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生涯現役、長寿の秘訣~泉重千代さん・エリザベス女王に学ぶ              

 120歳で亡くなる前。ギネスブックに「長寿世界一」として登録されていたこともある泉重千代さん。
 最年長を記念したパーティーで、とあるテレビ局からのインタビューで「好みの女性のタイプ」を聞かれました。
 ジョークのつもりではなく、若いころにそうだったという意味だとは思いますが、こう答えました。
 
年上の女性。
 
世界最高齢者の口から、さらに「年上」と出てきて、なんともおかしみがあって、笑ってしましました。

そんな泉重千代さんが、「ん」の一筆を書いています。 そこには、次のような願いが込められているそうです。

ん と強く、
ん と大きく、
ん と明るく、
ん と楽しく、
ん と若々しく、
ん と豊かに、
ん と健康に、
そして、
 
ん と長寿を
 
 
さらに「長寿十訓」として、次の内容を示しています。
1 万事、くよくよしないがいい
2 腹八分目か、七分目がいい
3 酒は適量、ゆっくりと
4 目がさめたとき、深呼吸
5 やること決めて、規則正しく
6 自分の足で、散歩に出よう
7 自然が一番、さからわない
8 誰とでも話す、笑いあう
9 年は忘れて、考えない
10 健康は、お天とう様のおかげ
 
 健康法などは、人それぞれの個性、合う、合わないがあるので、すべての情報を鵜呑みにして、ただ真似すればいいわけではありません。逆に、長寿の人の共通点や多くの人にとって、プラスに働くだろう内容や要素もわかってきてはいます。 

その一つが、「引退しない(働く)」ということです。

 実際、泉さん自身も、1872年(当時7歳)に砂糖工場で、動物の背に荷物を乗せて運ぶ仕事に就き、その後サトウキビ畑の農場主となり、105歳まで、98年間働いたそうです。なんと98年間現役!!

 他にも、2022年に亡くなられたイギリスのエリザベス女王も、なくなる2日前まで笑顔で公務をこなしていました。100歳近くまで、健康寿命を保ち、生涯現役であったわけです。

アメリカで100歳以上の長寿者を対象に行われた研究では、そのほとんどの人が「現在、働いている」あるいは「最近まで働いていた」という結果だったそうです。逆に、リタイア(引退)すると、寿命が5年縮まるという研究結果もあります。

 
 職種や職場環境にもよりますが、働くことで、気持ちに張り合いも生まれます。誰かに必要とされている、あるいは、誰かの役に立つということは、人の喜びの一つでもあると思います。
 また、働く中で、体も動かしますし、生活にリズムも生まれます。
 
 
 職業としての仕事でなくても、趣味や社会貢献など、「まいたの」精神~マイ楽しみ、の気持ちをもってわくわく、いきいきした日常生活につなげたいですね。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです