見出し画像

幸せメガネと不満メガネ。どちらのレンズで世界を見ていますか?

   歯が痛くなった時、なぜか急に「歯科医院」が目に飛び込んできます。
 いつもと同じ通勤コース。今まで、何度となく通ってきた道なのに。今までもずっと、そこにあったのに。歯が痛くなって、気になりだすまで、そこに歯科医院があったことに気付きませんでした。
 
 車を購入した時。
 それまでは何とも思っていなかったのに、急に同じ車種の車ばかりが目に飛び込んできます。色や形が気になりだします。

 同様なことは、いくらでも起こります。
 
 脳は、毎瞬、たくさんの情報処理をしているので、すべての情報を取り入れていてはすぐにパンクしてしまいます。なので、自分が意識したこと、「見たいと思ったこと」、心が探していることが、「見えてくる」ようにできているようです。
 
 逆に言うと、自分が今、どんな意識をもっているかで、見えてくる景色が全く違ってきます。
 別の言い方をすると、

幸せを感じるためには、「どんなメガネをかけているか」が問われます。

 こんな実験があるそうです。
 
 一つ目のグループの人に、紙に「今、欲しいもの、足りていないもの、手に入れたいこと、夢や希望」を書いてもらいます。書き出す個数は人それぞれです。中には50個ぐらい書きだす人もいます。
 そして、書き終わったら、すぐに、「自分が手にしているもの、めぐまれていると思うこと」をさっき書きだした数と同じだけ書いてくださいとお願いします。
 すると、同じ項目数書けた人は誰もいなかったそうです。
 
 二つ目のグループには、「自分が手にしているもの、めぐまれていると思うこと」を紙に書いてもらいます。そして、同じように、「今、欲しいもの、足りていないもの、手に入れたいこと、夢や希望」をさっき書き出した数と同じだけ書いてくださいとお願いします。
 すると、やはり、同じ項目数書ける人は誰もいなかったそうです。
 
 どうしてでしょうか?
 
 それは「かけているメガネ」が違っているからです。
 そう、

「自分が手にしているもの、恵まれているものを見るメガネ」か、「足りていない、手に入れたいものを見るメガネ」かです。

 
 恵まれているものを見続けるメガネをかけていると、足りていないものを見ていない、見られないので、足りないものを探せと言われても探せません。

 足りていないもの、手に入れたいものばかり見続けるメガネをかけていると、たとえ、現在恵まれているような状態であっても、そこに目がいかず、かけているメガネの効果によって、足りていないことばかりが目に入ってきます。 

 そう、かけるメガネはひとつ。
 両方同時にかけることはできません。
 また、すぐに、取りかえながら生きていくこともできません。
 メガネはひとつしかないからです。

 しかし、

別のメガネ(レンズ)に切り替えることはできます。

「幸せメガネ」は、今恵まれているものを見続けるメガネです。 そのおかげで、今ある生活を喜んだり、楽しんだりできます。
「不満メガネ」は、足りないものを見続けるメガネです。
そのせいで、人をうらやんだり、もっともっとと際限がなくなったりします。


 私は、ここ最近、この「幸せメガネ」に切り替えました。

 まだ、度があっていない部分もありますが、おかげで感謝の気持ちが湧いてくるようになりました。
 
 また、ある意味、「夢も希望もない暮らし」ですが、心はだんだんと穏やかになってきていると感じています。
 
 
 みなさんは、どんな「メガネ」をかけていますか?
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです