うつわが小さい。
オットが仕事帰りにおみやげを買ってきてくれた。
遅い時間のこと。開いてるのはコンビニだけ。
きっと、さいきん、ちょっと、元気がないわたしを思ってのことだろう。
「〇〇には豆大福だよ」息子は和菓子男子。
「ひらりには、これ!」
らんらんと目を輝かせながら、わたしはオットに近づいた。
“ハ“で始まって“ツ“で終わるメーカーのもの。
わたしがアイスを買う時は、真っ先に飛びつく
ブランドのもの。
オットが選んできたのは「バニラ」だった。
「あ、ありがとう。あした食べるわぁ」と、わたしは答えた。
こんな時、心から真実の「ありがとう」が言えて、
「とても感謝しました」と、ここに書けたならどれだけよかったかと思う。
だけど。
調べてもいないのに、わたしの頭とココロの中は
「期間限定のはなかったん?」とか、
「なんか、もうちょっと、ひねりないん?」とか、
「あえてのバニラ?わたし買ったことないし!」
で、埋め尽くされた。いっぱいだった。
はぁぁ。マコトに残念なわたし。弱ってる時でも
食い意地がまさってるし、よくばり。
でも言い訳すると(この後に及んで自分を擁護)
昔なら、もっと若い頃なら、わたしは、この心の声を、クチに出してた。そして、言い争いからの
後をひく大げんかに発展したことも多々。
だからすこしだけ、修行を積んだんだと思いたい。
フウフが一緒にいることって、難しいのか、
簡単なのか、しんどいのか、ラクなのか、今もってわからない。トケナイナゾ。
気遣いのシーソーをゆらゆらさせながら、
くらしているんだと思う。
そんなこと考えてたから、きのう、アイスをたべてたわたしは、たぶん、真顔。
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