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【映画】2024下半期映画総ざらいスペシャル【全36本】<確定>
みなさま、ごきげんよう!
今年の下半期も映画を観ました、観ました。
トータル36作品!!
良い区切りということで、改めて総ざらいしたいと思います。※過去記事に誘導したい意図もありますw
以下項目のとおり、各作品を総ざらいします。
↓上半期スペシャルはこちらです。↓
No.(今年観た順)
映画タイトル
点数(60点が合格ライン)
予告編Youtubeリンク
X短評投稿
一言コメント
過去記事リンク
それでは「2024下半期映画総ざらいスペシャル」スタートです!!
No.1
YOLO 百元の恋:90点
【新作映画短評】#YOLO百元の恋
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) July 10, 2024
傑作邦画「百円の恋」中国版リメイク。
大筋はほぼほぼ変わらないが観た人の印象を大きく変えてしまうアプローチは中国固有の強烈な自己責任論がもたらすマジックか。
明るく楽しく健康的に仕上げたジア・リンの圧倒的な自己実現がこの映画の核。とにかくパワフル!
あの「百円の恋」をアッパーに書き換えた中国版リメイク。
明るく楽しく健康的でパワフル、なのに超泣ける!
No.2
ルックバック:なし(採点拒否)
X短評なし
実質、静かながら超絶ブチギレ。
特に語りたくありません。
No.3
密輸1970:85点
【新作映画短評】#密輸1970
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) July 15, 2024
韓国版ケイパーは黄金を抱いて翔べじゃなく、黄金を抱いて潜れ!
映画はイケイケでも、地を這いずりまわるような海女さんたちの悲惨な実情を富の再分配によって適正化する痛快さが面白の複利を生む。
アナログで粗野な70年代の描写と歌謡曲がさらなる複利を生む。最高!!
年間ベストにあげる映画ファンも多く見る傑作。
観た後の満足感は間違いなく高い。
No.4
日本で一番恐くない間取り:75点
【新作映画短評】#日本で一番怖くない間取り
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) July 18, 2024
事故物件だらけになった近未来の日本で唯一の無事故物件に住む男と男の退去をあの手この手で画策する不動産会社グループの普通の家争奪戦。
設定から物語もギャグ先行でなんだこりゃの連続だが、ラストに投げかけられる真っ当な問いに虚をつかれる。力作。
良い意味で虚を突かれた力作。
見た目と裏腹に大事なことが語られている。
No.5
エス:85点
【新作映画短評】#映画エス
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) July 26, 2024
監督自身の逮捕から着想した物語。
逮捕された若手監督の大学時代の演劇仲間たちが嘆願書を書く目的で再会し、そこからの会話を脱線に脱線を重ねながら広げていく。
周囲の人間の会話劇から不在のキーマンのパーソナリティを形作る意欲的かつ稀有な作品。面白い。力強い。
監督さん、キャストさんとSNS交流できた思い出深い作品。
これだけ面白く力強い作品を撮る太田監督の飛躍が待ち遠しい!
No.6
あのコはだぁれ?:85点
【新作映画短評】#あのコはだぁれ
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) July 29, 2024
ミンナのウタに引き続き、ネオホラーアイコンさなちゃんの熱い酷使、連投采配をビシっと決める清水監督は名将かつ鬼軍曹。
ほか采配も新助っ人祖母投入、さな母、絶好のロケーションの引継ぎもさることながら、一番は渋谷凪咲の起用だ。この熱い勝負に痺れに痺れた。
決して高くなかった期待値を大幅に超えた。
渋谷凪咲は芸能の神に護られているとしか思えない。
No.7
ひどくくすんだ赤:30点
【新作映画短評】#ひどくくすんだ赤
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) August 5, 2024
役者陣の気合いの入りっぷりは圧巻だった。
ただ「直視せよ!これがリアルな戦隊ヒーロームービーだ!」と言われると身構える。さすがにそれは誇大広告だし、特撮ファンの自分としては熱が上がらない。主人公ではなく、作り手に勝手にやってろと言いたくなった。
作品としては厳しい評価を下したが、決して見捨てたくないとも言える作品。主演の松澤さんの演技は圧巻。
No.8
インサイド・ヘッド2:60点
【新作映画短評】#インサイドヘッド2
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) August 9, 2024
よくできた抜け目のない続編として素晴らしい作品だ。ただ久しぶりのピクサー作品鑑賞は寂しさも伴った。
「ウォーリー」「カールじいさん〜」といったメッセージもエンタメ性もトガりも強かったゼロ年代のピクサーに感じた雰囲気とはまるで違った。何か寂しい。
悪く言えば、"よくできている"だけの映画。
最近はピクサーよりイルミネーションの方が好き。
No.9
マミー:95点
【新作映画短評】#マミー
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) August 4, 2024
98年夏、日本が熱狂していたのをよく覚えている。夏の甲子園松坂旋風と和歌山毒物カレー事件だ。
本作は連日ワイドショーを賑わせていた彼女に対する我々のイメージを剥がしにかかる。動機不明、自白なし、証拠鑑定の抜けも判明。これで死刑求刑はあまりにも性急。解せない。
ドキュメンタリー作品として圧巻。
公開以降の重大事件裁判の判決にも影響を与えている。
No.10
映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記:なし(点つけるのもダルい)
【新作映画短評】#映画クレヨンしんちゃん #オラたちの恐竜日記
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) August 15, 2024
テレ朝を中心とした製作体制、脚本、登場人物、何がやりたいんだコラ映画館でかけてコラ!としか言いようのないひどさ。
問題作と評された前作「しん次元」とは比べ物にならない、土台がグラつく散漫な物語展開は怠慢と呼ぶほかない。
2年連続の酷評。
昨年のしん次元よりも本作のほうが問題は根深い。
No.11
フォールガイ:98点
【新作映画短評】#フォールガイ
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) August 16, 2024
全然泣かせる要素はないのに、面白すぎて泣いてしまった。
スタントマン出身の映画監督がスタントマンを主役に裏方含めたみんなでものを作る過程をそっくりそのまま愛を持ってゴキゲンに描かれた作品を最高と言わずして映画好きが名乗れるか!D.リーチ!フォーエバー!
推したいテンションは間違いなくNo.1!
すべてが愛に満ち溢れているから弱点も積極的に目を瞑る。
No.12
ラストマイル:60点
【新作映画短評】#ラストマイル
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) August 31, 2024
テーマと舞台設定における着眼点が素晴らしいだけに、ディテールの甘さと脚本のちぐはぐさが致命的。個人としては素直に良いと言いにくい。
とはいえ、骨太なメッセージは自身の問題意識と合致。そこはTBSだけにがっちりマンデーって感じ。こんなもんでどうですか?
世間の高すぎる評価に戸惑いを隠せない。
とはいえテーマはすごく共感している。ただまぁ、うーん…。
No.13
箱男:60点
【新作映画短評】#箱男
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) September 5, 2024
面白いんだけどどうおもったらいいのか未だにわからない。公式が誰もが箱男になる可能性や安部公房の現代の予見性をしきりに煽っているが、自分としては本作の箱は【誰もが逃れることのできない主観】を描いていると感じた。だからみんなもれなく箱男なのである。女もいるか。
映画は正直面白かったとは言えない。
しかし、白本彩奈というド級の新人登場が全てをさらう。
No.14
夏目アラタの結婚:45点
【新作映画短評】#夏目アラタの結婚
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) September 12, 2024
柳楽、黒島の活躍がなければ、確実にみてられない映画だった。二人の功績はとてつもなく大きい。全て根こそぎセリフにしてしまえと言わんばかりの堤演出が未だ炸裂も怒りゲージはそこまで貯まらず。これは堤の進歩なのか、自分が歳を重ね落ち着いただけなのか…。
今になって結構良かったかもな、と思わされている。
案外、今の堤幸彦は悪くないのかもしれない。てか良い?
No.15
スオミの話をしよう:
地中に埋まっとけ!一生出てくんな!※点つける価値なし!!!
【新作映画短評】#スオミの話をしよう
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) September 16, 2024
働いてる方がよっぽどマシな2時間、地元の政治家に裏金渡した方がよっぽどマシな1,600円。ひたすら理解できない、したくもない映像が目の前を駆け抜け、無為な時間を耐え抜く苦行。これを面白いと思って世に出せる神経を理解する頭を私は持ち合わせていません。
今年度No.1ブチギレ大賞決定!
そもそも映画になってないため、説教のみで終えた異色回。
No.16
侍タイムスリッパ-:95点
【新作映画短評】#侍タイムスリッパー
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) September 16, 2024
ベタでもわかりやすくても、基本的な要素の一つ一つを積み重ね丁寧に作られているからこそ、低予算自主映画の枠を大きく超えた感動を巻き起こす。時代に取り残された人間と文化が一念発起して起こした正の逆流は日本全国の映画館へいま潤いをもたらす。激泣き!
全方位的に好意的にならざるを得ない大傑作。
基本に忠実な姿勢と熱意が日本を沸かせた奇跡の一作。
No.17
ナミビアの砂漠:70点
【新作映画短評】#ナミビアの砂漠
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) September 24, 2024
河合優実演じるカナの定点観測。
なかなか理解しがたい主人公と思いきや、完全に共感せずとも、ところどころ共感ポイントが必ずある。ハヤシとの恋愛が熱を帯びていく様子はただただ微笑ましい。
主人公の拠り所のなさは普遍的、奇異の目を向けられるものではない。
実は序盤の恋愛描写にグイグイ引き込まれた。
こういうことしたかったなぁというシーンを押さえたことが一番の価値。
No.18
Cloud クラウド:75点
【新作映画短評】#映画クラウド
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) September 29, 2024
黒沢清炸裂。菅田将暉演じる転売屋は虚業ながら金を生むためのひとつひとつの行動は至って真剣で真面目さを要する故に、空虚さがより一層際立つ。無産者による無産者のための空虚な諍いは今まさにリアルでもデジタルでも繰り広げられている。それらの可視化の一例だ。
彼らが繰り広げる空虚な諍いは形を変えて今もそこかしこで起こっている。全くもって他人事ではない。
No.19
犯罪都市 PUNISHMENT:55点
【新作映画短評】#犯罪都市PUNISHMENT
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) September 29, 2024
相変わらず面白い。
だけどこれで4作目、3作目からは半年も経たずだ。勧善懲悪プログラムピクチャーの路線を突き進むのは構わないが、設定を変えての同構造の繰り返しではソクトの対角を消耗するだけだ。もうそろそろホンモノの敵が必要だと思う。次作に期待。
同じフォーマットを舞台を変えてやってるだけの流れ作業感。
まだ続編があるようだが、さすがに新しいギミックがないと厳しい。
No.20
ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ:85点
【新作映画短評】#ベイビーわるきゅーれナイスデイズ
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) September 29, 2024
今後続編が作られるとしても、おそらくシリーズ最高傑作になるだろう。
このシリーズこそフォーマットに即したプログラムピクチャー路線を目指すと思われたこちらの予想を裏切る意外性に喜び。池松壮亮と前田敦子に大喝采。素晴らしい対比だった。
記事では触れられなかったが、メリトクラシーとアミタクラシーの対立軸で捉えるとまた面白い。
メリトクラシー(=能力主義)はいずれ限界が来るのである。
No.21
シビル・ウォー アメリカ最後の日:80点
【新作映画短評】#シビルウォーアメリカ最後の日
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) October 8, 2024
気分はもう内戦と言いたげな監督が提示する米国分断ディストピア。暴走した政府と抵抗勢力の過程より、内戦による人々の変化と衝突そのものを米国横断しながら追体験することに重点を置く。水どうみたくインキーして断念してくれと願ってしまった。
今となっては、トランプ当選後のリベラルの鼻持ちならなさを示唆したような作品に映る。
世間の評価ほどは熱がなく、点数調整したいぐらいにイヤなところが気になりだしている。
No.22
ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ:85点
【新作映画短評】#ジョーカーフォリアドゥ
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) October 12, 2024
アーサー・フレックという一人格を与されたジョーカーの続編として、一貫した視線で捉えている。そもそもただの人としてしか描いていないジョーカーより、彼の影を都合よく捉え都合よく突き放す他者の怖さを浮き彫りにする。本作の酷評も自分にはそう映る。
筋が通っており、決して駄作ではない。真剣に作られているのは間違いない。
期待してたものと違ったから、という理由での批判はただの反知性主義だ。
No.23
憐れみの3章:80点
【新作映画短評】#憐れみの3章
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) October 14, 2024
どう思えばわからないけど面白い。
つながっているはずのない3章がR.M.F.という謎のおっさんによってつながっていることがわかる。憐れむという俯瞰ではなく、本作の優しさ=KINDNESSは何かと同じ目線で捉えないといけない。邦題はカッコいいけど、エラそうな気がする。
3章それぞれの時間配分がちょうどよく、トータルは長いがダレずに観れた。
身を預けてたら何だかわからんけど面白く観れた、の典型。ヨルゴス万歳!!
No.24
まる:90点
【新作映画短評】#まる
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) October 21, 2024
堂本剛27年ぶり映画主演の本作は堂本剛でないと成立しなかった。福徳円満、円満具足、まずはそれを愛でたい。
ひょんなことから何の気なしに売れてしまった幸不幸すらも、何となくスルッと抵抗なく話を進めてしまうのはもともと満ち足りていたからだ。東洋哲学のお勉強にも◯。 pic.twitter.com/4Lquf8ilk6
ほぼほぼ期待していなかったのにぶっ刺さりすぎた作品No.1。
同時期を過ごしたスターは代えがきかない。剛がそれを証明した。
No.25
十一人の賊軍:50点
【新作映画短評】#十一人の賊軍
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) November 3, 2024
受け身になるしかない舞台設定と十一人の関係性はそりゃそうなるしかないし、手を変え品を変え迎撃はしているものの闘うための動機づけが作劇上強くないので乗り切れなかった。なんせ長いし、白石和彌のマジメさがよくない方向に振れた。良さはわかるが好きじゃない。
ちょっとちぐはぐで、スケールが大きい割に戦法がせせこましく映った。
同じ系統なら野村萬斎主演の「のぼうの城」を推したい。
No.26
ノーヴィス:55点
【新作映画短評】#ノーヴィス
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) November 5, 2024
孤高の主人公とイザベル・ファーマン力でむりやり駆け抜けた感が強い。
想像以上に小さな世界の話だったからというよりは、あまりにも地味な舞台設定、暗いからよくわからんし、編集はチャカつかすわスローやわの緩急が好かないし、音楽も楽曲はイマイチでノリ切れず。 pic.twitter.com/jOvqoT7lRr
面白さはわかるけど、好き嫌い的に嫌い寄りになってしまった。
終始、画が暗すぎて何をやってるのかわかりにくいところがある。
No.27
本心:80点
【新作映画短評】#本心
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) November 10, 2024
AIとデジタルが人の心にも介入する未来を描くが、格差という側面から捉えると現代で起きていることそのものと言える。
湧き立つ感情ですら、本心として表出するか否かを格差という外部要因によって決定づけられる世界こそディストピアではないか。今ならまだ間に合う気がする。 pic.twitter.com/vpyJVHkdYP
近未来の話だが、現実のひどさの方が上回ってしまって若干勿体ない。
それでも、三吉彩花ひとりで観に行く価値がある。
No.28
アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師:90点
【新作映画短評】#アングリースクワッド
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) November 23, 2024
痛快娯楽作ど真ん中。気持ちがいい。
アバンタイトルが出るまでのタメとそこからの積み重ねが豪快かつ丁寧で面白と興奮が自然と加速する。大金現ナマ強奪のダイナミズムもバッチリ。何より監督の礎ともいえる演劇にフォーカスが当たるのもエモい。最高だった。 pic.twitter.com/1ZVoUMGKgf
痛快娯楽作。超気持ちいい!
良い興行を観た、という感覚を味わいたいならぜひとも!
No.29
ドリームシナリオ:50点
【新作映画短評】#ドリームシナリオ
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) November 28, 2024
全く意図せずミーム化しちゃって不条理に巻き込まれるオジサンをニコラス・ケイジが面白おかしく演じている。大学教授なのになかなかのボンクラ男なので、そんなわけあるか!と思いながら観てたら案の定のA24。こことは食い合わせが悪い…。ただ着地は良かった。 pic.twitter.com/kM14OwHFsh
不条理を描きたい!が先行しすぎるA24との溝は深まるばかり。
【考察しがいがある】は映画の本質的な価値ではない。
No.30
雨の中の慾情:91点
【新作映画短評】#雨の中の慾情
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) December 1, 2024
クラクラするほどの素晴らしい映画体験。いきなりド級の性愛描写からスタートし、どんな話か予測させる気も分からせる気もないまま駆け抜ける。
デタラメなつげ義春世界を美しく力強い映画に仕立て上げた片山監督は本当に映画に愛されている。未だ夢の中にいるようだ。 pic.twitter.com/Dlr1kicWn9
片山監督の新境地。どアタマからとんでもない描写にノックアウト!
良さをどう説明したらいいかわからないけど、とにかく好きな映画。
No.31
正体:10点
【新作映画短評】#正体
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) December 2, 2024
ひどい映画だった。
どんな目に遭っても男前には全てが追い風になる、超ルッキズム助長映画。
アホな演出、いい加減な事実関係、単一的な善悪描写、そして何よりも鼻持ちならないのがこの事態を招いた根源であるマスコミが嬉々として冤罪をエンタメ消費していることだ。最悪!
ボロクソに貶しましたが、原作が持つパワーは感じ取れています。
それだけにやれることをやれていない取組み姿勢にブチギレたのです。WOWOWドラマ版は◎
No.32
ザ・バイクライダーズ:90点
【新作映画短評】#ザ・バイクライダーズ
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) December 9, 2024
味わい深い良い映画だった。傑作。
いい加減なのに魅力的な男を演じたオースティン・バトラーは間違いなくアカデミー主演男優賞レベル。義兄弟として結束するトム・ハーディもまた大きな存在感で包み込む。
60〜70年代のアメリカの空気を感じられるのも貴重。 pic.twitter.com/gqgf8rzUej
自分とは似ても似つかない人たちの話で郷愁を感じさせるのは良い映画の証。
オースティン・バトラーとトム・ハーディ、この並びだけで泣きそう!
No.33
どうすればよかったか?:85点
【新作映画短評】#どうすればよかったか
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) December 12, 2024
非常に心苦しい映画でした。
まずは人生を賭すつもりでカメラを向けた藤野監督と了承した関係者様に感謝。
タイトルである問いの答えが明白であることは確かであり、一生解消されることのない問いであることもまた確かである。貴重な映画体験に違いない。 pic.twitter.com/VldNniWDbd
先日、妹からこの映画について聞かれたぐらい、映画ファン以外にも評判が届いている。
人生を賭すつもりで自身の家族の負の側面を世に放った藤野監督の勇気に感謝。
No.34
はたらく細胞:70点
【新作映画短評】#はたらく細胞
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) December 15, 2024
年の瀬映画として万人におススメできる内容。人体の仕組みをテーマにしているので全世界に展開できるほどのポテンシャルも持っている。本作こそハリウッドリメイクを希望。
難病モノにすることも表現の幅が拡がるという意味で好転するのも面白い。とにかく芦田愛菜!! pic.twitter.com/2EXTXf23pg
万人におススメできる年の瀬映画としてこれ以上ない作り。
紋切り型の人間パート話で、ド級の感動を生む芦田さんの地肩の強さに驚愕!
No.35
スピーク・ノー・イーブル 異常な家族:85点
【新作映画短評】#スピーク・ノー・イーブル
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) December 17, 2024
あの「胸騒ぎ」の大筋は変えずも、大胆な新解釈でハリウッドアップデートした快作!
何もかもあけすけなジェームズ・マカヴォイがその魅力で、家族も観客も虜にしていくさまは不快を通り越し、逆に痛快。
細かい設定変更も◎。全てのブラムハウスに感謝! pic.twitter.com/zOAo0jcUIS
#1「胸騒ぎ」のリメイクとして、変化も継承も楽しめる素晴らしいデキ。
邪悪なはずなのに憧れを抱いてしまうマカヴォイのいで立ちに酔いしれろ!
No.36
私にふさわしいホテル:95点
【新作映画短評】#私にふさわしいホテル
— 近鉄太郎 (@egoma_senbei) December 31, 2024
文芸版「地獄でなぜ悪い」。今年を締めくくるにふさわしい傑作邦画。今まで苦手だった過剰な堤演出にふさわしい題材があった喜びと主演のんの輝きが眩しい。
ここまでのハイテンション荒唐無稽コメディを全力で走りきった関係者の皆さんに感謝!ありがとう〜! pic.twitter.com/VFnzvIKntM
本年度ラストに傑作がキターーー!!!
ハチャメチャキャラをハイテンションで演じきったのんに大拍手!!!
以上です。
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ご拝読、ありがとうございました。