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『買い物の未来—小売・流通業界が切り拓く新時代』調査ノート小売・流通シリーズ最終話全6話
「これからの買い物は、ただ商品を買うだけじゃありません。AIが選び、サステナブルに消費し、デジタルが体験を変える時代に突入しています。私たちの暮らしがどう変わっていくのか、小売・流通業界の最前線を一緒に探ってみましょう!」
各業界のまとめはこちらから👇
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特別編.飲食業界 ファストフード編
小売・流通業界シリーズ
『買い物の進化—小売・流通業界の未来を探る』
1話目はこちらから👇
①『買い物の裏側へようこそ—日本の小売・流通業界を紐解く』
②『イオン—地域とともに成長する“暮らし密着型”の巨人』
③『セブン-イレブン—24時間の挑戦と革新』
④『ZOZOTOWN—ファッションECが描く“新しいクローゼット”』
⑤『ニトリ—お、ねだん以上の秘密を探る』
⑥『買い物の未来—小売・流通業界が切り拓く新時代』
全6話でお届けします!
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「私たちの日常になじんだスーパーやコンビニ、百貨店、ECサイト、専門店。実はその背後には、絶え間ない変化と進化のドラマがある。」
そんな言葉を思い浮かべながら、私は今回の「小売・流通編」最終話を書き始める。これまでの連載では、イオン、セブン-イレブン、ZOZOTOWN、ニトリなど、多彩な企業を取り上げてきた。どの企業も一見するとまったく業態が異なるようでいて、顧客ニーズを捉え、地域社会やグローバル市場とのつながりを深め、テクノロジーを活かしてビジネスを変えていく姿には共通点がある。今回の最終話では、その共通点と違いを整理しながら、これからの小売・流通業界が直面する課題とチャンスを浮き彫りにしてみたい。さらにAIやロボティクス、デジタル技術による未来型店舗の可能性を考え、業界を目指す読者に向けたキャリア形成のヒントを提案したい。
この夜も私(ユキ)は、自宅のテーブルでパソコンを開き、いつものように“うさぎ先生”と会話をしながら原稿をまとめる。先生は闇の組織によってウサギの姿に変えられてしまった元大学教授で、マーケティングやビジネスモデルを深く研究してきた博識な相談相手だ。今回も先生がソファから耳をピョンと動かしながら、「ユキくん、ここまでのシリーズを振り返ってみると、興味深い共通点がいっぱいあるね。どんな切り口でまとめようか?」と問いかけてきた。私は「そうですね。まず“イオン、セブン-イレブン、ZOZOTOWN、ニトリ”それぞれが成功してきた要因と、それぞれに固有の強み・課題を並べてみましょう」と返しながら、今回の構成を思い描く。
1. まとめ:これまで紹介した企業の共通点と違いを振り返る
1.1 巨大チェーンからECまで、業態の違い
まず振り返ると、イオンは総合スーパー(GMS)やショッピングモールを全国展開し、地域密着戦略や環境・社会貢献を重視してきた。一方、セブン-イレブンはコンビニエンスストアとして、24時間営業やフランチャイズモデルを通じて圧倒的な店舗網を築いた。また、ZOZOTOWNはEC専業のファッションプラットフォームとして、オンライン上で豊富なブランドを揃え、サイズ測定テクノロジーや独自のマーケティングでユーザーを魅了。ニトリは家具・インテリアを低価格かつ品質・デザイン面で充実させるSPA(製造小売業)モデルで躍進した。
先生は耳を揺らしながらこう言う。「業態はバラバラに見えるが、共通しているのは“より良い買い物体験”を提供するために工夫を重ねている点だ。イオンはモールで地域とつながり、セブン-イレブンは店舗網と商品開発で24時間の便利さを追求した。ZOZOTOWNはオンラインでファッションを変え、ニトリは家具の民主化を進めている。どれも消費者目線を徹底した結果なんだよね。」
1.2 デジタル活用の先駆者たち
4社ともITやデジタル技術を積極的に活用してきた点が、成功を裏づける要素として目立つ。イオンはPOSシステムやネットスーパー、電子マネー導入などでDXを進め、セブン-イレブンは早くからPOSシステムを大規模投入し、フランチャイズのオペレーションを標準化した。ZOZOTOWNはECプラットフォームのUI/UXにこだわり、個人のサイズを測る“ZOZOSUIT”でオンラインファッションの課題を解決しようとした。ニトリもSPAモデルをデータ管理と組み合わせ、物流や在庫を最適化している。
私が「デジタルが進んだ今、小売・流通は大きく変わり続けてますよね。イオンもセブン-イレブンもECとの連携強化は避けられないし、ニトリもオンライン接客を充実させてます」と言うと、先生は「そうさ。店舗とオンラインの融合が進む“OMO(Online Merges with Offline)”が当たり前になる。各社がどうシームレスな体験を提供するかが、これからの勝負だね」とまとめる。
1.3 地域貢献や社会課題への対応
もう一つの共通点は、地域や社会との共生を強く意識している点だ。イオンはショッピングモール開発で地域経済活性化を図り、セブン-イレブンは災害時の物資供給や地域イベントへの協力、ニトリも郊外型店舗で雇用を生み出し、ZOZOTOWNはアパレルブランドを支援してオンライン販路を拡げるなど、それぞれに社会課題へアプローチしている。先生いわく、「大手流通企業だからこそ、社会インフラに近い役割を担い、サステナビリティや地域活性化に貢献できる力がある。それをどこまで戦略的に取り組むかが今後さらに問われるんだ」と耳を動かして語る。
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2. 課題とチャンス:EC市場の成長、サステナビリティ、少子高齢化への対応を整理
2.1 EC市場の成長と競争激化
コロナ禍をきっかけにEC化率が急上昇し、オンラインで買い物するのが当たり前になりつつある。この流れはスーパーマーケットやコンビニの生鮮品、惣菜、日用品にも波及しており、イオンやセブン-イレブンもネットスーパーや宅配に力を入れ始めた。ZOZOTOWNのようなファッションECも、ユニクロ、Amazon、楽天など競合がひしめく状態だ。先生は「ECの成長は消費者にとって選択肢が増えるメリットがあるが、小売企業にとっては激しい競争を意味する。送料やスピード配送、返品対応などコストもかかるし、何より“店舗をどう活かすか”が問われているね」と指摘する。
私も「店舗とオンラインの両方をバランスよく強化しないと、ユーザーに忘れ去られてしまうかも……。OMO施策や店舗での体験価値が鍵になりますね」と思う。
2.2 サステナビリティと環境への配慮
小売・流通業界は大量生産・大量流通・大量廃棄の構造を抱えており、食品廃棄や包装材の削減などサステナビリティの問題が顕在化している。イオンやセブン-イレブンはレジ袋削減やフードロス対策、ニトリやZOZOTOWNも環境配慮型素材やリサイクル施策を導入しつつあるが、まだ課題は大きい。先生は「各社はCSR(企業の社会的責任)やESG投資の観点で環境対策を強化している。廃棄ロスの削減や再生可能エネルギーの利用が進めばコスト面でもメリットが出る可能性があるから、“サステナブル×ビジネス”を両立できるかが焦点だね」と補足する。
私が「デジタル化が進めば在庫管理や需要予測がさらに正確になり、結果的に廃棄を減らせるメリットもありますよね」と尋ねると、先生は「その通り。DXがサステナビリティと直結するケースが増え、持続可能なビジネスモデルを作る好機になるだろう」と答える。
2.3 少子高齢化と地方の衰退
日本の人口減少や高齢化も、小売・流通業界が無視できない問題だ。高齢者向けの宅配サービスや、地方店舗の集約や閉店などが現実化する中で、地方の商業インフラが維持できるかが懸念される。先生いわく、「イオンモールが地方都市の核になり、地域コミュニティを形成する例もあるが、一方で中心部のシャッター街がさらに進む恐れもある。コンビニも高齢者向けサービスや深夜営業見直しなどを模索していて、将来的には多機能化が進むかもしれないね」と耳を立てて語る。
私も「ECがどんどん便利になると、地方の実店舗が生き残れるのか、悩ましいですよね。でも逆にネット通販が届きにくい山間地などではリアル店舗が最後の砦かもしれない。これもビジネスチャンスといえそう」と考える。先生は「そうさ。少子高齢化が進むほど、地域にとって必要なサービスを提供できる企業が強みを発揮する。いかに地域コミュニティと連携できるかが鍵だろうね」とまとめる。
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3. 展望:AI、ロボティクス、デジタル技術を駆使した未来型店舗の可能性を分析
3.1 AIによる需要予測・パーソナライズ
これまでの回でも触れたように、AIが小売・流通業界を大きく変える可能性がある。セブン-イレブンやイオンがPOSデータを分析し、品揃えや発注量を最適化するのは既に当たり前になっているが、今後はパーソナライズの深化が期待される。先生は「ユーザー一人ひとりの購買履歴や嗜好、SNSデータまでも統合し、‘この時期にはこれを買いそう’と予測してクーポンを配信したり、OMOで店舗に来店した際にAI店員がサポートしたりする世界が近いかもね」と耳を動かす。
私が「ファッションECのZOZOTOWNでAIレコメンドが進んだように、スーパーやコンビニでも個別に提案が出るんですね。朝にスマホ通知で‘今日は野菜の買い足しがお得です’とか……すごい時代」と感嘆する。先生は「データ活用が進めば廃棄ロスも減らせるし、店舗側の品揃え精度も上がる。ユーザーは必要な物を最適なタイミングで得られるから便利だろうね」と語る。
3.2 ロボティクス・自動化とスマートストア
倉庫や仕分け工程でのロボット活用は既に拡大しているが、将来的にはスマートストアや無人店舗の形態が増える可能性がある。先生は「Amazon Goのようにレジなし店舗を実験している例もあるし、日本でもコンビニやスーパーが夜間無人化を検討している。ニトリやイオンでもセルフレジやロボット接客の導入が進み、従業員の負担を減らしつつ顧客利便を上げられるかもしれないね」と分析する。
店舗の棚卸や清掃、品出しをロボットが手伝うケースも想定され、物流の“ラストワンマイル”も自動配送やドローン配送が導入されるかもしれない。私が「そうなると人間の店員さんは減ってしまうのでしょうか」と尋ねると、先生は「単純作業はロボットやAIに任せ、人間は接客やコーディネート提案、コミュニティ形成など“人間ならでは”の価値提供にシフトする可能性がある。特に高級路線や専門知識が必要な店舗では、人間の存在がさらに際立つかもしれないね」と耳を立てる。
3.3 消費者体験の新次元へ—AR/VRやメタバース
さらに先を見れば、AR/VRやメタバースでのショッピング体験が現実味を帯びてきている。先生は「ファッションECはバーチャル試着、インテリアならARで部屋に家具を配置して確認など、既に導入され始めている。これがさらに進化すれば、メタバース上で店舗を歩き回り、そのまま決済して翌日届く、なんて形が普通になるかもしれない。ユニクロやニトリがメタバース内に仮想店舗を出す未来も十分あり得る」と予想する。
私も「アバターでバーチャルモールを散策し、イオンモールのようにフードコートや映画館まで擬似体験できるかもしれませんね。実際にその映画をVRで見るのかリアルで見るのか……想像が膨らみます」と盛り上がる。先生は「OMOどころじゃなく、オンラインとオフラインの境界があいまいになり、“買い物”という行為そのものが新しいエンタメに進化する可能性がある」とまとめる。
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4. 読者へのメッセージ:小売業界でのキャリア形成の魅力と、進化する業界の中で自分をどう活かすかを提案
4.1 多様な職種とスキルセット
小売・流通業界は非常に多様な職種を抱えている。店舗運営や接客、バイヤー、MD(マーチャンダイザー)、ロジスティクス、IT・DX部門、マーケティング、ECサイト管理……。大企業ならば海外展開やグローバルサプライチェーンに関わるチャンスもある。先生は「小売は‘販売員だけ’じゃなくて、本部職をはじめ、商品企画やデータ分析、ITシステム構築など多面的なキャリアパスがある。これからはAI人材やデジタルマーケティングのプロも求められるから、変化を好む人には面白い業界だよ」と耳を立ててアドバイスする。
さらに、コンビニなら店舗経営のノウハウを学ぶフランチャイズオーナーの道もあるし、EC専業ならデザイナーやエンジニアとして創造的な仕事をする人もいる。私が「製造業やIT業界に比べて堅実で地味なイメージもあるかもしれませんが、実際はDXや海外進出など最先端の取り組みが多いですよね。若いうちから大きいプロジェクトを任される可能性もありそう」と言うと、先生は「そうだね。業界を変える革新的なアイデアを持つ人材がまさに求められている。店舗改革やデジタル活用で新しい価値を生み出す余地はまだまだ大きいさ」とまとめる。
4.2 ローカルからグローバルまで—自分の得意分野を活かす
小売企業は地域コミュニティと深く関わるため、ローカル志向の人にとっては町おこしや地方創生の手法として腕を振るえる領域だ。一方、大手チェーンやEC企業では海外展開に携わる機会も多く、グローバル志向の人は海外駐在や国際物流のマネジメントに挑める。先生は「要するに多面性がある。人と接するのが好きな人は接客で輝けるし、データ分析好きな人はPOSやAIで力を発揮できる。ITエンジニアはECやDXを推進できるし、地域活性化をしたい人は地方店舗の開発に関われる。自分の興味と強みを掛け合わせると、いろんな可能性が広がる」と耳を動かして楽しそうに言う。
私も「確かに。私も販促の仕事でチラシ作りやデータ分析を少しかじったけど、これが全国規模の小売だと桁違いのデータが動くんですよね。それを戦略に落とし込むのって面白そう」と強く思う。
4.3 技術の進化に合わせて自己成長を追求
小売・流通は技術進化がダイナミックで、EC化やAI化、ロボティクス導入など変化のサイクルが早い。逆に言えば、常に学び続ける姿勢を持つ人にとって、大きく成長できる業界ともいえる。先生は「店舗マネジメントや在庫管理の基礎を学んだ後、DX部門でシステム構築に関わるなどキャリアチェンジも可能だ。将来的にはメタバースでのバーチャル店舗運営が当たり前になる時代が来るかもしれない。そのときに柔軟にスキルをアップデートし続ける人は重宝されるね」と語る。
私が「最初に店舗に配属されても、将来的にIT関連や海外事業に移るチャンスがあるってことなんですね。大企業の総合職ならその道もあるし、中小でもEC強化でデジタル人材を採用しているケースもある。確かに幅広いポジションがあるから、飽きることなくキャリアを積めそうです」と思い当たる。先生は「まさに、その視点が重要だね。業界全体が変わる中で、自分もどんどん新しい役割を見つけられるわけだ」と笑う。
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うさぎ先生との夜更かし対話—「買い物のその先へ」
夜も遅くなり、私は「小売・流通編」の原稿を一通り確認し終える。4社(イオン、セブン-イレブン、ZOZOTOWN、ニトリ)を中心に、いろんな角度から業界を見渡せたし、最後に“未来の買い物”をざっくり描けたと思う。「先生、これで小売・流通編の最終話はまとまりましたかね?」と尋ねると、先生はソファで毛づくろいをしながら「うん、いいんじゃないか。イオンでの地域密着や巨大モール戦略、セブン-イレブンでの24時間革新、ZOZOTOWNでのオンラインファッション革命、ニトリの家具SPAモデル――どれも特徴的だったし、小売・流通の今後を考えるうえで示唆が多かったと思うよ」と答える。
「それぞれの企業が違う方法で消費者のニーズに応えつつ、テクノロジーや社会変化に柔軟に対応してきました。今後はキャッシュレスやAI、メタバース、ロボットなど、さらに進化が速そうですね」という私の言葉に、先生は「その通り。だからこそ、新しいプレイヤーが入ってきたり、大手同士が協業・合併したりする可能性もある。消費者がどんなライフスタイルを求めるかによって業界の形がまた変わるはずさ。そこに携わる面白さが小売・流通にはあるんじゃないかね」と耳を動かす。
「いやあ、振り返ってみると、製造業編やIT・通信業界編にも通じる部分が多いけど、やはり小売・流通は“生活そのもの”に直結してるから視点が広がりますね」と私がしみじみ言うと、先生は「うん、それもライフスタイルや地域コミュニティまで含めてデザインする仕事だから。そこに人々の暮らしを豊かにする大きな可能性があるんだ」とまとめる。そして私は深夜の部屋で「これで小売・流通編もひと段落だなあ」と感慨深く思いながら、パソコンを閉じて眠りにつくのだった。
専門用語の解説
OMO(Online Merges with Offline)
オンラインとオフラインの垣根をなくし、一体化した購買体験を提供する概念。小売・流通業界ではECと実店舗を連携し、顧客の利便性を高める施策が盛んに行われている。CSR(企業の社会的責任) / ESG投資
CSRは企業が社会や環境の課題に取り組む責任を指し、ESG投資は環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮する企業へ投資資金を振り向ける動き。小売企業もこの考え方を重視している。サプライチェーン管理(SCM)
調達・製造・物流・販売までを一元管理し、在庫コスト削減や需要予測の精度向上を図る技術・手法。イオンやニトリなど大手チェーンが独自のSCMを構築している。PB(プライベートブランド)
小売企業が自社企画・製造・販売するブランド商品。イオンの「トップバリュ」、セブン-イレブンの「セブンプレミアム」、ニトリのオリジナル家具などが典型例。価格競争力や差別化に寄与。試着の壁
ファッションECが抱える難題のひとつ。サイズやフィット感が分からないため、返品・交換が増えるリスクがある。ZOZOTOWNの「ZOZOSUIT」はこれを解決しようとするアプローチ。ロボティクス
倉庫や店舗での作業を自動化・省人化するためのロボット活用。品出しロボットや自動搬送車、無人レジなどが一例。小売・流通業の人手不足や長時間労働問題を解決する可能性がある。メタバース
仮想空間でユーザーが交流し、経済活動を行う概念。小売・流通企業がメタバース内に仮想店舗を出し、3Dアバターで買い物できるサービスが将来登場するかもしれない。
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次回予告
「小売・流通編」の最終話となる今回は、『小売・流通業界の未来—買い物のその先へ』をテーマに、これまで登場した企業(イオン、セブン-イレブン、ZOZOTOWN、ニトリ)の共通点や違い、そして業界全体を取り巻く課題・チャンス、技術革新による未来像などを俯瞰した。いずれも“消費者の生活を豊かにする”という信念を掲げ、地域貢献やサステナビリティ、DXの追求に力を注いでいる。
次回は新しいシリーズに移るか、これまでに取り上げられなかった別の視点を深掘りするか、まだ未定だが、私と“うさぎ先生”の探求はまだまだ続いていく。製造業やIT・通信とも深く関連する小売・流通の世界が、今後どのように変貌していくか――ECやAI、メタバースが交差する未来はすぐそこまで来ているかもしれない。
読者の皆さんもぜひ、近所のスーパーやコンビニ、ショッピングモールなどを観察し、ECサイトやアプリを使って買い物してみて、「企業がどう工夫しているのか」「技術や社会課題にどう対応しているのか」を考えてみると面白いはずだ。消費行動を通じて業界の変化を肌で感じることが、小売・流通の本質を理解する近道になるかもしれない。
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◯マーケティング基礎編シリーズ
1週目:WEBマーケティング編
2週目:顧客心理編
3週目:SNS拡散編
4週目:コミュニティ編
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