないもんだから毎日の日課的な事を午前中のうちに消化するって事が今でも苦手だ。
10時くらいになったら小学校に出かけて野球をする。
僕の通っていた学校は人数が少なくて強制的に部活動をやらされるのだ。
野球(いちばん嫌いだった)、バスケット、卓球、水泳、陸上、どれもこれも嫌いだったけど、卓球はあんまり動かないしやってて面白かった。
他の運動は喘息が邪魔をしてくる。走ると息がヒューヒューなって苦しい。苦しいと楽しくない。楽しくないものは嫌いになる。
そう。だから、外で遊ぶのも基本的に嫌いで、そういう理由もあってか、ゲームばかりしていた。でも、たくさん運動を経験したおかげで今はだいたい何でも器用に運動はこなせる。感謝すべきこと。
しかしなぜだろうか?
ゲームばかりしていたにしては、今はゲームをしていない。たぶんどこかでゲームに対しての価値観がズレてしまったんだと思うのだ。
あ、いや、どうだろう。僕は基本的に友達の家でも、友達がしているゲームを見ているのが好きだった。それは今でも変わらない。
YouTubeでゲーム実況を見るのが好きだから、そういう事なのかな。
野球の練習が終わると家に帰って、お昼ご飯だ。ご飯を食べたら学校のプールがある。室外のプールだし、水を温める装置も無かったから冷たくて気持ち良かっただろう。
持久力は無かったが、水泳はなんとなくできた。オトナになってからインストラクターとして働けたし、その辺もなんとなく役立っているような気がする。
あとはひたすらにゲームをするか、友達とミニ四駆をする毎日だ。
宿題?そんなもんはしない。
こんなような生活をしていると、頭は良くないし、根気も無いから毎日の日課も続かない。
運動も続かなくて太るし、友達もさほど多くないオトナになってしまうぞ。
そう、僕の今の姿だ。
たいして仕事のできる方でもないし、誰それ構わず仲良くなれるわけじゃない。
ちょっとだけだが、この先自分はどうなるんだろうかと心配してしまった。
ただ、少し前の自分と違って、今は自分の周りには面白いオトナがわんさかいる。嬉しいことだ。
友達と呼べるようなオトナもいるし、自分も何かしら“おもしろキャラ”として生きていると、ちょっとだけ実感できている。
ただ、もうちょっとこどもの頃やったようなワクワクするゲームを目の前にしているような生活にしていきたい。
実を言うとこどもの頃苦手だったことは、今はなんとなくちょっとだけ克服されているような気もするんだな。
だけど、こどもの頃からいろんなことを“逃げないで立ち向かう”ように頑張って得意なことに変えていくのは良いことだ。オトナになってからでも遅くはない。
おじさんになってしまったけど、こどもの頃を思い出して毎日を頑張ってみようかと思う。
そう。小学校の頃苦手なことを克服しておかないと、オトナとしてスタート地点に立った時にマイナスからスタートすることになってしまう。そうならないために、自分を小学生だと思って成長し直すことは大切なんだと気付いた。
頑張る小学生おじさんになる、これからの僕は。
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