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cocoroharada1024
仮面ライダーのアニメ化 『風都探偵』を観ました。
仮面ライダーWは元々人気が高い作品。
「ミステリーと仮面ライダーがコラボする」、「約半年しか放送しない」という斬新さもありながら、「2人で1人の仮面ライダー」、「風の力で変身」という原作リスペクトも兼ね備えている。だから今回、漫画化とアニメ化に繋がったと思う。
アニメ版は本当に良かったよ。アニメならではの派手な作画。特に、オーロラ・ドーパントの演出が綺麗で、とっても素敵だった。
また、脚本が濃密。ドラマ版よりもミステリー要素が濃く、犯人は誰かと考察しながら楽しめる。
特に、7話から9話までのアルコール・ドーパントの事件なんて、めちゃくちゃ面白かった。スーパーヒーロータイムじゃ出来ない設定で、漫画やアニメだからこそ出来る要素ってのが良い。
さらに、描写が大人向けなのが、私の好みに合っている。
掲載が青年誌であるためテレビシリーズでは不可能だった女性の裸体描写や人体の損壊描写も盛り込まれ、実写では特撮でも実現困難なデザインのドーパントが登場するなどの差異も散見される。
特に評価すべきなのが、ちゃんと物語が続編になっている事。オリジナルの世界線ですると、Netflix版DEATH NOTEみたいに、賛否両論になるだろうね。
特に仮面ライダーWは人気作品だから、ファンから叩かれる事は容易に想像できるだろう。
そう思うと、風都探偵はやっぱり神作品だね。
『ハイドープ』とか、ドーパントの変身ベルトに裏風都など、オリジナル設定も興味をそそる。
今度の映画化も、楽しみだね。
劇場版で描かれるエピソードは「ビギンズナイト」。仮面ライダーWが誕生したその夜、翔太郎とフィリップ、そして鳴海荘吉の身に何が起こったのか、実写版で語られなかった真実が明かされる。