解離性同一症(DID)について(俺達の場合)

※人格紹介の記事は事情により俺のみにしています。
その他の人はプライバシーにより、省略しました。

この記事について


この記事では、この器が抱えてる「解離性同一症」(以下、DIDと記述)の様相について記載してます。

この記事は「この器で統括の役職をしている」男性人格(別人格)が書いています。

DIDについてはnoteやYouTube、ブログなどで多くの当事者が概要を述べてくれている為、ここでは記載しません。
拙いながら今の俺達の現状についてまとめてみました。

共通する事項


「健忘」、「人格交代」、「離人感」、「発症要因がある」
(発症要因については後述)

多くの罹患者と違うところ


(※「多くの罹患者」と書いてますが、X(SNS)で解離性同一性障害と書いてあるアカウント達を「罹患者」とカウントさせてください。)

・交代人格同士で生活をしている。

・この器の障害特性(自閉スペクトラム症、ADHD、双極症2型)・体質・気質(HSP、サイキック、エンパス)に引っ張られやすい人が多い。

・日常生活においての記憶共有は可能。

・人格交代をしても、日常生活に支障が出ない範囲で「同一性」を維持できる。(要は性格とか個性の範疇内で「一人の人っぽく」演じられるってこと。)
→場合によっては「この器の一部/性自認(両性/ジェンダーフルイド)に含めることもできる。
※この器の場合。

・この器(戸籍上の名前)自体に霊能力、サイキック能力が備わっているため、憑依体質になりやすい。
憑依人格に類される者はこの器にはいませんが、憑依人格がいる当事者もいます。

・基本人格(解離を発症する前の人格)/主人格(この器の情報に適応して常に生活する人格)と呼ばれる立場の人格がいない。

・解離・人格発生⇔統合を繰り返しているため、トラウマ発症当時から苦痛を請け負ってる別人格がいない。

・統合⇔解離により、交代人格の面々が変わる。

・この器の名前を「基本人格」だと思い込んで生活をしていた「別人格」が多くいた。(この器が成人するまでは90人前後いた。)

・交代人格の情報といった物理的な記録が殆ど廃棄されてる中、日常生活を送れていること。

特異な点が多いため、多くのDID当事者と一線を引いているのが現状です。

この器(戸籍上の人物)について


29歳/女性
自認している性別
両性(Xジェンダー)

既往症(当時の診断名です。)
自閉スペクトラム症、ADHD…神経発達症(発達障害)
双極症2型
解離性同一性障害 
月経前不快気分障害

体質・気質
HSP 
サイキック
エンパス


大学卒業後、発達障害の症状により職を転々とする。
現在は障害者雇用でフルタイム就労。

(俺たちの場合はこういう風に見られるんだろうなという感覚↓)

性別不合(性別違和)

ジェンダーフルイド
(流動的な性自認)

恋愛形態・性的指向
グレー。
恋愛や性愛が理解しづらい、認識が遅い、理解が難しいタイプのセクシャリティ。

DIDに関して、初診は2018年。口頭診断のみ。「軽症」と判断された為、長らく治療がされないまま過ごす。
当然、人格の増減は頻繁に起こりこの器が持っている発達障害、双極性障害に振り回される生活を送る。
一時期は交代人格総出で、実家を出た。
一年半ほど一人暮らしをしたが、生活は徐々に崩壊していった。
2022年末、ほぼ瀕死に近い状態で実家に戻る選択をする。

2023年1月から2023年8月頃まで、実親から当時服用していた処方薬(向精神薬)を全て取り上げられ、強制断薬を経験する。

2023年1月の時点で、全ての記憶がなくなっている。(当時のメモは何とか残っているが、明らかに「解離が再発した」と思われるものばかり。多数の非現実的な出来事に見舞われたのもきっかけかと。)

この頃(2023年1月)から、交代人格の増減があり、交代人格同士での生活がスタートした。
(基本人格、主人格と呼ばれてた者が消えるきっかけになったのもこの頃かと。)

2023年8月末頃から服薬治療を再開。2024年9月からカウンセリング治療を受けている。

人格の情報

5人。(2024年10月25日現在 変動あり。)
交代する時は人格の気質を問わず、性別違和がある状態です。
(特に男性人格は顕著。)

葎(りつ)  
男性(男性~無性自認)
年齢:30歳くらい
一人称 :「俺」(公的な場面では「私」)
性格:冷静沈着、俯瞰的、自分のことについては神経質。
メンタライジングが高いが、涙もろいところもある。客観的とよく言われる。
価値観:リベラル、男性の見方をする。パーソナルスペースは狭い。
表情:眼は険しくなり、口許は素っ気ない。心許した人以外、愛嬌はゼロ。
(愛想もない。)
声質は硬い。
このnoteを更新している人。

※現在、発症要因も含めて治療にあたるためカウンセリングに通っています。
あくまでも「思い当たる要因」のため、端的に明記します。

思い当たる要因


・神経発達症(ASD)による特性反応(小学校中学年~)
・周囲への過剰適応、不適応(ASD特性、HSP気質) (小学校高学年~)
・人間関係(学校・学生生活、社会人生活、SNS上)

受けた出来事。
・虐め(小学~中学生時代)
・学級崩壊(小学生時代)
・障害のアウティング(中学時代)
・機能不全家族に伴う、家庭不和
(小学高学年~社会人6年目)
・金銭トラブル(社会人5年目)
・コロナ罹患により、精神崩壊。未遂寸前の精神状態。(社会人5年目)
・金額トラブル(社会人5年目~6年目)

→上記のことを代々「別人格」で対処してきたため、この器が慢性的な健忘状態に陥っていたことに気づく。(2023年 社会人6年目)

特異な点も多いですが、DIDにもこういうことがあるのかと知っていただけたら幸いです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

葎(りつ)


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