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#稀晶石

木ノ戸久仁子個展『続・世界石化計画』

木ノ戸久仁子個展『続・世界石化計画』



人間が作ったものを未来の何かはどう見るのか?
本当にやきものは残るのか?

形あるものとして永久に残る可能性について、陶素材はとても有力です。
人間が作ったとは簡単に断定できないものが未来でどうやって処理をされるのか、考えるだけでワクワクします。
この共犯者のようなものに、もし誰かがなってくれたらその可能性はもっと広がります。

大人になったら絶対に何かの研究をして暮らそうと思っていました。

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石と表象としての世界

石と表象としての世界

タイトルは数年前に思いついてしまったけれども、単なる駄洒落のようになってしまうので頭の奥にしまい込んでいたものだ。
しかしながら、木ノ戸久仁子さんの2024年最新モードである個展『アーティファクト』に足を運んでみたところ、ショーペンハウアーの言う「意志」と木ノ戸さんの「石」はやっぱり近しいのではないかと思い至ってしまった。
そして石であるそれぞれの作品には、全てにそれぞれの世界が成立していて、本当

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