私は、この貼り紙をする心情に共感します。私は観光地の蕎麦屋で仕事をしていたので、外国人観光客が増えれば増えるほど治安が悪化すると、データより実感として知っていました。
外国人を否定するつもりはありませんが、文化や価値観などの相違によって、治安が悪化してしまうのは事実です。
今日はそのことについて、データも踏まえて解説していきたいと思います。
昨今、日本各地でオーバーツーリズムに悩まされています。これは日本語で「観光公害」と言い、国際的な社会問題となっています。
ワイドショーでは、この問題における日本のことばかりが取り上げられていますが、ヨーロッパ辺りでもオーバーツーリズムが問題になっています。
外国人観光客向けの商売が観光地で盛んに行われる影響で、現地住民が買いにくい価格にまで高騰する。この現象は、日本でも起きています。
有名なのは、2024年の流行語にも選ばれた「インバウン丼」です。
物価だけでなく、地価も高騰します。
日本人でもそうですが、海外旅行に行けるのはお金に余裕のある人。「せっかく来たのだから」と、高価なものでも購入してくれます。
消費財だけでなく、土地や建物も、外国人が購入しています。
例えば、東京には億ションが建ち並んでいますが、中国の富裕層が別荘として買っている場合も多いです。
日本にたくさんお金を落としてくれることは、良いことのように思えます。しかし、地域住民を苦しめている事例も忘れてはいけません。
宿泊客が増加した分、需要の高まりに応じて宿泊料金は上がります。
出稼ぎに来た人は賃貸に住みますが、そういった外国人が増えると家賃も上がります。そうすると、元々そこで暮らす人の家計を苦しめることとなり、場合によっては追い出されます。
日本人が追い出され、外国人が住んでいる。おかしいと思いませんか?
昨今、「民泊」が日本でも解禁され、外国人観光客向けに部屋を貸す人が増えました。その影響で、近所に住む一般人にまで、迷惑が及ぶようになったのです。
民泊のみならず、日本に住みたいという外国人の需要もあります。そういった様々な原因により、家賃が上がっています。所によっては倍額になり、地域住民が引っ越さなければならない自体に陥っているのです。
本来は日本人が住んでいた場所が、外国人に取られている現状。これは、日本の存続に関わるのではないでしょうか?
なぜ、このような自体になってしまったのか?
それは、円安だからです。
日本は、外国人観光客からすれば、どこもかしこも常に半額セール。各国の富裕層がなだれ込み、別荘を買ったり、移住までする人もいます。
そんな外人は、過去最多を記録。
観光地周辺にいる住民の許容範囲を超え、実害が出ています。
有名なのが、京都の「舞妓パパラッチ」です。
外国人観光客からすれば、舞妓さんは日本を象徴する人物で、観光に来たからにはカメラに収めたい存在。舞妓さんに許可を撮っているならまだしも、盗撮されることが多々あるそう。
撮られるのを拒んで逃げたら追いかけられ、人によっては裾や帯を掴んで強引な手段に出る人もいます。
舞妓さんが着ている着物は何百万もします。外人に着物を掴まれて破られたり傷つけられたら、数百万の被害が出る。しかし、走って逃げられたら、着物姿じゃ追いかけられない。
この着物代は、誰が負担するんでしょうか?
日本の治安を悪化させているだけでなく、景観を汚しているのです。
有名なのが、「富士山ローソン」です。ローソン付近に座り込んだり、ゴミを散らかして街を汚す様子は、ワイドショーでも取り上げられて有名になりました。
「金持ちの外人がいっぱいお金落としてくれるなら良いね」だけで済ましてはいけない問題になっているのです。
この問題に、どう対処すればいいか。対策の1つとして考えられるのは、「デモなどの抗議活動」をする。
これは、日本同様オーバーツーリズムに苦悩する、ヨーロッパが取った手段です。
もしくは、外国人でも高価に思うほど値段を釣り上げ、日本人だけ安価に設定する。
他にも「マナーの啓蒙」などありますが、奈良に集まる外国人を見ると、意味があるとは思えません。
なので、入国税などで日本に入る人を制限をするなどの、強制力ある対策が求められています。
今のままでは、治安の悪い移民大国になりかねません。
そのような事態を防ぐ為、オーバーツーリズムについて詳しく学びたい方は、こちらの本がオススメです。
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